◆12月1日◆
アーサー・ウェイリー版『源氏物語』の日本語訳がおもしろい。日本語から日本語へと訳されたものより抽象性が増しているせいでしょうか。友だちに誘われて「ブーリン家の姉妹」を観たあとに読み始めたので、権力の座にある男には自分の欲望だけが重要で、政治をかんがえているのはむしろ女性のほうだという点が際立ってしまうのはしかたのないことです。今読んでいる「末摘花」の巻は「サフランの花」と訳されています。
年末恒例の日本語で歌う「冬の旅」(斉藤晴彦+高橋悠治)、ことしはシアターイワトではなく、埼玉県深谷のエッグファームでおこいないます。12月27日(土)16時30分より。深谷駅から会場までの送迎車もあるようなので、東京からの短い冬の旅そのものを楽しむこともできそうです。くわしくはSPACE WHO Special Concert vol. 161をごらんください。
「水牛のように」を2008年12月号に更新しました。
11月30日の朝にメールをチェックする前の時点で、たったひとつの原稿しか届いていないというはじめての事態でありました。が、それから1日たった今では、心配するまでもなくこのように賑やかに。沖縄もさすがに冬らしく、「Tシャツ一枚では寒いです」と仲宗根さんのメールにありました。暖かいところのうすら寒い日は、ほんとうによるべなく寒くて、寒さにもいろいろあることを教えてくれます。●今月のコンサートのお知らせ
「江村夏樹ピアノ独奏+3人の演奏家たち」
12月8日(月)門仲天井ホール tel 03(3641)8275
7時開演 予約2500円 当日3000円
松本健一(サックス) 金子泰子(トロンボーン) 柴田暦(うた) 江村夏樹(ピアノ)による江村夏樹、コープランド、ドビュッシー、ストラヴィンスキー。
予約・問い合わせは太鼓堂 tel 048(688)1102 taikodo@taikodo.orgまだ実感がありませんが、次の更新予定は来年の元旦です。
では、みなさま、よい新年を!(八巻美恵)
◆11月1日◆
『高橋悠治ソングブック』をお買い上げいただいたみなさん、じょうぶに作ってあるつもりですが、もしも綴じた糸が切れたり、表紙がボロボロになったりしたときにはお知らせください。できる限り修復します。手製本はこんなふうにアフターケアができるのがいいところです。などと、特別なことのように言ってみるけれど、これはあるときまではふつうのことでした。忘れてはいけません。
「水牛のように」を2008年11月号に更新しました。
三橋圭介さんがひさびさの復活です。ブラジル音楽への興味はどうやらずっと続いていたようですね。
すでに何度も書きましたが、大久保ゆうさんは青空文庫でも活躍しています。9月におこなわれた全国図書館大会での講演「青空文庫とデジタルアーカイヴの文化」のレジュメや「文化審議会著作権分科会「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会中間整理」に関する意見」などを公開していますので、「翻訳以外で、オトメンでない文章」(本人曰く)もぜひ読んでください。水牛楽団のメンバーだった西沢幸彦さんが10月20日に亡くなりました。ときどきは電話でおしゃべりしていたので、病気のことも本人から聞いて知っていたけれど、さっと逝かれてしまったような早さで、心が痛みます。西沢さんは自分の死のことであっても、あまりおおげさに話題にされるのを好まない、そういう人です。でも、かつての仲間として、彼がもうこの世にはいないということだけは報告しておこうと思いました。そんなことしなくてもいいよ、と言われてしまうかな。
それではまた!(八巻美恵)
◆10月1日◆
雨もよいの午後にモクセイの花の香りがほんのりとただよっています。東京に夏はもうありません。
トロイメライの公演にあわせて作った『高橋悠治ソングブック』は、まだ綴じていない在庫がありますので、欲しい方にはおわけしたいと思います。私家版として作ってみたもので、純粋な商品というわけではありませんので、委託販売はしません。info@suigyu.comあてにメールをいただければ、振替用紙を同封してお送りいたします。どんな歌がはいっているの? 価格は? などのお尋ねにもメールでお返事します。連絡をください。「水牛のように」を2008年10月号に更新しました。
原稿に添えられているメールにはみな涼しいと書いてあります。ヒバリさんなど、炬燵を出すことを真剣に考えたと。例外は沖縄の仲宗根さん。「暑いです。勘弁してほしいです」(笑)。
