
監督:犬童一心
出演:小泉今日子、上野樹里、加瀬亮、林直次郎(平川地一丁目)、伊阪達也、大島美幸(森三中)、村上知子(森三中)、黒沢かずこ(森三中)、マーティ・フリードマン、大後寿々花、小林亜星、松原智恵子、高部あい、柳英里紗、田中哲司、村上大樹、でんでん、山本浩司、楳図かずお
制作:アスミック・エース/2008
URL:http://www.gou-gou.jp/index.html
場所:新宿武蔵野館
小泉今日子の演技をヘタだ、ヘタだと今まで散々酷評していたんだけど、TBSのドラマ「マンハッタンラブストーリー」あたりだったかなあ、あれっ? 何か違う、と、おもうようになった。
それは、「マンハッタンラブストーリー」のクドカンの脚本がやたらとはじけていて、そのエキセントリックな演技の調子が小泉今日子にあっていたんじゃないかと、単なる偶然な出来事くらいに考えていたんだけど、あれっ? 何か違う、という感覚は、その時から今までずっと続いている。
演技がヘタだからといって小泉今日子の存在感は絶大なものがあるので、そういうオーラのある人間が歳を重ねると、また違った“何か”を発散し始めるんだろうか。
この『グーグーだって猫である』でも、決して演技が巧いとはおもえないけど、「マンハッタンラブストーリー」を境に変貌した(と自分が勝手におもっている)小泉今日子がある。
先日、NHKのインタビューで、「40歳になって折り返し点に来たという感覚がある。折り返すということは。もと来た道を戻ることなので、もう何も怖いものはなくなった」と語っていた。と同時に、アイドル時代の自分を恥ずかしがらずに見られるようになった、とも語っていた。
怖いものがなくなって自分に自信を持つようになったことと、過去の自分を客観視できるようになったこと。この二つが、演技に何かしら影響を与えているのは間違いないとおもう。
もしかすると、「マンハッタンラブストーリー」の2003年あたりが、その折り返し点じゃなかったんじゃないのかなあ。それを小泉今日子にインタビューしてみたい! と、実をいうと「私の16才」からの小泉今日子ファンだったり。