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 2008年09月28日
 パコと魔法の絵本
Posted by ag at 23:59/ カテゴリー: MOVIE_Database

パコと魔法の絵本監督:中島哲也
出演:役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、加瀬亮、山内圭哉、國村隼、劇団ひとり、小池栄子、上川隆也、木村カエラ
制作:「パコと魔法の絵本」製作委員会/2008
URL:http://www.paco-magic.com/index.html
場所:ワーナー・マイカル・シネマズ板橋

CGなどを使って映像に凝ると、それがストーリーの流れを阻害して、結局はビジュアルだけの映画になってしまう。

その上に、阿部サダヲが吉田拓郎の「人間なんて」を突然歌ったり、國村隼がジュディ・オングの「魅せられて」を歌ってしまったり、CGで彦摩呂を登場させて「彦摩呂だ!」と言わせたり、こんなストーリーに直接関係のないギャグが出てくれば、何をか言わんやの映画になってしまうはずだった。

ところが、、

最初はさすがにそんな毒気に当てられていたんだけど、徐々に、その絢爛豪華なCGも、エキセントリックなギャグも、すべてが一つのストーリーとして自分の中になじんでいってしまう。

これは凄い。
いままで、あんなに嫌っていたパターンの映画なのに、なぜ受け入れてしまうんだろう?

おそらく、中島哲也が巧いんだとおもう。
『ムーランルージュ』のバズ・ラーマンも凄いとおもったけど、中島哲也もこの手の演出のテクニックにかけては巧いとおもう。

でも、まるで『ムーランルージュ』と『チャーリーとチョコレート工場』がミックスしたようなこの映画、あまりにも濃い映画なんで、いまの潮流からして若い人に受け入れられるタイプの映画なんだろうか? どうなんだろう?

 2008年09月23日
 20世紀少年 第1章
Posted by ag at 23:59/ カテゴリー: MOVIE_Database

20世紀少年 第1章監督:堤幸彦
出演:唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、石塚英彦、宇梶剛士、宮迫博之、生瀬勝久、小日向文世、佐々木蔵之介、石橋蓮司、中村嘉葎雄、黒木瞳、ARATA、片瀬那奈、池脇千鶴、三浦敏和・鈴木崇大(タカアンドトシ)、中田敦彦・藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、藤井フミヤ、布川敏和、森山未來、光石研、佐野史郎、石井トミコ、竜雷太、吉行和子
制作:シネバザール、オフィスクレッシェンド/2008
URL:http://www.20thboys.com/index.html
場所:ワーナー・マイカル・シネマズ板橋

いつも言っているんだけど、なが〜い話しを映画にまとめるのは難しい。まったくの別物にするか、ストーリーを追っかけるだけのダイジェスト版にするしかないから。

それで、この『20世紀少年 第1章』の場合はどうかというと、自分のように原作をまったく読んでいないものが観ても、まあ、よくストーリーをまとめていて、最後まで飽きずに観ることができた。若干、“オッチョ”豊川悦司が登場するあたりから、ストーリー・テリングのスピードが上がって、やたらと忙しなくなるのが惜しいんだけど、そこを丹念に語っていたら、おそらく3時間以上の映画になってしまっていたんでしょう。

浦沢直樹って、このように、ストーリーの枝葉を広げて行くのはうまいんじゃないのかなあ? 読んでるものの興味をどんどん掻き立てて行く。でも、四方八方に伸びすぎた枝葉の刈り取り方って、めちゃくちゃ難しい。それを矛盾無く、1本の大きな幹に戻して、最後にオチを付けるのは至難の業だろうとおもう。この「20世紀少年」だって、どんな終わり方をするのかとても心配。 

と言ったって、もう原作は完結しているんで、どんなエンディングなのかは決まってるんだろうけど。「ともだち」は誰か? なんて、犯人当てのサスペンスに終始していたら、みんなが納得して、なおかつ、誰もが想像を絶するエンディングにするなんて、すでに散々やり尽くしている小説、演劇、映画、そしてこのコミックの世界じゃもうあり得ないだろうから、肩すかしを喰らってがっかりするんだろうなあ。

 2008年09月22日
 iPhone 2Gも2.1へ
Posted by ag at 11:45/ カテゴリー: AV&COMPUTER

iPhone 3Gのファームウェアが2.1になって、やっとまともな携帯になったんで、auを解約してiPhone1本に集約しようかどうしようかとおもい悩んでいたところ、そういえば昨年、高いお金を出して仕入れたiPhone 2Gをほったらかしにしていることにはたと気がついた。

