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 2010年03月16日
 ハート・ロッカー
Posted by ag at 23:59/ カテゴリー: MOVIE_Database

ハート・ロッカー監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアン・ジェラティ、クリスチャン・カマルゴ、ガイ・ピアース、レイフ・ファインズ、デヴィッド・モース、エヴァンジェリン・リリー
原題:The Hurt Locker
制作:アメリカ/2009
URL:http://hurtlocker.jp/
場所:ユナイテッド・シネマとしまえん

アメリカ映画がイラクを描くとすると、その前提として、こんなイラクにしたのは誰なんだよ、がついてまわるとはおもっていたけれど、案の定、観ているあいだ中その事がずっと頭の片隅に常駐していて、やっぱりこの手の映画を愉しむにはいたらなかった。

観る前からこのような状態に陥るのではないかと何となくわかってはいた。でも、爆弾処理班のプロフェッショナルぶりを追求して描くぶんにはそれも中和されるとおもって、いちるの望みを持って観に行ったんだけどなあ。そこにはただ無謀な男が爆弾を処理している姿しかなかった。もっと爆弾処理のテクニカルな面を強調すべきだった。爆弾を処理する技能の高さに裏打ちされた無謀さ以外の無謀には、何のカタルシスも得られない。

それにイラクの人々を得体の知れないモノとしか描いていないのも反発を持つ理由。イラクのサッカー少年との交流がストーリーに深く切り込んではくるけれど、ジェレミー・レナーの軍曹とその少年との感情の交感がとても浅いので、この部分だけでアメリカ兵の一般的なイラク人への情を代弁するのは無理な話だった。

このような映画が今年のアカデミー賞作品賞を取ったことの意味を考えてしまう。作品賞を取る映画は、その時代のアメリカを色濃く反映した作品が多いから。だとすると、なんか、ヤダな。

ag-n
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