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 2004年09月03日
 コトバの響き
Posted by ag at 23:55/ カテゴリー: SOCIETY

オリンピックが好きなのは、一つにいろんな国に想いを馳せることができるから。一つにいろんな民族が見られるから。一つにいろんなコトバの響きを聞けるから。

残念なことに日本語以外は喋れないんだけど、少なくとも英語であることはわかる。フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語も響きでわかるかなあ。ポルトガル語は、ポルトガルやブラジルのサッカー選手のインタビューを耳にするので、最近少しずつ耳馴染んできている。オランダ語も同じようにサッカー選手のインタビューを耳にしてはいるが、まだはっきり特長を掴めている訳じゃない。スウェーデン語は、スウェーデンに行ったことがあるので何となくわかる。ただ、スウェーデン語とノルウェー語とデンマーク語の違いはわからない。若干、ドイツ語に似ているんだよなあ、と思っていたら、「水牛のように」の中で御喜美江さんが以下のようなことを書いていた。

言葉はもちろんスウェーデン語だが、これが聞き慣れていない耳には本当におかしい。いかにも大柄・色白・金髪の響きだ。ドイツ語がゆっくりと時間をかけてだんだんラージサイズになったとする。その過程において色はだんだん薄く、表現はやわらかく、感情は2種類くらいに縮少かつ冷やされてゆくとスウェーデン語になる……なんて本には書いてないけれど、そう勝手に想像して、なるほど!と納得。

そうそう、そんな感じ。最近公開された映画『キッチン・ストーリー』を見ればわかるんだけど、スウェーデン語(またはノルウェー語)の会話はとてもやわらかく、たおやか。ただ一人、主人公の上司だけがドイツ人のようにキチキチして激昂してはいたが、その響きはドイツ語のように聞こえないこともないがそこまで硬くはない。

実際に行ってみればもっとよくわかる。ストックホルムの地下鉄に乗っていると時も、「色はだんだん薄く、表現はやわらかく、感情は2種類くらい」な感じだった。派手ではなく、騒いでいる人もなく、とてもしなやかな感じ。その時、隣り合わせた小学生くらいの男の子が日本語のテキストを開いていて、そこに絵とともに「さかな」と書いてあったのはビックリしたのを覚えている。彼にとっては、日本語はどんな響きなんだろう?

もっといろんな国に行って、コトバの響きを体験したい気分は十分にある。でも悲しいことに、金銭的余裕がないのと飛行機がダメなのがちょっと。お金なんてどうにでもなるかもしれないが、飛行機がねえ……。ゲール語やアルメニア語など、古い言語を継承している国へ行けたら良いんだけどなあ。

ag-n
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