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 2004年12月29日
 変わらない神田村
Posted by みやこ at 21:03 / カテゴリー: 神保町点描

神保町におおむね20年ぶりで戻ってきた。最初に思ったことは「“神田村”は変わっていない」ということだ。はる書房がホームページを開設したり、古本屋さんが増えていたり、変わったといえば変わっているのかもしれないけれど、「清く貧しく良い本を作っていく・売っていく」という雰囲気が昔と同じに強く立ち込めている気がする。そのこと自体が悪いことであるわけはないけれど、不況産業である出版がどう生き延びていくか、そのことを語る気配が感じられないのは気のせいか。そもそも産業という見方が誤りなのか。
あ〜、「昔も今も出版に真剣に取り組んでいますよ」という声が聞こえる。そうなんだよね。

 2004年12月29日
 茅葺民家に雪が降る
Posted by みやこ at 20:29 / カテゴリー: 食・農・村

はる書房でホームページを開設することになり、「神保町の空」に参加することを決めた。で、テーマのようなものを設定してカテゴリを「食・農・村」とする。ブログというのは名前くらい知っていたけど、関わるのは初めて。実は当初、「茸と毒性」というタイトルで、スギヒラタケに絡む“原稿”を用意しておいたのだけど、日々移り変わる情勢のなかで陳腐化してしまったので、自らボツとした。どうもブログは日記感覚がいいようだ。agさんを師と仰ぎ、よし第1回!
最初にカテゴリについていえば、正式名称は「街にありて食、農、農山村をおもう」のつもり。「食農教育」とか「スローライフ」とか、食や農に関わることで、ふと思ったことや、こんなことがあるんだよ、といった情報の類を徒然に記したい。ここで、ふと思う。「食」「農」という特別な(?)言い方って、いつ生まれ、定着した(していない?)のかな。「定年帰農」の語源は知っているんだけど・・・。あ、いかん。前置きが長い。
今朝、東京は雪でした。雪と言えば、白川合掌造り民家がよく似合う。
茅葺き民家に関心を持つ人が増えているのだろうか。安藤那廣さんの『茅葺きの民俗学』(はる書房、83年)の新装版が刊行した(04年11月22日)。初版で3刷、息が長く売れ続けてきた本である。
たまたまと言うべきだろうが、晩秋の新潟県松之山町で茅刈りを体験した。「奥越後 茅屋根応援団茅屋〈KYAYA〉」が茅屋根保持・復元活動の第一歩として企画したもので、参加した当日には20人近くが茅を刈った。茅刈りにはシーズンがある。〈屋根用の茅は青いうちに刈ると葺き材としての耐久性に乏しいものになるので十分枯れてから刈る必要があったのだ。〉(『茅葺きの民俗学』より)。
この「茅屋」については、また追ってレポートしたいが、来年(2005年)2月12日・13日には「雪掘り」を行う予定らしい。雪掘りって何だい? 屋根の雪降ろしである。豪雪地帯の実感ある言葉だなあ。今日も茅葺民家に雪が降る。

 2004年12月24日
 一人が全国に向けて
Posted by ag at 11:36 / カテゴリー: 神保町点描

とにかく、ここ神保町には出版社が細々と存在している。このはる書房の窓から眺めても、魚住書店、ナツメ社、沖積舍が見える。こんなにたくさんの出版社が固まっているなんて、まるで中小企業の工場が集まっている大田区のようだ。でも、ネジを作っていたり、板金をやっていたりする工場と決定的に違うのは、出版社の商品が、日本全国の一般の人びとに向けている点。一人でやっている出版社が、何百万、何千万もの人たちに向けて発信しているのだ。それって、もしかすると、いまのネットとまったく同じなんじゃないだろうか。一人が全国に向けて発信している。それを出版業界には大昔からやっている人びとがいる。無形か有形か、値段があるかないかの違いはあるけど。

じゃあ、そんな小さな出版社がネットを有効利用しているのか?

残念ながら有効利用していない。古本屋が有効利用しているのとは対照的に、まったくダメだ。今もって既存の流通に頼っている。なぜなんだろう? 世の中が動いているのに、動かざるごと山の如し。自分がそれを動かそうなんて大それたことを思うけど、なかなか……。坂本龍馬には簡単になれない。

 2004年12月20日
 忘年会について思う…
Posted by 佐久間章仁 at 22:03 / カテゴリー: 日々

3月の新事務所引越以来、いまだに片づかない荷物がありました。昨日(休日出勤)、今日とその整理に着手、それでもなかなか片づかずにいます。重い腰を上げたのには理由があります。22日に事務所での忘年会を予定しているからです。毎年忘年会は近所の普段から仲良くしている出版社数社と合同で行なってきました。今年は二次会場として小社も場所を提供する−−引っ越して手広くなったこともありますが−−ことになり、上記の仕儀となった次第であります。さらには鍋、釜に食材を持ち込んで、今から宴会の準備に余念がありません。
そんな暮れの何とものどかな風景を前に、私自身は来年の仕事への意欲をかき立てているところです。

 2004年12月17日
 ホームページ開設
Posted by 佐久間章仁 at 20:22 / カテゴリー: 日々

ホームページを開設しました。一応、年内にアップという目標は達成することができました。サポートいただいた野口さんには感謝です。彼との出会いはCD-R0M付きの本の製作がきっかけでした。最近では『新しい日中関係への提言』のROM編集をお願いしています。

 2004年12月17日
 神保町に咲く野の花
Posted by ag at 15:14 / カテゴリー: 神保町点描

そんなに本が好きなわけでもないのに、なぜだか電子出版にかかわるようになってしまった。と同時に、いろんな出版社の人たちと接する機会が増えていった。最初は、電子出版という得体の知れないものに、期待に胸膨らませた大手の出版社の人たち。最近は、電子出版というシロモノに興味はあるが、別段、大きな期待を持っている訳ではない小さな出版社の人たち。そんないろんな人たちと話しをするうちに、なるほど出版業界なんてものは、多種多様な小さな業界の集まりの総体を呼称していたに過ぎなかったんだ、ということがわかってくる。出版業界の問題点といっても、眺める角度によって見え方は様々。その問題点の解決方法も、出版社によって大きく変わってくる。だから、いま現在、はる書房という小さな出版社とかかわって、さらにその周辺の出版社の人たちの話しを聞いてから遠く大手出版社の方向を眺めてみると、不思議と見晴らしが利くようにも思えてくる。

このブログの自分のパートは、そんな出版業界の辺境(なんて言うと怒られるかな?)から、ちょっといろいろと興味のあることを探索しつつ、大きく出るならば出版業界の問題点を、小さく出るとすれば神保町に咲く野の花の観察を、ちょこちょことやってみたいと思う。