
2006年06月18日
円山町幻花
Posted by ag at 13:12/ カテゴリー: PLAY
昨日は、昔の上司の奥さんが「劇団朋友」に属していることから、そこの公演の「円山町幻花」を見に行く。
パンフレットには、あの「東電OL殺人事件」をモチーフにした作品だということが全面的に押し出されていたが、実際に見てみるとそれはほんの一部で、全体的には円山町の雑居ビルの屋上に集う人間の群像劇だった。で、そんな群像劇ってのはやっぱり難しくて、それぞれのキャラクターのエピソードを散りばめつつ、全体としてストーリーを一つにまとめて行かなきゃならない。この「円山町幻花」の場合、それぞれのエピソードが、男女平等雇用、性的虐待、父娘関係、女性の老い、と主に女性に関するテーマでまとめあげたのはいいんだけど、そこに「東電OL殺人事件」という強烈なテーマを持ち込んだためにバランスを欠いてしまったようにも思える。この「東電OL殺人事件」のエピソードが他のエピソードとうまくシンクロしていれば良かったんだけど。父娘関係の部分は、そこをオーバーラップさせていたのかなあ。小道具の「1円玉」は、それを意味していたのかもしれないけど、ちょっと弱かった気もする。