
監督:ミロシュ・フォアマン
出演:ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン、ステラン・スカルスガルド、ランディ・クエイド、ホセ・ルイス・ゴメス、ミシェル・ロンズデール、マベル・リベラ
原題:Goya's Ghosts
制作:アメリカ/2006
URL:http://www.goya-mita.com/
場所:新宿ミラノ2
埼玉の岩槻から飯田橋の高校へ通っていたころ、学校が終われば映画館に直行することが多かった。その日も、新宿の二番館だったか三番館だったか、ミロシュ・フォアマンの『カッコーの巣の上で』を観に行った。
見終わって、あまりの感動に、おもわず映画のパンフレットを買ってしまった。
帰りの電車に乗る時、財布の中を見るとお金がない。
ぎりぎりのお金で映画を見に来たのを忘れていたのだ。
それなのに、ジャック・ニコルソンとウィル“チーフ”サンプソンの抱擁に涙して、パンフレットなどを買ってしまったのだ。
どうしよう?
手元にあるのは、飯田橋から上野経由の定期だけ。
しょうがない、ここはこの定期で改札を突破しよう! という無謀なことしか、頭に浮かばなかった。
まだ、駅員の目視による改札だったころのはなし。
そのころ、アラン・パーカーの『ミッドナイト・エクスプレス』を観たばかりだったとおもう。
まるで、そのラストシーンのブラッド・デイビスのように、インスタンブールの刑務所から脱走するように、心臓をバクバクさせながら、改札を通過してしまった。
………………申し訳なかったです。。
そんな、めちゃくちゃ、おもいいれのあるミロシュ・フォアマン。
でも、74歳の時の彼の新作は、もう『カッコーの巣の上で』のようなクオリティを望むべくもなかった。
あまりに散漫でストーリーが流れていないし、ゴヤからの視点を重要視すべきなのにそこがぶれてるし。
ただ、ナタリー・ポートマンは良かった。
もうちょっと話題となる映画で頑張れば良かったのに。