
監督:庵野秀明
声:緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、三石琴乃、山口由里子、山寺宏一、石田彰、立木文彦、清川元夢、長沢美樹、子安武人、優希比呂、関智一、岩永哲哉、岩男潤子、麦人
制作:カラー/2009
URL:http://www.evangelion.co.jp/
場所:新宿ミラノ1
テレビの「新世紀エヴァンゲリオン」が、「人類補完計画」という謎に向けての伏線ばっかりのストーリーになってしてまって、結局、その伏線の行き着く先が見えないまま破綻してしまったのに対して、この映画シリーズは最初から全4部作(?)として、何かしらの落としどころに向かってどうにか突き進んでいるように見える。
のは、よかったんだけど、「ゼーレ」とか「死海文書」とか「セカンドインパクト」とか、テレビシリーズの「エヴァンゲリオン」というものを好きになった直接的な理由である説明不充分で謎めいた固有名詞が、この映画シリーズではあまりストーリーに関わらなくなってしまった。そのあたりのことはテレビシリーズで説明済みなので省略、みたいな感じで。そこが残念だった。
その代わり、人物の内面描写が多くなった。綾波がシンジを食事に誘うところとか、アスカが他人との触れ合いに意義を見い出すところとか、新キャラの真希波・マリ・イラストリアスのところとか。もしかすると庵野秀明って、テレビシリーズの第弐拾伍話や最終話のような内面の精神世界を描くことが本当は大好きで、それを今回は「ヱヴァンゲリヲン」というストーリーの中にうまく載せて来たのではないかとおもったりもする。
ただ、そんな内面描写が気恥ずかしいまでに直接的なので、ちょっと画面から目をそらしたくなったりしてしまう。それに「今日の日はさようなら」や「翼をください」の曲を使うセンスはどうなんだろう? 自分としては、ちょっと、、ダメだった。
でも使徒との対決シーンは素晴らしいので、プラスマイナスゼロ、です。