

今年も、岐阜県八百津町久田見で行われた「久田見まつり」に行ってきました。
なぜ、そんな祭りに行くかというと、久田見出身の知り合いがいるからで、普通ならまずは行かない場所。
八百津町から、ちょっと小高い山上に存在する村落で、なんとなく周りから隔絶された感じがあるので、まるで小野不由美「屍鬼」の外場村のよう。「死によって包囲されている」とはおもわないけど。
この久田見まつりのメインイベントは、神明神社で行われる「糸切りからくり」という手法の人形劇で、糸が直接人形と結びついていなからなかなかおもうように動かない。こんなところもまた今のコンピュータテクノロジーの世の中から隔絶された感じがあって、ますます不思議な感覚におちいってしまう。

今年の出し物は、中盛地区が竜が出て来る神話か何か。

松阪・後口地区は、釣りバカ日誌。

入野地区は中日ドラゴンズ。

野黒地区は、消防士。

薄野地区もなぜか消防士。出し物は当日まで秘密にされるので、こんなふうに、かぶっちゃうこともあるんでしょう。でもなぜ、消防士? 何か久田見特有の出来事があったのかもしれない。

小草地区は金太郎。
この6つの内で、出来が一番良かったのは、昨年に引き続き中盛地区じゃないかとおもう。ちゃんとストーリーがあって、落ちもしっかりしているし。

人形の作りはとてもしょぼくて、動きもてきぱきしているわけじゃないけど、それがなんだか、ホンダのASIMOのようなロボットの対極にあるような感じがして、かえってとても貴重な感じが出ているし、その人形劇の時間だけでも、分刻みに動くことを義務づけられている我々を解放してくれているような感じがするのもなかなか良いし。
こんなふうに、いまの時代の流れに逆行するような祭りを、今度はどこか、「久田見まつり」ではないところへ行きたいような気もするけど、それがどこにあるのかもさっぱりわからず。インターネットだけじゃ、どんな感じの祭りなのか、なかなか分かりづらいからね。