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 2009年08月17日
 サマーウォーズ
Posted by ag at 23:59/ カテゴリー: MOVIE_Database

サマーウォーズ監督:細田守
声:神木隆之介、桜庭ななみ、富司純子、谷村美月、斎藤歩、永井一郎、信澤三惠子、佐々木睦、金沢映子、玉川紗己子、桐本琢也、小林隆、清水優、山像かおり、田村たがめ、中村正、田中要次、谷川清美
制作:角川書店、D.N.ドリームパートナーズ、ワーナー・ブラザース映画、読売テレビ放送、バップ/2009
URL:http://s-wars.jp/index.html
場所:ワーナー・マイカル・シネマズ板橋

映画の舞台設定からして、古い人間のぬくもりのあるアナログ的なコミュニケーション能力が、新しい人間の冷たいデジタル・コミュニケーション能力を凌駕するような内容のストーリーかとおもったら、そんな単純な図式を描こうとしたわけではなくて、どちらかというとその両方を調和させて融合させようと意図した内容の映画だった。格闘系ゲーム&テーブルゲームと高校野球を平行して描いたり、まるでフランク・キャプラの『素晴らしき哉、人生』のラストシーン、住民の一人一人がジェームズ・スチュアートに寄付を申し出るシーンのような、全世界の人たちが夏希にアカウントを提供するシーンをラストに持って来るところなどに、新しいものと古いものを融合させようとする意図が見え隠れする。

それで、そんな融合が、あんがい気持ちよかった。

それは、ストーリーと演出のテンポがぴったりはまっていることもさることながら、群衆シーンの巧さに負うところも大きい。細田守と宮崎駿は、不幸ながらにして一緒に仕事をすることは無かったらしいんだけど、徹底的に宮崎駿の作り上げる世界観を勉強したんじゃないのかなあ、細田守は。あの大家族のシーンの描き方の巧さは、黒澤明、宮崎駿、細田守と、日本映画の中に脈々と受け継がれているようでいて嬉しかった。さらりと黒澤明の映画の話しを持ってくるところなど、やっぱり黒澤明の群衆シーンを意識していたり。

できたら、実写の監督の中に、そんな群衆シーンの巧い人が出て来てくれるとほんとうは嬉しいんだけど。才能は、みんなアニメ業界に流れてしまってるなあ。

ag-n
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