
2008年03月17日
ボギー
Posted by ag at 23:05/ カテゴリー: BOOK_Database
著者:ナサニエル・ベンチリー
翻訳者:石田善彦
出版社:晶文社
購入場所:銀のさじ書店
キャメロン・クロウがまとめたビリー・ワイルダーへのインタビュー集「ワイルダーならどうする?」を読むと以下のような記述がある。
私は俳優諸氏とはすこぶる仲よくやってきた。ハンフリー・ボガートのようなくそったれは例外だが。
『麗しのサブリナ』の撮影において、ビリー・ワイルダーとハンフリー・ボガートは、ちょっとした行き違いから関係がしっくりと行っていなかった。その時の印象からくることばが「くそったれ」。しかし、病床のボガートを見舞った後の評価になると、
ボガートに関する最後の記憶は、すばらしくいい奴だったということだ。
に変わってしまう。
『ボギー』の著者、ナサニエル・ベンチリーは、このワイルダーのことばに代表されるボガートの複雑な人間性を解き明かそうとする。だから、ふつうの伝記とはいっぷう変わったものとなっている。
そんなボガートの実像を追求していく部分は面白かったんだけど、やたらと冗長にひっぱる部分とか、原文から意味不明なのか翻訳がまずいのか、なんだかわけのわからない記述とかがあったりして、だいぶ癖のある本。
ビリー・ワイルダーが見たボカート。ローレン・バコールが見たボカート。と、来ているので、次はジョン・ヒューストンが見たボガートに行こうとおもう。