
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、アドリアナ・バラッサ、ガエル・ガルシア・ベルナル、エル・ファニング、役所広司、菊地凛子、二階堂智
原題:BABEL
制作:アメリカ/2006
URL:http://babel.gyao.jp/
場所:ワーナー・マイカル・シネマズ板橋
この映画のような、いくつかのストーリーが錯綜しながら平行に進んでいく類の映画、例えば、ジョン・セイルズの『希望の街』とか、ロバート・アルトマンの『ザ・プレイヤー』とか、最近ならポール・ハギスの『クラッシュ』だとか、そういうの大好きなんだけど、う〜ん、今回の『バベル』の場合、その織りなす糸があまりにも直線のままだった。もうちょっと、複雑に絡み合って、意外性があったら良かったのに。
それで、日本人なんで、どうしても日本の場面が気になってしまう。
まず、若い刑事役の二階堂智は、どうしても渡部篤郎に見えてしまう。ネット上のブログでもそれが話題になている。イニャリトゥは、どこかで渡部篤郎の映画を見てるんじゃないのだろうか。渡部篤郎をキャスティングしたかったんじゃないのかなあ。違うのかなあ。
そして、役所広司と菊地凛子。ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットや、アドリアナ・バラッサと子どもたち、それにモロッコの親子のシーンはわかりすぎるほど明確に描いているのに、この日本の部分は何がなんだかさっぱりわからない。
最後の、母親の自殺の方法のやりとりにも何の意味があるのかわからない。日本では簡単に銃が手に入らないし、日本人女性が銃で頭を打ち抜く自殺をする確率は極めて低いし。
そうそう、そんな映画の出来以前に、映画を見て気持ち悪くなったという報道を最初に聞いてしまったので、そのシーンがどこなのか気になって気になって。そんな報道、いらないよなあ。純粋に映画が楽しめず。