よし、ここは、iPhone 2Gもファームウェアを1.1.4から2.1へアップさせよう。

とおもったのはいいけれど、JailBreakツールのPwnageToolがうまくいかない。アップルマークが出たっきり、起動しなくなってしまった。あせって、ネットをあっちこっち徘徊して情報を収集したんだけど、どうやらPwnageToolは安定性を欠いていて、これと言った決め手はないらしい。

それで、ツールをQuickPwnに変更。そうしたら簡単にJailBreakできてしまった。最初からこっちにすれば良かった。

さらに、1.1.4の時にインストールしたソフトがすべて消えてしまったので、再びインストール。コミックを読むための「iComic」やら、「Quake」やら、ファミコンのエミュレータ「NES」などをインストール。「NES」のためのROMなどもSSHを使ってインストール。

iPhone2G.jpg

めちゃくちゃ懐かしい「ザ・キャッスル(キャッスルエクセレント)」などもインストール。
これ、Wiiのバーチャルコンソールに登場しないのかなあ。買うのに。

キャッスルエクセレント

iComic」は、zip圧縮でワンパックにしたコミックのスキャニング画像を、ページをめくるように表示してくれるブラウジングソフト。
だから、青空文庫のテキストを、T-Timeを使って画像で掃き出して、それをすべてzip圧縮してiPhoneに転送すれば、この「iComic」を使ってページめくりで本が読めます。

iComic

別に、バラの画像をiTunesで転送して、ただ単に写真ビューワで見ればいいんだろうけど、このように「ひとかたまり」にして扱うことは重要だとおもう。

iComic

もちろん、単純にテキストファイルを縦書きで読めればベストなんだろうけど、どうやらiPhoneのフォントってヒラギノゴシックのみで、それも縦書き用グリフのないフォントらしい(あくまでも、らしい、です)。だから、iPhoneの発売からこれだけ経っているのに縦書きテキストビュワーが出てこないんだな、きっと。

アプリケーションの中にフォントを組み込むことはできるらしいんだけど、フォントのライセンスをクリアしたり、アプリケーション自体の容量が大きくなってしまったり、越える壁は多そうだ。

 2008年09月20日
 トロイメライ─子供の情景 (2008)
Posted by ag at 10:16/ カテゴリー: PLAY

トロイメライ─子供の情景 (2008)台本・作曲・演奏:高橋悠治
声・ギター:Ayuo
サキ:遠藤良子(劇団黒テント)
カイ:鈴木 光介(時々自動)
人類:楫屋一之

音響:島猛
協力:水牛
制作:シアターイワト

昨日は、神楽坂のシアターイワトにて、高橋悠治、構成・台本・作曲・ピアノによる「トロイメライ─子供の情景 (2008)」を観る。

元ネタの如月小春の芝居を観ていたり、戯曲を読んでいれば、何か縋る糸もあったんだろうけど、そんな情報がまったくなかったもんで、よるべのない身を1時間漂わせるだけで終わってしまいました。8-makiさん、ごめんなさい。

ただ、ピアノを習っている端くれとしては、高橋悠治さんのピアノを聴けるだけでも、いやそんな参考になるなんておこがましくてまったく言えないけど、でもやっぱりもっといろんな演奏を生で聴くべきだとはおもいました。まあ、それはいつもおもうことなんだけど、何しろ趣味が多すぎてなかなか時間を作れなくて。いや結局は、作ろうとしないだけなんだけど。

ロビーでは8-makiさんの製本技術をフルに導入した「高橋悠治ソングブック」の販売が! 100部限定! えっ? もう100部も作ったの? とおもったら、まだ10部しか出来てなくて、あとは予約だって。そうだよなあ、あの糸かがりを100回行うなんて、考えただけでも壮大な計画だ。

で、買おうかとおもったけど、値段が、、ちょっと、、、8-makiさん、ごめんなさい。

 2008年09月17日
 12人の怒れる男
Posted by ag at 22:02/ カテゴリー: MOVIE_Database

12人の怒れる男監督:ニキータ・ミハルコフ
出演:セルゲイ・マコヴェツキイ、ニキータ・ハミルコフ、セルゲイ・ガルマッシュ、ヴァレンティン・ガフト、アレクセイ・ペトレンコ、ユーリ・ストヤノフ、セルゲイ・ガザロフ、ミハイル・イェフレモフ、アレクセイ・ゴルブノフ、セルゲイ・アルツィバシェフ、ヴィクトル・ヴェルジビツキイ、ロマン・マディアノフ
原題:12
制作:ロシア/2007
URL:http://www.12-movie.com/
場所:シャンテシネ2

