
著者:相川司
出版社:新紀元社
購入場所:紀伊国屋書店
Gacktが上杉謙信を演っている。戦国の武将なんて、それが実際の人物を前にして描かれたものかどうかわからないような肖像画しか残っていないので、まあ、どんな風に演じてもらっても構わないんだけど、だけど、あの髪型はないんじゃないかなあ。あんな髪型の武将はあり得るんだろうか。どうなんだろう? 別に奇をてらってもいいんだけど、それにはしっかりとした演技をベースにしないとやっぱりダメだよなあ。
だけど、こんなGacktが剃髪にしたらインパクトがあるなあ。それを狙った演出なのかなあ? 上杉謙信が法印大和尚になるのは1574年。それまでが楽しみだ。いや、ちょっと待てよ。この『風林火山』の主人公は山本勘助だった! 山本勘助って1561年に死んじゃうじゃん。ドラマもそれで終わりじゃん。Gacktもこのままじゃん。
いや待てよ、確かにGacktの上杉謙信は非道いと思うけど、そのために上杉謙信に興味を持ってこんな本を読んだんわけだから、それだけでもGacktの上杉謙信へのキャスティングはあながち失敗とも言えないのかも。NHK。
そうそうGacktのことじゃなかった。本のことだった。この本、面白かったのは、日本を絶えず東国と西国に分割して論じているところ。上杉謙信は天下統一を求めたのではなく、あくまでも関東管領として関東平定を求めたと論じているところ。まあ、実際のところ、そうだったのかもしれない。小説やドラマの影響で、どの武将もが天下統一を目指したようなイメージが定着してしまったけど、本当は全国を統一するような思想は、その当時としてはそれぞれの武将に定着していたものではなかったのかもしれない。
それにしても岩槻(岩付)って、室町末期から戦国時代にかけて重要な拠点だったんだなあ。そんな由緒ある場所もいまはさいたま市岩槻区。隔世の感。