
2004年01月16日
年齢や肩書きなんて……
Posted by ag at 00:00/ カテゴリー: BOOK
今年の芥川賞は、「蹴りたい背中」を書いた綿矢りさと「蛇にピアス」を書いた金原ひとみが受賞した。で、ふ〜んと言いながらニュースを見ていたんだけど、その報道が年齢のことばっかりに偏っていることがすごく不思議に見えてしまう。もちろん、最年少記録だ! 若いのに偉い!って線なことが話題になるのは納得できるんだけど、それにしたってあんなに女神のごとく崇め立てなくてもいいんじゃない。ファッションモデルみたいに写真とってさ、インタビューでは、その膝の怪我はどうしたんですか? って、そんなの賞と関係ないじゃん。歳を取っている京極夏彦や江國香織にも、もうちょっと報道に時間を割いてくれたっていいじゃない。
新聞をよく見てみると、京極夏彦や江國香織にもカッコ付きでちゃんと年齢が載るのね。さらによ〜く見てみると、犯人なんかにも必ずカッコ付きで年齢が載ってる。ああ、年齢ってことのほか重要だったんだ。その人の行った行為が相応しい行為なのか、はたまた偉業なのか、子供じみた行為なのか、年齢によって評価がアップ、ダウンしたりする。京極夏彦や江國香織は歳相応で、綿矢りさや金原ひとみは偉業なんだ。50歳で殺人を起こすのは歳相応だけど、万引きじゃ恥ずかしい、って判断できるわけだ。それから、人間には肩書きも重要。小説家とか、会社員とか、無職とか、団体職員とか。小説家が文学賞取っても普通だけど、会社員が取ったら評価アップ! 無職が取ったらさらにアップ! 団体職員が……、団体職員て何だ?