
2007年05月03日
クィーン
Posted by ag at 23:16/ カテゴリー: MOVIE_Database
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェームズ・クロムウェル、シルヴィア・シムズ、アレックス・ジェニングス、ヘレン・マックロリー
原題:THE QUEEN
制作:イギリス・フランス・イタリア/2006
URL:http://queen-movie.jp/
場所:シネ・リーブル池袋
ヘレン・ミレンのエリザベス女王って、確かに一生懸命に雰囲気を出してはいるけど、ただ単に体面を取り繕うだけの人物としてしか捉えられていなかった。ダイアナがニュース映像として登場するのと一緒で、それはあくまでも表の顔だけだった。たった一箇所だけ、立派な角を持つ牡鹿との対面場面にのみ、女王の内面を垣間見せる演技を見せる。なぜかそこにだけ“人間女王”を集約させている。それに引き換え、ジェイムズ・クロムウェルのプリンス・フィリップや、アレックス・ジェニングスのチャールズ皇太子はやたらと俗っぽい。
その雰囲気だけのエリザベス女王を雄弁に物語ってしまうのがブレア首相を演じるマイケル・シーン。何故だか解らないが、やたらとエリザベス女王の肩を持つ人物として描かれる。マスコミに叩かれた当時のエリザベス女王と、マスコミに叩かれている現在のブレア首相とをオバーラップさせているところがちょっとうまい。
この映画、スティーヴン・フリアーズなんだよなあ。もうちょっと軽快な部分があっても良かったのに。ニール・ジョーダンが『プルートで朝食を』で軽快なところを見せてビックリさせてくれたのとは反対に、あまりにも真面目なつくりなのにはちょっとビックリ。