ぱくきょんみさんの手紙にある「ソリの道をさがして」(韓国古楽器伽倻琴公演)は次のとおりです。
東京公演は11月8日(土)14時、18時30分開演(二回公演) 4500円(全自由席)大井町きゅりあん小ホール 問い合わせ03-5313-5514 03-3559-0523 pakuko@dol.hi-ho.ne.jp
名古屋公演は11月10日(月)19時開演 4500円(全自由席)今池ガスホール 問い合わせ052-733-3709 info@tokuzo.com
この公演の司会である李銀子(イ・ウンジャ)さんの名前を懐かしく見ました。彼女は水牛楽団や水牛通信の初期には重要なメンバーのひとりだったのです。
楽譜集やCDについて検索してみたら、きちんと紹介しているブログがありました。
http://kankarakan.jugem.jp/?eid=533
http://mihanokai.at.webry.info/200805/article_2.html3回の連載で「オトメン」とはどのようなものか、しっかりわかったわけですが、次に知りたくなったのはオトメンはどのように考えるのかということです。そこで大久保さんにはしばらく続けてもらうことにしました。だんだん核心にせまってくるはずです。楽しみ。
今月のお知らせをいくつか。
●高橋悠治さんの新作、『きっかけの音楽』が6日発売です。みすず書房から。「水牛のように」に書いたものもたくさん収録されていますが、こうして一冊にまとめられると、そのときどきに読んでいたのとはまた違う印象です。編集の持つ力でしょうね。●くぼたのぞみさんの訳でJ.M.クッツェー『鉄の時代』が出版されています。池澤夏樹個人編集による世界文学全集のなかの一冊です。
のぞみさんから話をきいていたので、発売になってすぐに買いましたが、読み通す時間ができてからと思って、まだ積んであるだけ。おもしろくないはずはないと思います。表紙の版画が、以前編集を担当した『青年の完璧な幸福』と同じタダジュンさんだったので、淡い感慨にもおそわれました。●「FEEL TIBET(フィール・チベット)− チベットを感じる」
この秋、代官山で開催されるミッシング・ピース東京展(ダライ・ラマの活動からインスピレーションを得たアーティスト達の国際的なマルチメディアアートの巡回美術展)に併せたカワチェンの企画です。「チベットが育んだ文化・民俗資料の展示、講演会、映像等を通して、多くの方々に生きたチベットに五感で触れて、感じていただきたいと思っております」という目的があるようですが、個人的にはカワチェンのケルサン・タウワさん手製のモモ(チベットの餃子)をおすすめします。何度もごちそうになったモモ。黄色い唐辛子とトマトとたまねぎと塩でつくるたれがすばらしいのです。日本で手に入る材料で作るモモはケルサンさんの生き方をあらわす食べ物だと思います。予定を確かめて、ぜひモモのある日に出かけてください。それではまた!(八巻美恵)
◆9月1日◆
急に温度がさがったまま、たくさんの雨も降って、なんだかおかしい夏の終わり。そう感じるのは人間だけではありません。みんなあせっている様子。セミたちはやみくもに(どうしたってそう見えます)飛び回っていて、何かに激突したとおぼしき死骸があちこちにころがっています。我が家の網戸に飛びついて、突然、ジイイイイィィィ、、、、と鳴かれたときにはあまりの大音響に耳がこわれそうでした。網戸のこちら側から観察すると、おなかのあたりがプルプルとふるえているだけのように見えるし、すでに真夏のころの勢いではないのに、あのすごい音! どんなに精魂こめても網戸では何の効果もないのにね。きのう地下鉄に乗ったら、座席に一匹とまっています。死んでいるのかと思いきや、突然車内を飛び回りだしました。どうやって乗ったのでしょう。
蚊もまた子孫を残すためなのか、やみくもに血の味(?)を求めているらしく、ドアをあけておもてにほんの少し立っているだけで数カ所もさされる始末です。われわれも彼らと同じように冷静さを欠いているのかもしれない、そんな気のするこの夏の終わりです。「水牛のように」を2008年9月号に更新しました。
ここではみなさん冷静ですね。東京ではないところにいる人が多いせいかもしれません。「水牛通信」1882年3月号を公開しました。入力はサウダージブックスのおふたりです。「本」をめぐる気持のよさそうなスペース(といっても彼らの住まいです)をいつか訪ねてみなくては、と思っています。
今月は「「トロイメライ」ですよ。あすから稽古がはじまります。予約も当日も4000円ですが、ちいさな劇場ですから、ご予約をおすすめします。
