

4-2のスコアで残り5分を迎えたら、誰だって余裕こくようなあ。
でも、コケちゃいけないよ、クリシー。
それがきっかけで、89分のジーナスのゴール。そして、ロスタイム3分のレノンのゴール。
ベルバトフが居なくなってボロボロになったトッテナムとはいえ、やっぱりノース・ロンドン・ダービーだった。
トッテナムのファンじゃないけど、鳥肌が立ってしまった。
なりふり構わずポーツマスからレドナップを無理矢理引き抜いたトッテナムは、これで完全復活したのかなあ。
でも、シーズン中に、プレミア内のチームから監督を引き抜くことなんて、そんなの“あり”なんだ。
これはちょっとロンドンまで行って、チェルシーやアーセナルの試合のチケットなんて手に入るわけないから、ウェストハムV.S.トッテナムあたりの試合がみたいなあ。
ゾラはここが正念場だ!
著者:チャールズ・チャップリン
翻訳:中野好夫
出版社:新潮社
購入場所:巽堂書店
自伝の良さは、たとえそれが美化されていようと、記憶違いだろうと、都合の悪いことが書いてなかろうと、本人が書いたということのゆるぎなさだ。
チャップリンともなると、それが映画の黎明期からの歴史にもなるわけだから、まさに圧巻。
そこに、イングリッド・バーグマンと双璧をなす波瀾万丈な人生が加わる訳だから、面白くないはずがなかった。
チャップリン映画というと、自分がよく映画を観るようになった時点ですでに名作と別格扱いにされていた感があったので、保守的な路線を嫌う自分にとってはまったくの範疇外だった。でも、嫌いだったわけじゃない。声を大にして“好きだ”という必要もないほど、すでに評価が確定していただけだった。
当時に、こんな面白い自伝を読んでいれば、チャップリン映画を範疇外には置いてなかったのかもしれない。なんだか、いま一度、チャップリン映画を観たくなってしまった。このあいだもNHK BSでやっていたんだけどねえ。まったくの範疇外でスルーしてしまった。
そういえば、チャップリンの浮浪者のキャラクターが誕生してから100年近くが経つというのに、最近、車のコマーシャルにもそのキャラクターが登場している。
いまの人は、この浮浪者を見て、なんだとおもうんだろう?
チャップリンの映画なんて、誰も知らないだろうなあ。
この本、表参道から246沿いに渋谷へ向かったところにある巽堂書店という古本屋で買ったんだけど、翻訳者である中野好夫の署名入りだった。