どうしても、大好きなシドニー・ルメット版と比べてしまうのはしょうがないところ。

だれがヘンリー・フォンダの役で、どれがリー・J・コッブの役で、ジャック・ウォーデンのようなメジャーリーグ好きの、ロシアならさしずめスパルタク・モスクワあたりを好きなサッカーファンの人間も登場するんだろうか? というところが興味津々だったんだけど、のっけのシーンを観るだけで、そんな考えを持つこと自体が間違っていたことがすっかりわかってしまった。

『12人の怒れる男』と銘打ってはいるけれど、レジナルド・ローズの『12人の怒れる男』ではまったくなかった。

シドニー・ルメット版は、名前も職業もわからない人間が陪審員室という限られた空間に集まり、名前も背景も説明されない少年が無罪であるか有罪であるかを議論するという、まるで最近のネット空間における“名無し”のような得体の知れない個性の衝突が作り出す爆発、炎上が面白かった。かつ、映画的には、扱うシチュエーションが狭い空間ながら、クローズアップを多用することによって画面に奥行きを持たせ、さらに、ナイフ、眼鏡といった小道具を使うことにより、固定された空間から想像の場を広げさせるテクニックが素晴らしかった。

ところがニキータ・ミハルコフ版では、容疑者をチェチェン人と明確にしたところで、もうすでにレジナルド・ローズの脚本とは大きくかけ離れてしまった。だから、ヘンリー・フォンダの役やリー・J・コッブの役は残っていたけど、その役回りは大きく違ってしまったし、とくに、展開されるのが今のロシアの問題がベースとなった社会派ドラマになってしまったので、リー・J・コッブの「殺してやる!」のシーンがまったく無くなってしまったのにががっかり。

“強いロシア”を望む国民の後押しによって躍進をとげる今のメドヴェージェフ・ロシアにはとても興味があるので、こんな社会派ドラマでもそれはそれで面白いんだけど、だったらもうちょっと、有罪にしたほうが彼は長生きする、といった落ちだけでなく、チェチェン問題あたりを掘り下げたほうが良かったような気もしないではないなあ。

 2008年09月14日
 よし、これからはウェストハムを応援しよう
Posted by ag at 01:16/ カテゴリー: SPORTS

ジャンフランコ・ゾラ

プレミアリーグの中でどのチームが好きかと言われると、ポール・スコールズのいるマンチェスター・ユナイテッドかなあ、とはおもっていたけど、今日だっていつのまにかリヴァプールを応援して“You'll never walk alone”を歌っちゃったりしてる。

チームとしてマンチェスター・ユナイテッドは好きじゃないんだ、きっと。

とすると、どこだろう?

とおもっていた時の、ウェストハムのアラン・カービシュリーの突然の辞任劇。
なんだか、すごいショックでがっかり。
アラン・カービシュリーはとても良い監督なんだけどなあ。
イングランド代表を任せたいくらい。

そのニュースを受けて思い出した。ウェストハムも好きなチームの一つだった。
特に、キーパーのロバート・グリーンが大好き。
なんで彼はイングランド代表に呼ばれないんだろう?

よし、監督辞任の危機を応援するかたちで、これからはウェストハムを応援しよう。

さあ、ハマーズ、新しい監督は誰?
えっ? ジャンフランコ・ゾラ?

ロイ・キーンといい、サウスゲートといい、ポール・インスといい、ユニフォームを着ていた時を知っている人が続々と監督になる時代になってしまった。

ケビン・キーガンも突然に辞めて、マンチェスター・シティにはうさん臭いオイルマネーが流れ込んで、ベルバトフを盗られたトッテナムは昨シーズンの繰り返し。
この激動のプレミアリーグの中でハマーズは生き残れるのかなあ。

そのハマーズの来週の対戦相手は、ケビン・キーガンのいなくなったニューキャッスルだって。
なんだろう、このめぐりあわせ。

 2008年09月09日
 グーグーだって猫である
Posted by ag at 23:53/ カテゴリー: MOVIE_Database

グーグーだって猫である監督:犬童一心
出演:小泉今日子、上野樹里、加瀬亮、林直次郎(平川地一丁目)、伊阪達也、大島美幸(森三中)、村上知子(森三中)、黒沢かずこ(森三中)、マーティ・フリードマン、大後寿々花、小林亜星、松原智恵子、高部あい、柳英里紗、田中哲司、村上大樹、でんでん、山本浩司、楳図かずお
制作:アスミック・エース/2008
URL:http://www.gou-gou.jp/index.html
場所:新宿武蔵野館

