
監督:ロバート・アルトマン
出演:バッド・コート、サリー・ケラーマン、シェリー・デュヴァル、マイケル・マーフィ、ジョン・シャック、G・ウッド、ジェニファー・ソルト、ルネ・オーベルジョノワ、ステイシー・キーチ
原題:Brewster McCloud
制作:アメリカ/1970
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場所:新宿武蔵野館
ロバート・アルトマンの映画というと、『M★A★S★H マッシュ』や『ザ・プレイヤー』も好きだけど、何と言っても『ロング・グッドバイ』。レイモンド・チャンドラーの原作を読んだ多くの人々がこうあるべきだと考えていたフィリップ・マーロウ像をぶち壊して、アルトマン独自のフィリップ・マーロウをエリオット・グールドを持ってして創造してしまった映画だ。だから公開当時は、レイモンド・チャンドラーのファンから総スカンを食った映画として話題になった。
ロバート・アルトマンの魅力の一つは、この『ロング・グッドバイ』に見られるような、こうあるべきだ、に反発するところにあって、そんなところが反骨の映画作家と呼ばれる所以ではないかとおもう。つまりロバート・アルトマンの映画は、普通の映画じゃあない。それは遺作の『今宵、フィッツジェラルド劇場で』までずっと変わらなかった。
この『バード★シット』も、普通の映画じゃあない。ストーリーなんてものは、あって無いようなもの。“鳥”を象徴としているので、憧れ、自由、開放、などを単純に映画の主題として想像してしまうけど、そんなこと考えた奴には鳥の糞をかけてやる! と言われてしまう。ラスト、主人公のバッド・コートがヒューストンのアストロドームを滑空したことに何に意味があるのか? とモヤモヤしているところに、別に意味なんかねーよ! と言われてしまう。うん、スゲエ映画だ。シェリー・デュヴァルの目の下側の付け睫毛もスゴイ。ストーリーはさっぱりわからないけど。