
1995年から97年にかけてアメリカのVoyager社から発売された「Our Secret Century」というCD-ROMのシリーズがあった。このCD-ROMは、Rick Prelingerなる人物が集めていた企業の宣伝フィルムや公共マナーの喧伝フィルムなどを納めたものなんだけど、現在ではほとんど顧みられることの無くなった当時のアメリカ市民の暮らしぶりや夢見ていたものが描かれていてとても面白い。ハリウッドのスタッッフが絡んでいるのか、MGMミュージカル調やパラマウント調になっているところも興味深い。
それで、日本のボイジャー社で1巻だけ「忘れられたフィルム」というタイトルで日本語化したんだけど、予算が無い(つまり、そんなに売れない)のに翻訳しなければならない文字数も多かったり、QuickTimeの動画ファイルに字幕を入れなければならなかったり、日本語吹き替えをしたり、どのような手順で監修をお願いしたらいいのかわからずに柏木博さんに頼んだり、なんだかメチャクチャだった。
そんなに苦労して制作したCD-ROMなのに、OMO(Oracle Media Objects)というオーサリングツールで作られているため、それが見られる環境が現在では皆無に近い。あ〜あ、あの苦労は何だったんだろうと嘆き悲しんでいたとき、そうだ! 動画だけならYouTubeにあるんじゃないかということで、ありました!
どれもこれも、たぶん普通の人が見る分には、ふ〜ん、としかおもえないフィルムばかりでしょうけど、自分にとってはまるで子供のように愛おしいフィルムばかりです。
01 : Looking Ahead Through Rohm & Haas Plexiglas (Part II) (1947)
02 : Technicolor for Industrial Films (ca. 1949)
03 : Design for Dreaming (1956)
04: Once Upon a Honeymoon (1956)
05 : Frigidaire Finale 1957 (1957)