小泉今日子の演技をヘタだ、ヘタだと今まで散々酷評していたんだけど、TBSのドラマ「マンハッタンラブストーリー」あたりだったかなあ、あれっ? 何か違う、と、おもうようになった。

それは、「マンハッタンラブストーリー」のクドカンの脚本がやたらとはじけていて、そのエキセントリックな演技の調子が小泉今日子にあっていたんじゃないかと、単なる偶然な出来事くらいに考えていたんだけど、あれっ? 何か違う、という感覚は、その時から今までずっと続いている。

演技がヘタだからといって小泉今日子の存在感は絶大なものがあるので、そういうオーラのある人間が歳を重ねると、また違った“何か”を発散し始めるんだろうか。

この『グーグーだって猫である』でも、決して演技が巧いとはおもえないけど、「マンハッタンラブストーリー」を境に変貌した(と自分が勝手におもっている)小泉今日子がある。

先日、NHKのインタビューで、「40歳になって折り返し点に来たという感覚がある。折り返すということは。もと来た道を戻ることなので、もう何も怖いものはなくなった」と語っていた。と同時に、アイドル時代の自分を恥ずかしがらずに見られるようになった、とも語っていた。

怖いものがなくなって自分に自信を持つようになったことと、過去の自分を客観視できるようになったこと。この二つが、演技に何かしら影響を与えているのは間違いないとおもう。

もしかすると、「マンハッタンラブストーリー」の2003年あたりが、その折り返し点じゃなかったんじゃないのかなあ。それを小泉今日子にインタビューしてみたい! と、実をいうと「私の16才」からの小泉今日子ファンだったり。

 2008年09月07日
 地獄の逃避行
Posted by ag at 22:47/ カテゴリー: MOVIE_Database

地獄の逃避行監督:テレンス・マリック
出演:マーティン・シーン、シシー・スペイセク、ウォーレン・オーツ、ラモン・ビエリ、アラン・ヴィント、ゲーリー・リトルジョン、ジョン・カーター
原題:Badlands
制作:アメリカ/1973
URL:
場所:DVDレンタル

『片腕カンフー対空とぶギロチン』と一緒に、見逃していたテレンス・マリックの処女作を借りてみる。

考えてみると、テレンス・マリックの映画はすべて登場人物が語り手となってストーリーが進んで行く。そのモノローグはどこか人生を達観していて、醒めていて、自分たちの置かれている状況を絶えず客観視している。そんなボイス・オーバーと映像の美しさが、いつも、テレンス・マリックの映画を不思議なフラットな映画にしている。

そしていつも音楽の使い方もうまい。

この映画ではカール・オルフとグニルト・キートマンの「Gassenhauer」がとても印象的。簡単に人を殺す連続殺人犯の話しなのに、この「Gassenhauer」の木琴の調べで、すべてが中和されてしまう。

マジック・アワーの使い方も、処女作からしてうまかった。

このトーンの進化系が『天国の日々』だったんだ。

 2008年09月05日
 片腕カンフー対空とぶギロチン
Posted by ag at 23:07/ カテゴリー: MOVIE_Database

片腕カンフー対空とぶギロチン監督:ジミー・ウォング
出演:ジミー・ウォング、カム・カン、ドリス・ルン、シャム・チンボー、ワン・ウィンサン、ロン・フェイ
原題:獨臂拳王大戦血滴子
制作:台湾/1975
URL:
場所:DVDレンタル

新宿TSUTAYAへ『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『運命じゃない人』を借りに行ったら、すべて貸し出されていた。特に『ショーン・オブ・ザ・デッド』なんて7本も棚揃えがあるのに、ことごとく貸し出されていた。びっくり。映画ファン行動の法則みたいのがあって、みんなそれに突き動かされている動いている感じ。

それで、以前、タランティーノの『キル・ビル』を観たときに借りようとおもって、いつもいつも貸し出されていた『片腕カンフー対空とぶギロチン』が棚にあったんで借りてみる。

カンフー映画というジャンルは食わず嫌いであんまり観ていない。おそらくこの『片腕カンフー 対 空とぶギロチン』も、タランティーノに観ろと言わなければ観なかったに違いない映画。

観てみて、

う〜ん、チープだ。

殺陣も効果音も特殊効果も特殊メーキャップもすべて。とくに、片腕って、腕を服の中にたくし込んでるのがわかるじゃん、というほどのお粗末さ。

でも、そんなものにしては面白い。
あくまでも、そんなものにしては、だけど。

つまり、ストーリーさえ面白ければどんなふうに作ろうと面白い、ということなんだとおもう。
タランティーノはそういう面白いシチュエーションを古い映画から目ざとく見つけて来て、豪華に、奇麗に、巧く料理しちゃうんだろうなあ。

