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 2009年01月27日
 エグザイル/絆
Posted by ag at 23:07/ カテゴリー: MOVIE_Database

EXILED.jpg監督:ジョニー・トー
出演:アンソニー・ウォン、フランシス・ン、ニック・チョン 、ラム・シュー、ロイ・チョン、ジョシー・ホー、リッチー・レン、サイモン・ヤム、ラム・カートン
原題:EXILED/放・逐
制作:香港/2006
URL:http://www.exile-kizuna.com/
場所:シネマスクエアとうきゅう

同じジョニー・トーの『ザ・ミッション 非情の掟』がそれなりに面白かったので、そして周りの評判もとても良いので、思いっきり期待して観てしまったら、う〜ん、ダメだった。

今回の『エグザイル/絆』は、『ザ・ミッション 非情の掟』の時よりもストーリーが流れてなかった。映像のスタイルを追求するあまり、ストーリーは二の次になってしまった感じ。特に拳銃を撃つタイミングがストーリー上の必然から来ているわけではなく、あくまでもスタイル重視なのがとても気になってしまって、、そこに美学を感じないわけじゃないけど、あまりにも見え透いたやり方なので、、、

それにストーリー自体も、例えば金塊を奪うシーンなど、あまりにも行き当たりばったりな展開で全体の流れを思いっきり分断している。

もちろん映画はストーリーがすべてではないのはわかっているけど、自分が映画のどこを面白く感じるかというと、1にストーリーテリング、そして2にもストーリーテリングなので、そこがうまく流れていないと、どうしても映画として好きな部類に入ることはないなあ。

 2009年01月21日
 チェ 39歳別れの手紙
Posted by ag at 23:47/ カテゴリー: MOVIE_Database

チェ 39歳別れの手紙監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ベニチオ・デル・トロ、ジュリア・オーモンド、カルロス・バルデム、デミアン・ビチル、ヨアキム・デ・アルメイダ、エルビラ・ミンゲス、フランカ・ポテンテ、カリル・メンデス、エドガー・ラミレス、カタリーナ・サンディノ・モレノ、ロドリゴ・サントロ、ロベルト・サンタナ、マット・デイモン、ルー・ダイアモンド・フィリップス
原題:Che: Part Two
制作:スペイン・フランス・アメリカ/2008
URL:http://che.gyao.jp/
場所:スペースFS汐留(試写会)

事実に基づいた映画を作る場合、実際に起きた出来事なんて、ややもするとそんなにドラマティックなものではないので、どこかしらを脚色して派手に演出しないと、劇映画としてはあまりにも退屈なものになってしまう。

でもそれって、嘘を差し挟むということになる。

ドキュメンタリーじゃなくて劇映画なんだからある程度の嘘は許されるとおもうんだけど、あまりにも嘘が多いと「事実に基づいた映画」とする謳い文句がはばかれることになってしまう。

そこのバランスが難しいところなんだろうけど、この『チェ 39歳別れの手紙』はあまりにも嘘が無くて、誠実に作りすぎているんじゃないかとおもう。その正確さに頭が下がるおもいもするけど、これじゃ、おそらく、退屈だ。

この映画を退屈せずに観られるのは、ありきたりの伝記映画に飽きてしまった人たちだけだろうけど、そういう人はよっぽど映画を観込んでいる人だけだろうなあ。

キューバでは何が成功して、ボリビアでは何が失敗したのか。その対比が、もうちょっと単純に浮かびあがってきてくれていたら、一般の映画観客も、もっと面白がってくれただろうに。

 2009年01月20日
 ワールド・オブ・ライズ
Posted by ag at 23:45/ カテゴリー: MOVIE_Database

ワールド・オブ・ライズ監督:リドリー・スコット
出演:レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング、ゴルシフテ・ファラハニ、オスカー・アイザック、サイモン・マクバーニー、アロン・アブトゥブール、アリ・スリマン、ヴィンス・コロシモ、メーディ・ネブー、マイケル・ガストン、カイス・ネシフ
原題: Body of Lies
制作:アメリカ/2008
URL:http://wwws.warnerbros.co.jp/bodyoflies/
場所:ワーナー・マイカル・シネマズ板橋