『高橋悠治ソングブック』はまだこれからの作業のほうが多い状況です。トロイメライに来られない人のためにはどうするのか、来月お知らせするつもりです。それではシアターイワトでお会いしましょう!(八巻美恵)
◆8月1日◆
以前住んでいた家のあたりを住処にしているガマガエルがいました。雨の夜に大通りから車の入らない路地を家に向かって歩いていると、道のまんなかにどっしりと彼がかまえていることがよくありました。傘の先でつついたくらいではびくともしません。うるさいな、とばかりゆっくりと横に一歩分ほど移動するのがせいぜいで、先祖代々受け継いだ縄張りはゆるぎのないもののようでした。ある夏の暑い昼下がりのこと、何かの拍子に閉めきったガラス戸から外を見ると、エアコンからの排水をためてあるプラスチックの容器の中にいたんですね、彼が。今月のトップページのイラストとそっくりの顔をして、ため水につかっている姿は忘れることができません。そのときもおおいに笑ったけれど、思い出すだけでも笑えます。
閑話休題。きょうから「トロイメライ」のチケット予約が始まります。水牛もあれこれ協力していますし、この日にあわせて高橋悠治のソングブックを出版する予定もあります。月に一度の更新ではお伝えしきれないことも出てくると思い、個人的にぼちぼちと続けているブログ版水牛だよりのほうで、進行状況などお知らせしていくことにします。四釜裕子さんといっしょの製本ワークショップのことなども合わせて、日録風に書いてみるつもりです。のぞいてください。
「水牛のように」を2008年8月号に更新しました。
オトメンはおもしろい、との感想を複数いただきました。二回目も快調です。大久保さんから原稿をメールで受け取ったその日、近所の本屋をうろうろしているうちに見つけてしまいました。『オトメン(乙男)』菅野文(花とゆめCOMICS)。とりあえず1巻だけ買って読んでますが、ビミョーに大久保さんとは違います。
郵便屋さん(!)が「速達で〜す」とドアまで配達してくれたハガキは藤井貞和さんから。今月の詩が書いてあります。こうしなければならないほどにコンピュータは不調なのですね。月末に入稿しないと落ち着かないと言っていた藤井さん、こうしなければならないほどに本当だったとは。今月もお知らせを。
●笹久保伸「ペルーインディヘナの歌と創作音楽」
8月15日(金)19時30分開演
東京渋谷 公園通りクラシックス tel 03(3464)2701
前売り3000円 当日3500円(1ドリンク付)
アンデス地方の村アヤクーチョ出身の歌手IrmaOsnoを向かえ、アンデスインディヘナのTradicional音楽を、そして、第二部には2006年〜2008年の笹久保伸の作品を演奏●杉山洋一指揮のコンサーツ2つ
サントリー音楽財団サマーフェスティバル2008
テーマ作曲家「ステファーノ・ジェルヴァゾーニ」8月24日(日)17時開演
サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
S席4,000円 A席3,000円 B席2,000円
ステファノ・ジェルヴァゾーニ作品集「シャン」〜フルートと22奏者のための/「スヴェーテ・ティヒ」2台ピアノと2打楽器奏者のための/「アン」アルト・フルート、クラリネットと弦楽トリオのための/「アニマート」8楽器のための/「アンティテッラ」〜12楽器のための
マリオ・カーロリ(フルート)、マクロコスモス、東京シンフォニエッタ、杉山洋一(指揮)8月29日(金)19時開演
サントリーホール 大ホール
S席4,000円 A席3,000円 B席2,000円
ジェルヴァゾーニ「イーレネ・シュティンメ」/クレール=メラニー・シヌベー新曲/カスティリオーニ「冬−ふ・ゆ」/ジェルヴァゾーニ委嘱作初演
バハル・ドルドゥンジュ(ピアノ)、東京都交響楽団、杉山洋一(指揮)電話予約・お問合せ 東京コンサーツTEL:03-3226-9755/fax:03-3226-9882
それではまた!(八巻美恵)
◆7月1日◆
6月と7月の月曜夜はNHK趣味悠々「お気に入りをとじる——やさしい製本入門」をじっくりと見ます。全9回、9つの綴じかたが紹介されるのですが、なにせ1回25分は短すぎる。要所を見せるだけなので、はじめての人は混乱するのではないかと思います。青空文庫製本部ではちゃんと録画している頼もしい人もいます。講師の藤井敬子さんは銅版画家でもあり、だからというわけではないのかもしれなませんが、とても力強い手をしています。その動きを見るのも楽しい。
