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 2010年06月17日
 ブライト・スター いちばん美しい恋の詩
Posted by ag at 23:24/ カテゴリー: MOVIE_Database

ブライト・スター いちばん美しい恋の詩監督:ジェーン・カンピオン
出演:アビー・コーニッシュ、ベン・ウィショー、ポール・シュナイダー、ケリー・フォックス、トーマス・サングスター、クローディー・ブレイクリー
原題:Bright Star
制作:イギリス/2009
URL:http://www.brightstar-movie.jp/index.html
場所:新宿武蔵野館

ジェーン・カンピオンの長編映画は2003年の『イン・ザ・カット』以来。その前作の『イン・ザ・カット』は、メグ・ライアンがジェーン・カンピオンの演出のもとに、『ピアノ・レッスン』のホリー・ハンターのような魅力のある女性像として登場するものと期待して観に行ったのに、あまりにも鬱々とした映像の連続で、どちらかと言うと精神的に病んでいるように見える役柄の女性だったのにはガッカリとしてしまった。それでもまだまだジェーン・カンピオンに期待する気持ちは強く、次回作をいつかいつかと心待ちにしていた。

で、やっと6年ぶりにジェーン・カンピオンの映画がやって来た。それもひっそりと。まあ、有名な俳優が1人も出ていないからこの扱いはしょうがないのだろうけれど、もうちょっと宣伝してもいいんじゃないかなあ。

この『ブライト・スター いちばん美しい恋の詩』は、まったくの事前情報を入れずに観に行ったので、イギリスの詩人ジョン・キーツとその恋人ファニー・ブローンとの悲恋を描いた伝記映画であることをまったく知らなかった。ジョン・キーツというと、いろんな映画のセリフの端々に登場する詩人なんだけど、何の知識も持ち合わせていなかったので、おお、こんな人物だったんだと、それだけで映画が興味深かった。

それに、青空文庫にも登録されている日本の詩人、八木重吉はジョン・キーツに多大な影響を受けてるということなので、さらに興味深かった。

  キーツに 寄す

うつくしい 秋のゆふぐれ
恋人の 白い 横顔(プロフアイル)―キーツの 幻(まぼろし)

八木重吉「秋の瞳」より)

そして、やっぱりジェーン・カンピオの映像の美しさ。特に今回は、光の当たっている部分に見られる“白”が美しい。なぜか新宿武蔵野館での上映はフィルムではなくDLPでの上映だったんだけど、それでもその“白”の美しさは際立っていた。

ただ、ジョン・キーツの詩の翻訳を字幕で見せられるのはちょっと苦しかった。これは自分だけかもしれないけど、詩というものは、どんなものであっても、じっくりと咀嚼しないと意味がわからない。字幕で次から次へと読まされるのは相当厳しかった。

ag-n
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