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 2006年10月26日
 カポーティ
Posted by ag at 18:52/ カテゴリー: MOVIE_Database

カポーティカポーティ
■ベネット・ミラー
■フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリス・クーパー、クリフトン・コリンズJr.、ブルース・グリーンウッド、ボブ・バラバン、マーク・ペレグリーノ
■2005/アメリカ
■ワーナー・マイカル・シネマズ・板橋

冒頭、文化人が多く集うニューヨークのパーティ、その輪の中心でジョークを飛ばすカポーティから、ポン、と、カンザスの色の薄い風景にカットを飛ばすシーンがなかなか素晴らしい。そして、その対比は、真実と偽りの対比に呼応していく。ニューヨークの社交界がうわべだけの偽りだとすると、感情を押し殺して生きているようなカンザスの人びとが真実とでも言うような。

結局、自分は真実しか話さない、と豪語していたカポーティが、死刑囚ペリー・スミスに嘘を押し通した意味は何だったんだろう? そこに人間が介在する場合には、自分にとっての真実は必ずしも相手にとって真実とはなり得ないし、偽りは必ずしも偽りとはなり得ない。ということかなあ?

アカデミー主演男優賞を取ったフィリップ・シーモア・ホフマンの演技は、たしかに巧いとは思うけど、やっぱり無理矢理作っている感じが否めない。それよりも、ネル・ハーパー・リーを演じたキャサリン・キーナーが素晴らしい。作っている演技と自然な演技。これも、はからずも偽りと真実。

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