あけましておめでとうございます。
悪くなるいっぽうの世界ですが、こうして年のはじめを迎えると、あらためて平和とやすらぎを願わずにはいられません。呼びかけ人のひとりとしてわたしも名を連ねる青空文庫では、あらたな年のはじまりに「著作権保護期間の70年延長に反対する」という声明を出しました。水牛も「反対に賛成」です。
2005年最初のお知らせは木村迪夫さんの朗読会について。
「まぎれ野へ 木村迪夫自作詩朗読」は詩人たちの間で評判になっているそうです。木村さんの朗読のすばらしさを詩人たちだけに独り占めさせるわけにはいきません。ぜひいらしてください。
1月22日(土)14:00 会場は四谷駅から5分ほどのところにある、アート・ステュディウム一階Gallery Objective Correlative(地図はこちら)。
木村迪夫、藤井貞和、小泉英政による詩の朗読と、富山妙子・高橋悠治 「けろけろ ころろ」、岡崎乾二郎・ぱくきょんみ「れろれろくん」の2冊の絵本をもとにした、映像と朗読による紙芝居を予定しています。後援は近畿大学国際人文科学研究所。入場料はカンパです。
「水牛のように」を2005年1月号に更新しました。
年末という締め切りのせいか、いつもよりすこし少なめです。スラチャイのように、「好きなことは/屋台の本を見て回ること/気に入ったヤツとつきあうこと/高価なものには縁がない」という暮らしが今年もわたしを待っています。佐藤真紀さんが書くこどもたちの話を読むと、こどもたちだけは悪くなるいっぽうの世界での生きかたを知っているのだと感じます。
「水牛の本棚」は杉山洋一さんの「しもた屋之噺」を。これまで「水牛のように」に連載してきたものの総集編です。TTZ製作はまたも浜野智さんの早技です。ほんとうはこのように順次まとめていけるといいのですが。。。
片岡義男さんの詩のコーナー「メントール・ユーカリプト」も更新です。『yours』をひもといて、くらべてみるのも興味深いと思います。BGMには片岡さんが選曲したCD「カーメン・キャヴァレロ」をどうぞ! 詩のタイトルにもなっている「Misty」という曲もはいっています。
ことしはCDを少なくとも2枚発売します。1枚は御喜美江さんのプロデュースによる「水牛のように」。この曲をはぐくんできた4人のアコーディオン奏者が、曲のもとになった詩をそれぞれの母国語で朗読し、それぞれのスタイルで演奏します。詩をかいてくれたウェンディ・プサードさんの朗読と水牛楽団の演奏も入ります。御喜さんのリサイタルにあわせて、4月1日の発売です。
もう1枚はシューベルトの「冬の旅」。斎藤晴彦さんが全曲を日本語でうたいます。斎藤さん自身に3人のひとが加わって、ウイルヘルム・ミュラーの詩をあたらしく日本語にしています。ピアノは高橋悠治さん。この冬に練習をして、夏に録音、次の冬に発売の予定。CDができあがったら、コンサートもしたいと思っています。楽しみに待っていてください。
それではまた!(八巻美恵)