この「石川達三様」って、あの石川達三だよねえ。
同姓同名の石川達三なのかなあ。
いや、絶対にあの石川達三だ。
もし石川達三だとしたら、ちょっとしたプレミアなのかなあ、この本。
雨の日には電車に乗る。
今年の6月からは、新しくできた副都心線に乗ることが多くなった。
開業当時は、その複雑な運行システムのために大混乱を引き起こしたんだけど、乗ってみると、その複雑な運行システムの恩恵をしっかりと受けていることに気がついた。
だって、急行に乗ることができれば、小竹向原の次が池袋で、その次が新宿三丁目で、次が渋谷。
なんと、小竹向原から3つ目が渋谷だ。
朝のラッシュ時もそんなに混んでいないし、主要駅以外はノンストップだし、至れり尽くせり。
帰りも渋谷から乗れば座れるし。
昨日も、そんな恩恵をしみじみと感じつつ、iPhoneで音楽を聴きながら、渋谷から副都心線の乗った。
渋谷、新宿三丁目、池袋、小竹向原と、すげえ早い。
さあ、ここからは各駅停車で3つ目だ。
と、おもったら、止まらない!
ゲッ! 小竹向原の次が和光という急行もあるのか!
そんなの知らなかった!
次々と通過する駅を悲しい気持ちで眺めつつ、表面上は何もなかったように和光まで行く。
まあ、しょうがない。
上りに乗り換えて2つ戻れば良いんだし、そんなに痛手を被ったわけでもない。
まるで和光の駅をいつも使っている人のような顔をして電車を降り、何気なく隣のホームに行く。
なるほど、同じホームのすぐ隣が上りの電車というわけには行かなくて、階段を使って隣のホームに行かなくてはならないのか。
すると、すぐに電車が来た。
なんとラッキー!
これなら時間のロスが少ないぞ。
と、おもったら、次は小竹向原です、だって!
これじゃ、いつまで経っても家に帰れない!
乗るやいなや、ドアが閉まる前に急いで電車を降りる。
やってることは上地雄輔と同じだな。
でもない。
周りを見ると、あれ? あの人、自分とおんなじ電車に乗ってた人だ!
まったく自分と同じ行為をしている。
みんな間違えているんだ。
複雑な運行システムの所為だ!
でもすぐに、なんでこんなに本数があるのかとおもえるほどすぐに、その乗ろうとした番線の隣に電車がやって来た。
今度は、細心の注意を払い、各駅停車であることを確認する。
次が成増であることを何度も何度も確認する。
ホッと一息。
こんな時間に上りの各駅停車に乗る人も少なく、やっとゆったりとした気持ちになってくる。
でも、何か変!
地下に潜らない!
ゲッ! これ、地下鉄副都心線、または有楽町線、じゃなくて、東武東上線じゃないか!
次が成増であることは間違いないけど、地下鉄成増じゃなくて、ただの成増だった!
本数が多いとおもったのは、片方の線が地下鉄で、もう片方が東武東上線だったんだ!
またまた悲しい気持ちで、地下鉄赤塚はなくて、東武東上線の下赤塚の駅に降り立つ。
改札で駅員の人に、これまでのなが〜い顛末を説明して、モバイルスイカはどうなるのかとお伺いをたてる。
救いは、駅員の人が優しい人で、渋谷から地下鉄赤塚までの金額にしてくれたことだ。
あ〜あ、なんと長い帰路だったんだろう。
今年になってから、サティ板橋にセルフレジが導入された。
ちょっとやってみたい気はしていたんだけど、いつも普通のレジの列と同じくらい混雑してるし、なんだかメンドクさそうだったんで、遠巻きに眺めているだけだった。
ところが昨日は普通のレジよりも断然空いていたんで、それじゃあ、ということで初体験。
まず、セルフレジの左側に商品が入ったかごを置き、それぞれの商品のバーコードを読み取らせた後、右側に置いて行く。
これってつまり、左側に置いた商品の重量と、清算後の商品の重量を比較しているんだろうか?
重量が合わないと、お客さん、ちょろまかしてませんか? とセルフレジの音声ガイダンスに言われてしまうんだろうか?
となると、セルフレジの左側に商品を置くときは、必ずかごに入れないといけないんだろうか?
なんてことを考えながらバーコードをスキャンする。
商品のバーコードの読み取りは、スキャン部分が正面と下面にあるんで、思ったよりも簡単に読み取ってくれる。だから、そんなに問題も起きずに清算が完了してしまう。こりゃ便利。
