
2007年08月30日
リトル・チルドレン
Posted by ag at 23:31/ カテゴリー: MOVIE_Database
監督:トッド・フィールド
出演:ケイト・ウィンスレット、パトリック・ウィルソン、ジェニファー・コネリー、ジャッキー・アール・ヘイリー、フィリス・サマーヴィル、ノア・エメリッヒ、グレッグ・エデルマン、ジェーン・アダムス
原題:Little Children
制作:アメリカ/2006
URL:http://www.little-children.net/
場所:シャンテ・シネ3
最近は、ニュースを見る度に閣僚や官僚が糾弾されていて、とてもイヤな気分になる。それは、どちらかというと、不正を働いた閣僚や官僚に対して憤るのではなく、それを情報として公開しているマスコミに対して、なんだと思う。もちろん閣僚や官僚が悪いことをしているんだろうけど、そのすべての悪行をあからさまにすることにどんな意味があるのだろうかと思ったりしてしまう。
というようなことを、なぜかこの映画を見ていてぼんやりと思い浮かべてしまう。
性犯罪の前科があるというだけで忌み嫌われて、その実、誰もが忌み嫌われるようなことを隠れてやっていたりする。忌み嫌われることをしない人間はどうかというと、とても窮屈で、とても嫌味な人間に成り果てる。
それに、個人が持っている本性は、一定のところに固定しているものではなくて、ある幅を持って揺れ動く。善にもぶれるし、悪にもぶれる。その一瞬の断面だけを切り取れば、誰もが性犯罪者にもなり得るし、誰もが慈善家にもなり得る。
果たして、その一瞬間に出て来た表面部分だけを見て判断し糾弾すべきなんだろうか? そんな簡単なものでいいんだろうか?
なんてことを考えるには恰好の映画。