
2008年10月29日
チャップリン自伝
Posted by ag at 23:47/ カテゴリー: BOOK_Database
著者:チャールズ・チャップリン
翻訳:中野好夫
出版社:新潮社
購入場所:巽堂書店
自伝の良さは、たとえそれが美化されていようと、記憶違いだろうと、都合の悪いことが書いてなかろうと、本人が書いたということのゆるぎなさだ。
チャップリンともなると、それが映画の黎明期からの歴史にもなるわけだから、まさに圧巻。
そこに、イングリッド・バーグマンと双璧をなす波瀾万丈な人生が加わる訳だから、面白くないはずがなかった。
チャップリン映画というと、自分がよく映画を観るようになった時点ですでに名作と別格扱いにされていた感があったので、保守的な路線を嫌う自分にとってはまったくの範疇外だった。でも、嫌いだったわけじゃない。声を大にして“好きだ”という必要もないほど、すでに評価が確定していただけだった。
当時に、こんな面白い自伝を読んでいれば、チャップリン映画を範疇外には置いてなかったのかもしれない。なんだか、いま一度、チャップリン映画を観たくなってしまった。このあいだもNHK BSでやっていたんだけどねえ。まったくの範疇外でスルーしてしまった。
そういえば、チャップリンの浮浪者のキャラクターが誕生してから100年近くが経つというのに、最近、車のコマーシャルにもそのキャラクターが登場している。
いまの人は、この浮浪者を見て、なんだとおもうんだろう?
チャップリンの映画なんて、誰も知らないだろうなあ。
この本、表参道から246沿いに渋谷へ向かったところにある巽堂書店という古本屋で買ったんだけど、翻訳者である中野好夫の署名入りだった。

この「石川達三様」って、あの石川達三だよねえ。
同姓同名の石川達三なのかなあ。
いや、絶対にあの石川達三だ。
もし石川達三だとしたら、ちょっとしたプレミアなのかなあ、この本。