007と比べてばかりだけど、007の絵空事に比べれば、リアルな世界で展開しているように見えるスパイ映画。レオナルド・ディカプリオの判断がやたらと早くて、とても大胆なのところは、まあ、ジェームズ・ボンドみたいだけど。

世界をまたにかけているのは007映画とおなじ。『007/慰めの報酬』の場合は、いったいなぜイタリアのシエナ? オーストリアのブレゲンツ? と、めまぐるしく変わる舞台設定に面食らったけど、こっちは、イラク、ヨルダン、シリア、カタールと、いまの世界情勢を描くとしたら妥当的な舞台設定。

でも、ヨルダンの情報機関が、簡単にシリアで展開できるんだろうか?
イスラエルと国交を持つ親米ヨルダンとイスラエルにミサイルをぶち込む反米シリアという構図なら、いくらヨルダンの国境を越えてすぐのダラの町だとしても、あんなに簡単にヨルダンの情報機関は乗り込んで行けないんじゃないのかなあ。
あれじゃ、映画の中のセリフのとおり、騎兵隊が乗り込んで来ちゃった感じ。

ひとつリドリー・スコットらしい細かさが出ていたのは、いくら親米ヨルダンとはいえ、イスラム系の女性が欧米人と一緒に歩いているところを周りの人間が快くおもっていない雰囲気を出していたところ。パレスチナ難民を多くかかえるヨルダンの人々のイスラエルやアメリカに対する感情は、国の政策とは別に、複雑な思いがあるんじゃないかと気付かされたシーンだった。

 2009年01月14日
 地球が静止する日
Posted by ag at 23:59/ カテゴリー: MOVIE_Database

地球が静止する日監督:スコット・デリクソン
出演:キアヌ・リーヴス、ジェニファー・コネリー、ジョン・クリーズ、ジェイデン・スミス、ジョン・ハム、キャシー・ベイツ、ロバート・ネッパー、カイル・チャンドラー、アーロン・ダグラス、ヒロ・カナガワ、ジェームズ・ホン
原題:The Day the Earth Stood Still
制作:アメリカ/2008
URL:http://movies.foxjapan.com/chikyu/
場所:109シネマズ木場シアター

やたらとカット数が多くて無駄に忙しない昨日の007に比べると、派手さはないけど落ち着いて観られる娯楽映画。映画のテーマとして、底は浅いけど、人類への警鐘みたいのもあるし。

でも、人間である自分が言うのもなんだけど、のっぴきならない危機に陥ったとしても、人間は変わらないよ、無理、無理。やっぱり地球にとって人間という害虫は、もういらない存在だよなあ。と、最近のガザ情勢を見たりすると、どうしても自虐的になってしまって、映画の最後、キアヌ・リーヴスが人類を助けてしまうことに、どうしようもない甘さを感じてしまう。

1951年のロバート・ワイズ版『地球の静止する日』公開当時の人類だったら助けてあげてもよかったけど、現在の人類だったらもっと辛辣なラストに書き換えても良かったのに。

で、ロバート・ワイズ版をてっきり観ていないとおもっていたら、このスコット・デリクソン版を観て行くうちに、どんどんその白黒映画の記憶が呼び覚まされて行く。どこかで観てるな、これは。

それから、ジェームズ・ホンが出てきた! 地球と運命をともにすることを決意した宇宙人として。ちょっと嬉しかった。

 2009年01月13日
 007/慰めの報酬
Posted by ag at 23:59/ カテゴリー: MOVIE_Database

007/慰めの報酬監督:マーク・フォースター
出演:ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジュディ・デンチ、ジェマ・アータートン、ホアキン・コシオ、ジェフリー・ライト、ジャンカルロ・ジャンニーニ、イェスパー・クリステンセン、ローリー・キニア
原題:Quantum of Solace
制作:イギリス・アメリカ/2008
URL:http://www.sonypictures.jp/movies/quantumofsolace/
場所:新宿明治安田生命ホール(試写会)

