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 2010年06月10日
 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
Posted by ag at 23:59/ カテゴリー: MOVIE_Database

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を監督:ジョニー・トー
出演:ジョニー・アリディ、アンソニー・ウォン、ラム・カートン、ラム・シュー、サイモン・ヤム、シルヴィー・テステュー、チョン・シウファイ、マギー・シュー、フェリックス・ウォン、ミシェル・イェ、ン・ティンイップ、フォン・ツーファン
原題:復仇
制作:香港/2009
URL:http://judan-movie.com/
場所:新宿武蔵野館

ジョニー・トーの映画を観るのはこれで4本目。一番最初に勧められてビデオで見た『ザ・ミッション 非情の掟』があまりにも素晴らしかったので、昨年観た『エグザイル/絆 』にはガッカリだった。ガッカリどころか、自分の一番嫌いなタイプの映画、ストーリー・テリングを無視して映像スタイルだけに重きを置いてしまっている映画だった。確かにジョニー・トーはスタイルを追求するあまりストーリーを二の次にする傾向があるけど、『エグザイル/絆 』はそれがめちゃくちゃ顕著だった。ストーリー運びのリズムを壊してまで映像スタイルに走っている映画を観るのは本当に辛い。

そんな『エグザイル/絆 』のことがあったので、この『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』には一抹の不安があったんだけど、蓋を開けてみたらそのような不安は杞憂だった。もちろんジョニー・トーのことだから、ところどころにスタイリッシュな映像を撮りたいがためのシーン構成が見受けられるけど、例えば空き地での決戦シーンとか、あんなゴミを固めた四角いブロックを転がしながら、それを盾にして拳銃を撃ち合うなんてまったくリアリティに欠ける。あんなんじゃ、中央にいる奴らはすぐに皆殺しだよなあ。でも、西部劇のインディアンの駅馬車襲撃シーンを意識しているのか映像としては面白いし、全体的なストーリーの流れからしてそれほど逸脱した映像でもないし、シーンのピースとしてピタリとはまっていた。

スタイリッシュな映像をスパイスとして加味すると深みが出て素晴らしい映画になる場合があるんだけど、スパイスが利きすぎるとまったく観てられなくなる場合もある。そのバランスが微妙に難しい。この『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』は、単純な復讐劇だけど、ほど良く映像スパイスが利いていて面白い映画だった。

そうそう、飯を喰うシーンだけど、相変わらず出て来る。でも、ガツガツ喰うシーンがなかった。ガツガツ喰うシーンがいいのに。

ag-n
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