小さな出版社の日々
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 2006年02月26日
 「過疎」と大雪
Posted by みやこ at 02:40 / カテゴリー: 食・農・村

NHK『難問解決! ご近所の底力』に、ご縁のある福島県昭和村が登場するとのこと(3月2日午後9時15分〜9時58分)。テーマは「雪」。放送を知らせてくれた方をはじめ、懐かしい顔がスタジオ雛壇に並ぶんだろうな、と今から楽しみ。当時紅顔の美青年も中学生のパパだったりするわけで、けっこうショックかも?

いっしょに昭和村に滞在した千葉県育ちの友人は、元・松之山町(現・十日町市)に住んで久しいが、この地も大雪である。先だって雪見舞い(?)で電話すると、
「いやぁ、雪国育ちの人たちは東京なんかの人が思うより、ど〜んと構えているよ」
と言う。
「そうなんだ」
「でもね。去年は“雪掘り”してたおばあちゃんが、今年はできなくなったりするの」
「……」
年をとることを自分自身では痛感していても、ひとのことだとリアルじゃない。いわゆる高齢化の現実というのは、去年できたのに今年できないことだったりなんだね。
いま平成18年度の税制改正に関する冊子を制作しているところだが、国から地方への税源移譲は着々と進んでいる。けどさ、税金を納める人・企業が少ない地域はどうすんの? と小学生のように疑問を持つ。過疎をなくすことが国策になっていると、ある人から聞いた。お国のトップ層に友人・知人がいる方でもあり、そのことの重みに涙が出そうになった。ひと昔前は、過疎をなくすためにどうやって定住者を増やすかが課題だった。こんにち過疎をなくすということは、過疎地に住む人の自然減なのである。
議員や大臣が出身地域の利益を考えて動くのは、良くも悪くも過去のものになっているのかもしれない。過疎地以外の多数派の国民ニーズ=自然志向に応えて、「ナイスなリゾートに、マンマのスローフードレストランをつくる」とか考えていたりして、まさか。