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 2007年04月17日
 ゲド戦記III さいはての島へ
Posted by ag at 11:51/ カテゴリー: BOOK_Database

ゲド戦記III さいはての島へ著者:ル=グウィン
翻訳者:清水真砂子
出版社:岩波書店
購入場所:古本市場光が丘店

1と2とも人間としての内面の葛藤が主題だったけど、3はいきなり“バランス”がテーマ。ある男が“不死”を手に入れようとするがために世界のバランスが崩れてしまうはなし。そうか、ジブリ版『ゲド戦記』はこの3巻をベースにしていたんだ。と、2巻を読んだときにも感じた同じ感想。つまり、4巻を読んでも同じ感想になるのかも。すべてを取り込んで一つのしたのがジブリ版『ゲド戦記』になるんだろうと思う。ただ、この3巻がメイン・ベースであることはほぼ間違いないと思う。

ネットを徘徊していたら、原作者であるル=グウィンが、そのジブリ版『ゲド戦記』の感想を述べているページに行き当たった。

http://www.ursulakleguin.com/GedoSenkiResponse.html

英語なんですごい斜め読みしかしていないんだけど、彼女は宮崎駿が監督をすることでOKをしたのに、息子の吾朗が監督することと知り、すごいショックを受けたと書いている。そして、ジブリ版『ゲド戦記』に関して言えば、不満な点を指摘しつつも、良い部分を指摘する配慮も忘れていない。普通、これだけ原作をメチャクチャにされれば不満タラタラになるのが原作者の常なんだけど、なんと懐の深い人なんだろう、と関心してしまった。宮崎吾朗に"Did you like the movie?"と聞かれて、"Yes. It is not my book. It is your movie. It is a good movie."と答えるところなんて素晴らしい! ちょっとル=グウィンのファンになるなあ、これは。

※そのあと、日本語訳のページを発見
http://hiki.cre.jp/Earthsea/?GedoSenkiAuthorResponse
翻訳って、怖い。訳し方でこんなにも印象が変わるなんて。

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