まだ、サティ板橋のセルフレジはほんの一部分なんで、どうせなら全部セルフレジにしてしまえばいいのに。
そうしたら人件費が節約できるわけで、その浮いた部分を商品の価格に反映できるわけだし。
万引きだって、普通のレジだろうとセルフレジだろうとあるわけだし、人件費の節約は万引きの被害額を補って余りあるとおもう。
でも、サティ板橋のレジを打ってる人たちって、中国系の人たちが多いような気がする。
セルフレジ導入のために、そういう人たちの職がなくなるとおもうと、ちょっと複雑な気もする。
今後、日本の人口は減って行く訳だから、人の手を必要としない部分はどんとんとコンパクト化しなければならないのに、そこにグローバル化の話しが加わるとなると、微妙なバランスを取らざるを得なくなる。
一度すべてをぶっ壊して、再構築できれば一番楽なんだけど、そうもいかないし。
セルフレジ一つ考えてみただけでも、悩みは多し。
監督:萩生田宏治
出演:甘利はるな、伊藤梨沙子、川村悠椰、大熊彩花、帯金遼太、須藤瞳、竹森雄之介、山田清貴、宮崎美子、草村礼子、斉藤暁、榎木兵衛、谷村美月、光石研、安部聡子、北見敏之、上野樹里、柄本佑、森郁月、深水元基、塩見三省、麻生久美子
制作:「コドモのコドモ」製作委員会/2008
URL:http://kodomonokodomo.jp/
場所:新宿武蔵野館
小学5年生の女の子が妊娠して出産してしまうと言う、さそうあきらの漫画の映画化。
漫画と違って、実際の役者を使ってこんなストーリーを真面目に仕立ててしまったら、いくら何でもあまりにもキツいんじゃないかとおもって、もうちょっとファンタジーをまぶしたものになるもんだと、予告編を観た時から勝手に想像してしまっていた。
ところが、おもったよりも真面目な映画だった。
でも、社会的な道義を問うほどの真面目さもない。
そこの微妙なラインにファンタジーが必要だったんだけどなあ。
だから、やっぱりちょっとキビシイ。
とおもいながら見終わってみると、あまりにも実直な映画になってるんで、まあ、そんなに悪い映画でもなかった。
映画中、シェイクスピアの「夏の夜の夢」が学芸会の出し物として引き合いに出される。
だったら、もう少しドタバタ感を出して、妖精パックのようなトリックスター的な役回りのキャラクター(もしかするとそれがブタマン?)が出てくる映画でも良かった。
原作があるんで、そんなに逸脱した行為は出来ないだろうけど。
東芝のハードディスクレコーダー「RD-X4」にDVDをかけたところ、まったく認識しなくなってしまった。
この「RD-X4」は購入してからトラブル続きで、保証期間内に2度ほどDVDドライブを交換した経緯があったんだけど、その後はとりあえず問題なく使えていた。でもついに、2004年3月8日に購入したわけだから、4年と7ヶ月でまた故障してしまった。
ハードディスク内に映画が溜まっていて、それをDVDに焼かなければならないので、とりあえずはDVDドライブを修理しなければならないんだけど、この「RD-X4」は地上デジタルやBSデジタルのチューナーを内蔵していないし、それにそろそろブルーレイの時代に突入するわけだから、もうそろそろ買い替え時だよなあとおもいつつ、フラフラと近くのヤマダ電機へ行ってしまう。
運の尽き。
この連休の期間だけお安くしておきます、の店員の言葉に乗せられて買ってしまう。
パナソニックの「DMR-BW830」。
久しぶりの衝動買いのような気が、、、、
ブルーレイを買うならどのメーカーがいいかな? と構想を練っていた訳だから、まるっきりの衝動買いではないけど、限りなく衝動買いに近い、、、、
あ〜あ。
でも、ポイントが20000も付いたので、ウキウキ。
なんでポイントって、こんなに人をウキウキさせるんだろう。
そのポイントで、5mのHDMIケーブルやブルーレイのメディアやブルーレイの映画『ドリームガールズ』などを買ってしまう。
こうなると、AVアンプも買い替え時だよなあ。
今度買うなら、ONKYOの「THX」に準拠したアンプだなあ。
「THX」の規格に準拠できるほど広い部屋に住んでいないけど、まあ、ジョージ・ルーカスの『THX 1138』の流れなもんで。
こうなると、また芋づる式だ。
自分をしっかり持って、自重しないと。

