
監督:フレデリック・ワイズマン
出演:エミリー・コゼット、オーレリ・デュポン、ドロテ・ジルベール、マリ=アニエス・ジロ、アニエス・ルテステュ、デルフィーヌ・ムッサン、クレールマリ・オスタ、カデル・ベラルビ、マチュー・ガニオ、レティシア・プジョル、ジェレミー・ベランガール、マニュエル・ルグリ、ニコラ・ル・リッシュ、エルヴェ・モロー、ウィルフリード・ロモリ、バンジャマン・ペッシュ、ジョゼ・マルティネズ
原題:La danse - Le ballet de l'Opéra de Paris
制作:フランス/2009
URL:http://www.paris-opera.jp/
場所:ヒューマントラスト・シネマ有楽町
フレデリック・ワイズマンのドキュメンタリーは、インタビューもテロップもBGMもナレーションも無い。この手法は下手をすると観ているものを混乱に陥れる可能性があるんだけど、フレデリック・ワイズマンの映画はまったくそんなことがない。もちろんナレーションもテロップも無いので細かいところがわからない。この『パリ・オペラ座のすべて』も、コール・ド・バレエ? エトワール? あの偉そうなおばさんは誰? と、バレエを知らないものにはわからないことばかり。でも、そんなことはまったく問題ない。なぜなら、フレデリック・ワイズマンの見つめる視線がしっかりと人間の表情、動きを捉えて離さないから。前作の『州議会』も3時間半があっと言う間だったけど、今回もただ単に人間を見つめているだけで2時間40分があっという間だった。
ただ、2時間40分も飽きなかったのは、フレデリック・ワイズマンの力量も然る事ながら、自分は案外、バレエを観ることが好きだっていうことをおもい出した。バレエと言っても、クラッシク・バレエとかモダン・バレエではなくて、もっと前衛的で先鋭的なバレエ。この『パリ・オペラ座のすべて』ではその超モダンな、ポストモダンって言うのか、何て言うんだか分からないけど、そんなバレエも出て来る。それがなかなか素晴らしい。そんなところも飽きなかった理由かもしれない。
自分がバレエ好きだと言うことを知らしめたのは、エドゥアール・ロック の「アメリア」というバレエ。いつだったかテレビをつけたら演っていたんだけど、これはいったい何なんだ! とテレビに釘付けになった覚えがある。
amazonを見たら、DVDで買えるみたい。昔は買えなかったのに。買っちゃおうかな。