手製本でこれまで一番頼りにしてきたのは山崎曜さんの『手で作る本』(文化出版局)ですが、その続編ともいうべき『もっと自由に! 手で作る本と箱』が出て、ますます世界が広がっています。そう、改装しなければならない本が積んであるし、頭と身体を使って、工芸品でなく実用品としての製本をこの手にしよう。「水牛のように」を2008年7月号に更新しました。
オトメンの大久保ゆうさんは初登場です。高校生のころ青空文庫にやってきた彼ももう二十代後半なのですね(そしてわたしは・・・笑)。「すっかりオトメンな日々」と題されたmixiの日記(マイミクってやつです)がおもしろくて、ぜひとも水牛に書いてとお願いしました。何回か続きます。我が家にも男の着る物はどうして女物のようにいろいろないんだろうと不満なオトコがいますが、オトメンというにはトウが立ちすぎています。大久保さんの訳した「あのときの王子くん」すばらしい、読んでください。今月のお知らせを。
●江村夏樹作品コンサート『現在進行形』
2008年7月15日(火) 7時半開演
東京渋谷 公園通りクラシックス tel 03(3464)2701
前売2500円 当日3000円 学割1000円
4つの間奏曲(ピアノ;2003)/時差の遊び(笙3管;1998)/『モノクロマティック』(録音作品;1996)抜粋/およそ(アルト・サックス)/なんかのためにではなくて(録音作品;2006)/山口誓子の俳句による朗読法(女声、ピアノ;2008)
中村華子 三浦礼美 高原聰子(笙) 松本健一(アルト・サックス) 柴田暦(女声) 江村夏樹(ピアノ)
ご予約お問い合わせ 太鼓堂 tel 048(688)1102 mail taikodo@taikodo.org●杉山洋一さんより
第24回「東京の夏」音楽祭2008〜安江佐和子・パーカッション・マリンバ・ソロリサイタル「砂漠の声」〜
2008年7月8日(火)、9日(水)
東京オペラシティ・リサイタルホール 5,000円
マニャネンシ TAMAS /ブソッティ Coeur「心」/M.シュミット Ghanaia/西原大樹 Rush Out/杉山洋一 Tree-nation など/ブルガリア民謡 告白
ゲスト村上"ポンタ"秀一(ドラム)稲垣 聡 (ピアノ)
問い合わせはサンライズプロモーション東京(0570-00-3337) 東京オペラシティチケットセンター(03-5353-9999) http://www.ach.ne.jp/sawakoyasue.htm
リサイタルとほぼ同じプログラムで安江佐和子さんの初のソロCDも発売になります。●片岡義男さんの小説『白い指先の小説』も無事発売になっています。小説を書く三十代の四人の女性が主人公。『青年の完璧な幸福』は小説を書こうと決心する青年のストーリーでしたから、この二冊は姉妹だと思います。装丁も装画も主人公たちとほぼ同じ年代の女性にお願いして、淡いブルーの色合いが美しい本となりました。
それではまた!(八巻美恵)
◆6月16日◆
6月26日お昼の1時間ほどのコンサートを変則更新でお知らせします。
演奏は加藤訓子さん。「杉山洋一さんの「Regalo」(贈り物)を久しぶりに弾こうと思い、奮闘しています。この上ない美しい響きをもったこの曲は、アコースティック音響の素晴らしい第一生命ホールできっと素敵に響くことでしょう。」というメッセージが届いています。デビット・ラング「アンビル・コーラス」、「ルーツ・オブ・マ・リンバ」やクラシック曲もあるらしい。平日の昼間に時間のあるかたはぜひおでかけください。加藤訓子ソロコンサート@第一生命ホール
ライフサイクルコンサート「クラシックはじめのいっぽ」
2008年6月26日(木)11:30開演(11:00開場)
第一生命ホール
全席指定一般1,500円、ペア券2,000円
TANチケットデスク 03−3532−5702それではまた!(八巻美恵)
◆6月1日◆
数日前の新聞に、70歳を過ぎてからサーフィンをはじめたふたりのおばあちゃんの記事が載っていました。幼い頃に家族とブラジルのコーヒー農場に入植し、70歳で引退するまで働きづめだったといいます。引退してからサントスの海岸を散歩しているうち、サーファーに誘われてやってみたらやみつきになり、「立って乗れると、天下を取ったような気分になる」までに。いいなあ。どこかに雇われているわけではないし、働きづめというわけでもないので、我が身に引退のときが来るのかどうか疑問だけれど、70歳になったら波に乗ってみようか。そう思いつつ、カラリと気持ちよさそうに笑っている彼女たちの写真と記事を切り取ったのでした。
