
監督:神山健治
声:田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大川透、山口太郎、小野塚貴志、玉川紗己子
制作:Production I.G/2004
URL:http://www.kokaku-s.com/
場所:人から借りたDVD BOX
第11話の「草迷宮」を観ているあたりだったか、2nd GIGの全体のトーンが1st GIGに比べると大きく様変わりしていることに気がついた。1st GIGにはあれほど登場した感傷的なストーリーがこの「草迷宮」まで出てこなかったことに気づいたからだった。
それに気がつくと、1st GIGには登場しなかった公安9課に対抗するキャラクターとしてのゴーダやクゼのことも気になった。
なぜ今回は、これほどまでの強烈な対抗キャラクターを登場させたんだろう?
スタンド・アローン・コンプレックスというのは、オリジナルからのコピーに影響された“個”の並列化による集合体をイメージしていたんだけど、クゼ、またはゴーダの登場でオリジナルが明確になり、1st GIGの「笑い男事件」のようなオリジナルがどこにあるのかわからない不気味さが喪失してしまっていた。
1st GIGでは、オリジナルが明確でないために、ともすれば強烈さに欠けるストーリー展開を恐れた結果が、感傷的なストーリー展開の多用だったのかもしれない。
2st GIGでは、ゴーダやクゼのことなど語るべきことが山ほどあるので、あえてそこに感傷的なストーリー展開は必要なかったのかもしれない。
結果、ラストのタチコマの自己犠牲は、1st GIGよりも2st GIGのほうが弱くなってしまった。1st GIGでは、感傷的なストーリーの蓄積によって、よりタチコマの自己犠牲が生きていたのに。
それで、その第11話の「草迷宮」が気になったので、一緒に借りていた別冊宝島の「僕たちの好きな攻殻機動隊」の「草迷宮」のページを読んでしまった。
ガ〜ン。なんてこった。今回の一番重要な情報が書いてあった!
ラストの少佐とクゼの青リンゴのシーンは、その情報を知らずに見た場合、もっと感じ方が違っていただろうなあ。