映画が始まると、なんとなく前作からの続きのような話しの展開になってくる。これはやばい。前作の『007/カジノ・ロワイヤル』を観てないから、ストーリーがさっぱりわからない。でも、観ているうちに、この映画のストーリーなんて、あって無いようなもんだということがわかってくる。ストーリーを語る上でのアクション・シーンではなくて、はじめにアクション・シーンありき、なんだもん。それって絶対に、本末転倒だよなあ。

たしかにアクション・シーンは凄い。CG使えば、いままでにはありえなかったようなカメラアングルが可能で、天井のガラスを突き破って人が落ちてくるシーンとか、爆発の中の格闘シーンとか、迫力満点であることは間違いない。

でも、なんだかむなしい。

いつのアカデミー賞授賞式だったか、ショーン・コネリーとロジャー・ムーアとティモシー・ダルトンが何かの賞のプレゼンターとしてそろい踏みしたことがあった。そのときの3人の掛け合いがイギリス的なウィットにとんでいて、めちゃくちゃ面白かったことを覚えている。

新しい007を探っているのはわかるけど、ハリウッドのVFXバリバリの映画を真似するだけじゃなくて、どこかにイギリス的な要素も残しておいて欲しいよね。

 2009年01月12日
 荒野へ
Posted by ag at 22:43/ カテゴリー: BOOK_Database

荒野へ著者:ジョン・クラカワー
翻訳:佐宗鈴夫
出版社:集英社文庫、集英社
購入場所:ブックファースト新宿店

ショーン・ペンが監督した映画『イン・トゥ・ザ・ワイルド』の原作本。

映画の中には描かれてなくて、この本を読んでわかったことは、アラスカの荒野で死んだクリス・マンカインドの事件がアメリカでは大きなニュースとして取り扱われていたということ、そしてそのことに対して一般大衆から、無知な若者、または頭のおかしな若者、という批判が相次いだことだった。

確かに、充分な装備も持たずにアラスカの荒野に踏み込んで死んでしまえば、表面上は“無知で無謀な奴”または“自殺願望者”と見えるかもしれないけれど、この本の著者のジョン・クラカワーは、本当にそんな単純なことなんだろうかと疑問を感じて、残された日記や読んでいた本への書き込み、肉親、友人、旅の途中で知り合った人の証言などからそこを読み解いていく。

その読み解いて行く過程が、まるでミステリーのようで面白かった。

若干、自身と照らし合わせて、クリス・マンカインドを擁護しようとする記述が多いけど、冷静に分析をしようとつとめてはいる。

ただ、そのジョン・クラカワー自身の個人的な経験に章を割いていて、それををどう読み取るかでこの本に対する印象がだいぶ変わってきてしまうんじゃないかとおもう。果たして、ジョン・クラカワー自身の経験を記述することによって、クリス・マンカインドという人物をさらに浮かび上がらせることに成功しているのかどうか。そこはだいぶ微妙な部分。

ショーン・ペンの映画は、このジョン・クラカワーの本の構成に倣っている部分も多いけど、そこは映画と本というメディアの違いで、受ける印象がまったく違うことがわかる。映画はイメージの積み重ねで、本は証拠や証言や引用の積み重ね、といった感じ。だから、映画を見てから原作本で補足するという流れがベストな作品。これが逆だったら、映画の受ける印象がだいぶ変わってしまっていたんじゃないのかなあ。

この本の中には、クリスが読んでいた本も含めていろいろな文章が引用されているけど、以下の引用がクリス・マンカインドの事件をいちばん端的に表しているんじゃないかとおもう。そして、いちばん好きな引用だった。

結局、創作的才能にとって、病的なほど極端に走るのは悪い習慣かもしれない。それは非凡な自己洞察をもたらすけれども、心の傷を魅力的な芸術や思想に表せない者たちには、長続きする生き方ではない。