「水牛のように」を2008年6月号に更新しました。
梅雨が間近なのに、あるいは、間近だからか、砂漠と沙漠のシンクロ発生。こんなにちいさな場所も世界をはらんでいるのですね。以下、今月のお知らせです。詳しくはそれぞれのリンク先でご確認ください。
●杉山洋一さんから
作曲の公開レッスンと自作のワークショップをします。
6月4日(水)桐朋学園大学新館にて。1,000円 申し込みはTel 03-3307-4113。
14:00-17:00作曲専攻生・公開レッスン 18:00-20:30杉山洋一作品によるコンサートおよびワークショップ。「Tree-nation」打楽器ソロのための(2008)」他。出演:Ensemble I-contemporary、perc.安江佐和子他。昨年秋に初演したニコラ・サーニの社会派オペラ「il Tempo sospeso del volo(最終飛行の止まった時間)」が、ドキュメンタリー映画としてDVDになりました。「メイキング・オブ」では演出家、作曲家とともにぼくもインタビューを受けています(字幕はイタリア語のみ)。
8月に来日するジェルヴァゾーニのポートレートCDが6月12日に発売になります。インターネットではすぐに購入が可能ですが、しばらく経てば日本の店頭にも並ぶそうです。
●AYUOさんの図形楽譜によるワークショップの第二回が6月8日(日)におこなわれます。ほかにレクチャーシリーズもスタートするようです。
●森下ヒバリさんの本『タイのお茶 アジアのお茶』はご本人が「造本も納得できるものになってうれしいです」と言うように、とてもかわいい、お茶らしい(?)本です。中身についてはこちらから。やっぱりお茶がなくては生きていけません。
●片岡義男ファンのみなさま、お待たせしました。半年ほど編集を担当してきた小説が6月25日あたり発売になります。詳細は来月のお楽しみ。
●青空文庫製本部をはじめたのは去年のことでした。ことしは青空ニュースに青空文庫に関係のある本のコーナーをもらったので、方針をさだめない方針でおもしろそうなものを載せていこうと思っています。ニュース本体も多岐にわたっていて、とても一筋縄ではいきません。覗いてみてください。
それではまた!(八巻美恵)
◆5月1日◆
新しいCD「声とギター」(港大尋の弾き語り)を発売しました。
あす2日のシアターイワトをかわきりに、発売記念ツアーがはじまります。
ボサノヴァみたいでブルースで、島唄っぽいけど、どこかアフリカ。/意表を突いた言葉遊びと、隠しきれないロマンティック。/港大尋渾身の、新しい弾き語りのかたち。
という宣伝文句のとおりの港さんの歌とギターを満喫できます。直前のお知らせになってしまいましたが、五月のさわやかな宵にぜひおでかけください。●5月2日(金) シアターイワト(東京・神楽坂) 予約あり3000円 当日3500円 19:00open 19:30star tel.03-5225-3635 5月2日のみ、アフタートークあり(管啓次郎+三橋圭介)
●5月6日(火) ガットネロ(大阪・上本町) 2500円(1drink込み、要予約) 18:30open 19:00start tel.06-6767-0012
●5月7日(水) ココルーム(大阪・新今宮) 2500円(1drink込み、要予約) 19:00open 19:30start tel.06-6636-1612
●5月8日(木) フチューロ(大阪・北堀江) 2000円(drink別、要予約) 19:00open 20:00start tel.06-6532-5830
●5月9日(金) カフェパルル(名古屋・新栄) 2500円(1drink込み、メールにて要予約)19:00open 20:00start tel.052-262-3629 eat.a.lot@canolfan.com
●5月10日(土) ライフタイム(静岡市) 2000円(ドリンク別) 16:30open 17:00start tel.054-250-0131
●5月17日(土) 中国茶芸館Blue-T(東京・下高井戸)3800円(お食事+1ドリンク付き) 18:00open 19:00start tel.03-3325-8981「水牛のように」を2008年5月号に更新しました。
森下ヒバリさんの新しい本『タイのお茶、アジアのお茶』、楽しみですね。詳細がわかったら、あらためてご紹介したいと思います。ダージリンはチベット人の友人の生まれたところでもあり、ダラムサラを訪ねたときのことを思い出しました。
