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2007年7月1日

片岡義男さんの短編小説集『青年の完璧な幸福』(スイッチ・パブリッシング 2300円)が完成しました。7月13日には書店に並ぶ予定です。スイッチ・パブリッシングでは先行発売があるかもしれませんので、週明けあたりにチェックしてみてください。
「アイスキャンディは小説になるか」「美しき他者」「かつて酒場にいた女」「三丁目に食堂がある」という4編が収録されていて、主人公の青年たちはみな小説家をめざしています。主人公をめぐる、おなじみの強くて美しい女性はどのストーリーにも登場して「あなたの言葉はあなたというひとりの具象から発して、やがて書くかもしれない小説という抽象へと到達すればいいのよ」などと言っています。この台詞をかたちにしたような4つの小説は、ふたたび強い現実感を帯びて、読者であるわたし(たち)に手わたされることになるわけです。静かな美しいたたずまいの本です。読んでください。

本が出来たといって笑ってばかりはいられません。7月7日にせまった青空文庫10周年記念パーティのために、青空文庫のテキストをプリントして製本するという仕事が待っています。有志ではじめた「青空文庫製本部」は、デジタルテキストという抽象を本という具象に呼び戻す小さなこころみです。7日までに何冊できるでしょうか。

「水牛のように」を2007年7月号に更新しました。
先月お知らせした、四釜裕子さんといっしょに作ったパリ・オペラ座のジオラマは7月10日発売の「COYOTE」20号の特集「21世紀パリガイド[オペラ座の蜂蜜]」に掲載されます。堀江敏幸さんがジオラマについて書いてくださいました。いちばんわくわくしているのは四釜さんとわたしです、きっと。
去年連載をしていた小島希里さんは「水牛のように」はもちろん、各執筆者のブログもちゃんと訪問して、文章がおもしろい、どんなひとなのかしら、と言います。秋には御喜美江さんも東京に来るし、オフ会をしましょうか、ねえ、みなさん。そして水牛をもっと賑やかに。

●大阪周辺のかたがたのためのイベントのお知らせです。
・「新ちゃんのお笑い人権高座」と「絵のなかに見えるもの見えないもの」
出演 落語家 露の新治(モットーは護憲・平和・笑顔!)
   街頭紙芝居 古橋理絵(国策紙芝居がどう使われていたか検証します)
2007年7月21日(土)14時開演 前売1000円 当日1200円
住まい情報センター3F大ホール(地下鉄谷町線天神橋筋六丁目下車3番出口)
主催:どこまでも9条の会
連絡先:松本工房06-6453-7600

それではまた!(八巻美恵)

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