いままで発売されたヘッドマウントディスプレイ(HMD)は、両目を覆うタイプが多かった。
まあ、それも興味をそそられなくもないけど、やっぱり単眼タイプのほうがカッコイイよなあ、とずっとおもっていたところ、突然、Nikonが製品を発表。
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2008/1007_up_01.htm
なぜNikon?
そういえばオリンパスも開発をしていたっけ。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080226/olympus.htm

それで、原宿に行ったついでに、表参道ヒルズ地下3FのUP LABで実際に「UP300x」を体験。
いやあ、なかなか、カッコイイ。
Wi-Fiを使って、UP Linkサーバー経由でWebや動画も観られるし、
USB端子があるので、iPodと接続することもできるらしい。
これ、iPhoneと合体できればいいのに。
電話をかけたり、GPSで現在地を確認したりできるじゃない、そうすれば。
街中で、こんなの頭にして、ディスプレイを覗いていたら異様だけど。
この人みたいに。
http://www.teamtsukamoto.sakura.ne.jp/about_wearable/about_w.html
首を振ってメニューとか選択できるんで、そんな仕草で電話をかけてたら笑えるなあ。
こんなHMDなんだけど、よく「SF映画でおなじみの」という文句と一緒に紹介される。
そのSF映画って、例えばどの映画だろう?
両目を覆うタイプなら、「新スタートレック(The Next Generation)」のラフォージとか、『JM』のキアヌ・リーブスとか。
でも、単眼タイプとなると、何となくおぼろげに頭にはあるけど、どの映画に出て来たのかまったく思い浮かばない。
なんとか、頭の中をフル検索かけて、思い浮かんだのが『エイリアン2』。

