
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、アーニー・ハー、クリストファー・カーリー:、ブライアン・ヘイリー、ブライアン・ホウ、ジェラルディン・ヒューズ、ドリーマ・ウォーカー、コリー・ハードリクト、ジョン・キャロル・リンチ、スコット・リーヴス
原題:Gran Torino
制作:アメリカ/2008
URL:http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/
場所:ワーナー・マイカル・シネマズ板橋
ダーティハリーなら、ラスト、全員を皆殺しにして無事復讐を果す。タオやスーと抱き合ったシーンにエンドクレジットがかぶってラロ・シフリンの音楽が流れる。
あれから40年が経って、まさかそのままダーティハリーをやるわけがないと、いろいろとストーリーの展開を先読みしていた時に、ハッと気が付いた。これはもしかしてイーストウッドの遺書なんじゃないか、と。どのようにして“死”を迎えるべきか、それをこれから描くんじゃないか、と。
いかにして“死”を迎えるべきかを考えたときに、寝たきりになって多くの人に迷惑をかけながら“死”を迎えるよりも、どこかヒロイックな“死”に方をしたいと常日頃から考えているんだけど、それを想像するとまるっきり映画の見過ぎの、現実的ではないイメージが、ポケタポケタ、と湧いて来てしまう。
核爆弾を積んだ飛行機を砂漠の上で自爆させる(『24 シーズン2』)、とか、地球に衝突する隕石の軌道を修正するためにロケットに乗り込む(『アルマゲドン』)、とか、そんなことを真っ昼間から考えていたんじゃ、まるで『虹を掴む男』のダニー・ケイのようだ。
そこに、もうちょっと現実的な『グラン・トリノ』という“死”に方が今日、加わりました。日本では、まだそんなに銃が氾濫しているわけではないので、あんなふうに、ボニー&クライドや、『ゴッドファーザー』のジェームズ・カーンのような蜂の巣になるようなことはないだろうけど。
ダーティハリーも格好良かったけど、ウォルト・コワルスキーも格好良かった。