セオドア・ロウスザック『驚異の探求』

 2009年01月07日
 イングランド4部のチーム
Posted by ag at 00:10/ カテゴリー: SPORTS

ジリンガム

イングランドのFAカップ3回戦をJsportsで観る。対戦カードは、ジリンガムV.S.アストン・ヴィラ。

ジリングガムは、ロンドンから南東に行ったところにあって、リーグ2(つまりイングランドの実質4部)に属しているチーム。
こんな4部のチームの試合を日本で観ることは、まず、ありえなくて、とても貴重な経験だった。

4部チームのプレイ・スタイルは、解説の永井洋一が言っていたように、ガッツン、ガッツン当たってくる昔ながらのイングランドのプレイスタイル。といっても、そんな昔ながらのイングランド・スタイルをリアルタイムで経験していたわけではないけど。
でも、ラグビーのルーツがイングランドのフットボールだという事実が、この昔ながらのイングランド・スタイルを見ればわかるような気がして、それがとても面白かった。

こういう昔ながらのイングランド・スタイルがプレミアのアストン・ヴィラに通用するはずも無く、とおもって観ていたら、そうでもなかった。どんなスポーツでもそうなんだろうけど、結局、試合を左右するのはモチベーションでした。アストン・ヴィラにはミスも多く、あきらかに「こんな4部のチームと試合なんかやってられっかよ」とおもっている雰囲気がありあり。

そんなんだから、先行したのにもかかわらず、同点ゴールを決められてしまう。
そのゴールが、これまた素晴らしかった。
決めたのはシメオン・ジャクソンというプレーヤーで、安定感で定評のあるアストン・ヴィラのキーパー、フリーデルもまったく動けず。

それに、このプレミアから得た貴重なる1得点の時のスタジアムの雰囲気がこれまた最高。
ほんと、我が町の我がチーム、だよなあ。
いつものことながら、こういったイングランドのフットボール文化に強い憧れを持ってしまう。

結局、最後はアストン・ヴィラにPKを与えてしまうんだけど、プレミアから得たこのジャクソンの得点は、たった1点とはいえ、ジリングガムというチームの歴史に一つの栄光をもたらしたことは間違いないとおもう。

 2009年01月05日
 WALL・E/ウォーリー
Posted by ag at 23:54/ カテゴリー: MOVIE_Database

WALL・E/ウォーリー監督:アンドリュー・スタントン
声:ベン・バート、エリッサ・ナイト 、ジェフ・ガーリン 、フレッド・ウィラード 、キャシー・ナジミー 、シガニー・ウィーバー
原題:WALL·E
制作:アメリカ/2008
URL:http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/
場所:ワーナー・マイカル・シネマズ板橋

人間のいなくなった地球で、延々と700年もゴミの収集を続けるひとりぼっちのロボット“WALL・E”が、ゴミの中から見つけた映画『ハロー・ドーリー』のビデオを観て、映画の中のシーンと同じように誰かと手をつなぐことを夢見る、という部分がストーリーの柱として展開して行くんだけど、ヒューマノイド型ではないロボット“WALL・E”を擬人化させて愛情を表現させようとすること自体に無理があるようにおもえて、どうしても最後まで映画に乗れず。

それに、手をつなぐ、ということを引き合いに出すときの『ハロー・ドーリー』のシーンも弱いし。何かもっと感動的なシーンが良かったなあ。ちょっとシチュエーションが違うけど、チャップリンの『街の灯』のラストシーンのような。

地球を逃げ出した人間たちが地球に植物を確認して帰還して行く、という部分のほうが面白かった。
ラストのエンド・クレジット裏に流れる地球復興をおもわせる絵画調の静止画は『風の谷のナウシカ』のオープニングを思い出させたりして。

 2009年01月01日
 1年の計2009
Posted by ag at 23:59/ カテゴリー: 一年の計

・ロンドンのアップトンパークへ行く。
・オルベア・オニキスを買う。
・『戦争と平和』を読む。
・人と同じことをする、ことを嫌う、ことを改める。
・適度の束縛は甘んじて受けるべきだ。
・ジュースをおごる。

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