う〜ん、SFというより、軍事目的のHMDだなあ、これじゃ。
要調査。
監督:ミロシュ・フォアマン
出演:ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン、ステラン・スカルスガルド、ランディ・クエイド、ホセ・ルイス・ゴメス、ミシェル・ロンズデール、マベル・リベラ
原題:Goya's Ghosts
制作:アメリカ/2006
URL:http://www.goya-mita.com/
場所:新宿ミラノ2
埼玉の岩槻から飯田橋の高校へ通っていたころ、学校が終われば映画館に直行することが多かった。その日も、新宿の二番館だったか三番館だったか、ミロシュ・フォアマンの『カッコーの巣の上で』を観に行った。
見終わって、あまりの感動に、おもわず映画のパンフレットを買ってしまった。
帰りの電車に乗る時、財布の中を見るとお金がない。
ぎりぎりのお金で映画を見に来たのを忘れていたのだ。
それなのに、ジャック・ニコルソンとウィル“チーフ”サンプソンの抱擁に涙して、パンフレットなどを買ってしまったのだ。
どうしよう?
手元にあるのは、飯田橋から上野経由の定期だけ。
しょうがない、ここはこの定期で改札を突破しよう! という無謀なことしか、頭に浮かばなかった。
まだ、駅員の目視による改札だったころのはなし。
そのころ、アラン・パーカーの『ミッドナイト・エクスプレス』を観たばかりだったとおもう。
まるで、そのラストシーンのブラッド・デイビスのように、インスタンブールの刑務所から脱走するように、心臓をバクバクさせながら、改札を通過してしまった。
………………申し訳なかったです。。
そんな、めちゃくちゃ、おもいいれのあるミロシュ・フォアマン。
でも、74歳の時の彼の新作は、もう『カッコーの巣の上で』のようなクオリティを望むべくもなかった。
あまりに散漫でストーリーが流れていないし、ゴヤからの視点を重要視すべきなのにそこがぶれてるし。
ただ、ナタリー・ポートマンは良かった。
もうちょっと話題となる映画で頑張れば良かったのに。
監督:ジョン・ファヴロー
出演:ロバート・ダウニー・JR.、テレンス・ハワード、ジェフ・ブリッジス、グウィネス・パルトロウ、ショーン・トーブ、ファラン・タヒール、レスリー・ビブ
原題:Iron Man
制作:アメリカ/2008
URL:http://www.sonypictures.jp/movies/ironman/
場所:109シネマズ木場
いい加減、アメコミの映画化はもうウンザリで、ただ、ただ、VFXの凄さを確認するだけの映画になることがわかりきっているのに、タダ券が手に入ったので観に行ってしまう。それも、木場のシネコンまで。
ところが、これが思ったよりも良かった。
とくに、アイアンマンとF22の戦闘シーンは素晴らしかった。
もちろん単純に、CGがスゲエ! なんだけど、そこにストーリーとしての痛快感、爽快感がぴったりはまっていたような気がする。
まあ、期待度が最悪だったので、思ったよりも好いじゃん、になっただけかもしれないけど。
でも、日本の観客は飽きてるよねえ。CGだらけの映画に。
この秋の洋画のラインアップを見ても、『ハンコック』とか『ウォンテッド』とか、CGを使った大雑把な映画ばかりだから。
「洋画離れが深刻」になるのもしょうがない。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1168502.html
アメリカの経済崩壊は、ハリウッド映画の転換も示唆しているんじゃないかとおもう。
著者:ジョン・ヒューストン
翻訳:宮本高晴
出版社:清流出版
購入場所:リブロ渋谷店
ジョン・ヒューストンのデビューからの3作品、ハンフリー・ボガート主演による『マルタの鷹』『黄金』『キー・ラーゴ』は、生涯においてのベスト1ムービーは? と聞かれたときに、もしかすると名前をあげてしまう作品ばかり。
限られたシチュエーションで展開するドラマが大好きだから、その中でも『キー・ラーゴ』は特にお気に入りの映画。
こんな、デビューから名作を立て続けに撮ってしまうジョン・ヒューストンって、いったいどんな人物? とはずっとおもってました。
この自伝を読んで、なるほど、“粋”な人物だった。
ハワード・ホークスも小津安二郎も“粋”な人物だとはおもうけれど、それぞれみんな違う“粋”だった。
その上、豪放磊落にして繊細、破天荒でありながら思いやりがある。相反する性格が同居する、ほんと、魅力的な人だった。
映画監督って、“粋”じゃないとねえ。良い映画を撮ることはできない。
でも、その性格からのためからか、馬が合わなかった人物に対しても、当たり障りの無い書き方はしてるけど。
エロール・フリンやセルズニックやサルトル。普通の人間なら、もっとボロクソに言うだろうなあ。
ひとつ、ハンフリー・ボガートとローレン・バコールの記述があまり無いのが気になった。
ボガートの葬式で弔辞まで読んだジョン・ヒューストンだったけど、ボガートの性格からして、彼らの間には何かしらあったのかもしれない。そこの記述はまったく無かった。
監督:神山健治
声:田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大川透、山口太郎、小野塚貴志、玉川紗己子
制作:Production I.G/2004
URL:http://www.kokaku-s.com/
場所:人から借りたDVD BOX
第11話の「草迷宮」を観ているあたりだったか、2nd GIGの全体のトーンが1st GIGに比べると大きく様変わりしていることに気がついた。1st GIGにはあれほど登場した感傷的なストーリーがこの「草迷宮」まで出てこなかったことに気づいたからだった。
それに気がつくと、1st GIGには登場しなかった公安9課に対抗するキャラクターとしてのゴーダやクゼのことも気になった。
なぜ今回は、これほどまでの強烈な対抗キャラクターを登場させたんだろう?
スタンド・アローン・コンプレックスというのは、オリジナルからのコピーに影響された“個”の並列化による集合体をイメージしていたんだけど、クゼ、またはゴーダの登場でオリジナルが明確になり、1st GIGの「笑い男事件」のようなオリジナルがどこにあるのかわからない不気味さが喪失してしまっていた。
1st GIGでは、オリジナルが明確でないために、ともすれば強烈さに欠けるストーリー展開を恐れた結果が、感傷的なストーリー展開の多用だったのかもしれない。
2st GIGでは、ゴーダやクゼのことなど語るべきことが山ほどあるので、あえてそこに感傷的なストーリー展開は必要なかったのかもしれない。
結果、ラストのタチコマの自己犠牲は、1st GIGよりも2st GIGのほうが弱くなってしまった。1st GIGでは、感傷的なストーリーの蓄積によって、よりタチコマの自己犠牲が生きていたのに。
それで、その第11話の「草迷宮」が気になったので、一緒に借りていた別冊宝島の「僕たちの好きな攻殻機動隊」の「草迷宮」のページを読んでしまった。
ガ〜ン。なんてこった。今回の一番重要な情報が書いてあった!
ラストの少佐とクゼの青リンゴのシーンは、その情報を知らずに見た場合、もっと感じ方が違っていただろうなあ。

たとえば、電車の遅延でいつまでたっても踏切りが開かない時とか、スーパーのレジに並んでいて隣の列の進み具合が早い時とか、
さっとiPhoneを出して、iSlotsをやる。

なんの工夫も無い単純なスロットマシンゲームだけど、単純だからこそ頭を空っぽにすることができる。空っぽになれば執着もなくなって、理不尽なことも気にならなくなる。
ちょっと頭を使いたいときは、Matchesをやる。

こっちは、ちょびっとばかり頭が回転しているからこそ他のことに注意が向かなくなり、浮世の俗事を忘れることができる。
もちろんインターネットを見るもよし、RSSリーダーでサッカーニュースも見るもよし。

iPhoneをいじっているほんの一部の人しか気がついていないけど、iPhoneって、将来、誰もが持つようになるだろう外部デバイスの先駆けなんです。その歴史的な第一歩に人類は遭遇しているんです。まだまだ進化の途中で、よちよち歩きだけど。
SF的な近い将来、電脳化になって、内部デバイスになって、
「タチコマ! 今すぐ電脳空間にある可処分領域を集めて、300万人の記憶とゴーストを転送できるスペースを確保しろ!」
なんて言える日が来るんだ、きっと。
いや、絶対。