だから、別冊映画秘宝「グラインドハウス映画入門」でタランティーノが言っている『キャンディ・スナッチャーズ』とか『スウィッチブレード・シスターズ』とかを観てみたくてたまらない。どこかでDVDにしてくれないかなあ。

 2008年09月03日
 この自由な世界で
Posted by ag at 23:00/ カテゴリー: MOVIE_Database

この自由な世界で監督:ケン・ローチ
出演:キルストン・ウェアリング、ジュリエット・エリス、レズワフ・ジュリック、ジョー・シフリート、コリン・コフリン、レイモンド・マーンズ
原題:It’s a Free World
制作:イギリス・イタリア・ドイツ・スペイン/2007
URL:http://www.kono-jiyu.com/
場所:シネ・アミューズ ウエスト

ケン・ローチが素晴らしいのは、人間というものを、決してカッコつけずに、取り繕わず、さらけだして描いているところ。

たとえば今回のように、男性の監督が女性を主人公にして映画を撮る場合、意識する、しないに関わらず“女”という体裁を取り繕ってしまう。でも、ケン・ローチはそこをストレートに描く。得意の親子喧嘩のシーンに始まって、いきなりグウで殴られたり、脅迫されて小便を漏らしたり、と、まったく男性を描くのと変わらない。そんなところがいつも凄いとおもう。

そしてイギリス社会が抱える問題もストレートに描く。EU統合の名のもとに、ポーランド人が職を求めてロンドンに押し寄せている話しは聞いていたけど、移民が差別され最低賃金で働くことが問題なのか、移民が来ることによってイギリス人の職が奪われてしまうことが問題なのか。EU統合って正しいのか、間違えだったのか。EU統合で「自由な世界」になったんだろうか、どうなんだろうか、と。


前からおもっていたんだけど、日本って、イギリスを追いかけているとおもう。
近い将来、日本も、この移民問題が大きなテーマとなるのは確実。
となると、ナショナリズムが台頭して、きな臭いことになるのかなあ。
やだなあ。


キルストン・ウェアリングの小学6年生の息子がサッカー好きなのを観て、ニューキャッスルのジョーイ・バートンをおもいだす。先日の復帰戦であるアーセナル戦では大ブーイングだった。彼もこんな感じの幼少時代を送った結果が、これなんだろうなあ。

 2008年09月02日
 ダークナイト
Posted by ag at 23:59/ カテゴリー: MOVIE_Database

ダークナイト監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール、ヒース・レジャー、アーロン・エッカート、マギー・ギレンホール、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、メリンダ・マックグロウ、ネイサン・ギャンブル、ネスター・カーボネル、コリン・マクファーレン、モニーク・カーネン、キース・ザラバッカ、ロン・ディーン、ジョシュア・ハート、エリック・ロバーツ、チン・ハン、マイケル・ジェイ・ホワイト、リッチー・コスター、キリアン・マーフィ、ウィリアム・フィクナー
原題:The Dark Knight
制作:アメリカ/2008
URL:http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight/
場所:ユナイテッド・シネマとしまえん

いやあ、長かった。
何分?
152分?
そりゃないなあ。

ジョーカー役のヒース・レジャーは良かった。ジャック・ニコルソンよりも良かった。
だから、その対決で終わりにすれば良かったのに。
こっちもそれで、エンドクレジットが流れると思って、席を立ちかけてしまったよ。
えっ? トゥーフェイスとの対決がまだあるの? と、うんざり。

ヒース・レジャーのジョーカーの、
(ほんとは誰かの口をナイフで切り裂くほどの異常性があればもっと際立っていたんだろうけど、
それをやってしまうとR18になってしまう恐れが、、)
異常性が際立っていたからこそ、バットマンとの対決が明確で、それはそれで映画として成功していた。

そこに、新たなトゥーフェイスを加えるのなら、その三角関係に明確な区別がないとこっちは混乱するばかり。
それに、トゥーフェイスの誕生があまりにも唐突すぎて、バットマンとの対決が果たして必要なのかどうかもわからないありさま。
絶対に、コミックのように、トゥーフェイスの誕生とともに“To Be Continue”にすべきだったなあ。
それなら120分くらいで終わっていたのに。

それから、レイチェル・ドーズ役はケイティ・ホームズのほうが良かった。
そして、ヒース・レジャーの急逝には哀悼。

ag-n
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