
監督:サム・ライミ
出演:アリソン・ローマン、ジャスティン・ロング、ローナ・レイヴァー、ディリープ・ラオ、デヴィッド・ペイマー、アドリアナ・バラーザ、チェルシー・ロス、レジー・リー、モリー・チーク、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、ケヴィン・フォスター、アレクシス・クルス
原題:Drag Me To Hell
制作:アメリカ/2009
URL:http://spell.gaga.ne.jp/index.html
場所:TOHOシネマズ日劇
スパイダーマンばっかりだったサム・ライミがホラー映画の世界に戻ってきた。このまま延々とスパイダーマンを撮り続けるんじゃないかとおもえるほどに成功を収めてしまったので、まさかホラーの世界に戻ることは無いのではないかとおもっていたんだけど、でも何故か、初心忘るべからずなのか、サム・ライミは元のフィールドに戻ってきた。
で、その戻り方が凄い。どこをどうしたらスパイダーマンの後にこんなオーソドックスなホラー映画を作れるんだろう? 黒澤明が晩年、「この歳になってチャンバラ映画を撮ることはできない」と言ったように、培った経験をより高次の段階で役に立てようとするのが普通の映画監督なのに、サム・ライミはまったくそんな素振りを見せない。いやあ、ますますサム・ライミを好きになってしまった。
ただ、ここまでキッチリとホラー映画を撮ることもなかったとはおもうけど。もうちょっと『キャプテン・スーパーマーケット(死霊のはらわたIII)』とまではいかないまでも、笑えるところがあれば良かったのに。
それに『スペル』という邦題は拙かった。“Drag Me To Hell”で無ければ、ラストが生きないじゃん。なんで『スペル』なんて邦題にしたんだろう。『ドラグ・ミー・トゥ・ヘル』で良かったのに。