大阪では杉山洋一さんの指揮を目にする機会があります。
●トランスミュージック2008〜対話する作曲家望月京 照明家岩村原太を迎えて〜
5月31日(土)16.00 大阪いずみホール S4,000円 A3,000円 B2,000円 学生1,000円(学生券は大阪コンサート協会のみ)
[第1部]トーク 望月京×岩村原太 [第2部]望月京/「エテリック・ブループリント3部作」 いずみシンフォニエッタ大阪 杉山洋一(指揮)
問い合わせは大阪コンサート協会(06-6762-2204)「水牛通信」1980年2月号と1980年3月号を公開しました。入力は大河原哲さん。入力したテキストとともにhtmlファイルもいっしょに送られてきました。しかも入力した記事をプリントして作った小さな本の写真も添えられて。このところ製本について考える機会が多いので、おお、ここにも同志が! とうれしくなりました。
お知らせなどがあるときには、もっと頻繁に更新するべきかもしれないと思いつつ。。。
それでは、また!(八巻美恵)
◆4月1日◆
4月になったというのに今夜は寒い。花は咲くけれど、春は荒々しい季節です。
「水牛のように」を2008年4月号に更新しました。
原稿をはじめて頼むとき、こんなことを書いてほしいと、ほんの少しだけ希望は言います。きっかけはそれだけ。その後は内容について注文することはないし、催促もしません。さらに原稿が届いたという返事すら出さないのは自分でもどうかと思っているのですけどね。バックナンバーがふえるにしたがって、以前の号は読まれる機会が少なくなると思います。それではもったいない。製本技術をもうちょっと高めて、これまでの「水牛のように」をさらに編集して何冊かの本にしたいと考えています。できるでしょうか。できるといいな。水牛の12枚目のCD『声とギター』(港大尋ソロアルバム)を5月1日に発売します。港さん奮闘中です。詳細は来月発売日をお待ちください。12枚のうち港さんが関わっているものが3枚になります。港さんこそ水牛なのかもしれません。
『芝生の復讐』(リチャード・ブローティガン作、藤本和子訳)が新潮文庫になりました。それを記念して藤本和子さんと岸本左知子さんとのトークがあります。4月5日(土)午後5時から青山ブックセンター本店で。詳細と申し込みはこちらにあります。
水牛の本棚では、藤本さんの『塩を食う女たち——聞書・北米の黒人女性』『砂漠の教室——イスラエル通信』『北米黒人女性作家選』全7巻の解説が読めます。AYUOさんの図形楽譜による音楽のワークショップはいかがでしょうか。
音楽的な訓練を受けてなくても、新しいアートに興味があれば大丈夫。音程の出る楽器がひとつ必要です。4月29日(火)午後2時から。内容の詳しい説明と申し込みはAYUOさんのサイトからどうぞ。それではまた!(八巻美恵)
◆3月1日◆
さあ、春です。バクダッドにも100年ぶりに雪が降ったそうですが、そんな寒い冬の後の春、はやくコートを脱いで歩きたいですね。
「水牛のように」を2008年3月号に更新しました。
沖縄にはあの世の人のためのお正月があるのですね。お墓の前で大宴会をすれば、あの世に行ったばかりの人なら、その気になってちょっとだけこの世に戻ってくるような気がします。
佐藤真紀さんの待雪草作戦はダマスカスからの報告です。ダマスカスといえばバラを思い浮かべますが、バラの原産国はイランです。砂漠といっても本来はかれんな白い野バラが咲き乱れるところなのかもしれません。「水牛通信」1884年3月号を公開しました。入力は浅野佳代さん、奄美自由大学で濃密な時間をともに過ごしました。ところでこの号に「わてらのまつりやよっといで」を書いている金野広美さんは「水牛のように」でメキシコ便りを連載中の金野さんです。ほんとにあれから20年以上が過ぎたのでしょうか。
今月は杉山洋一さんの曲が聴けるコンサートが2つあります。春の宵にぜひ!
●Point de Vue Vol.II 邦人作品によるコンサート
3月12日(水)19.00 府中の森芸術劇場ウィーンホール 3,000円
三善晃/『マリンバ協奏曲』 杉山洋一/ピアノのための『間奏曲Ⅱ』 中川俊郎/『Trans-figuration,Ⅲ-B』 新垣隆/『バルカローレ—辺境—地峡第2番』 鈴木輝昭/『Dialogue』佐藤岳晶/『箏とピアノのための新作』 築田佳奈/『チェロとピアノのための新作』 森山智宏/『Secret Passage』
演奏は黒田亜樹、新垣隆(ピアノ)宮本典子(マリンバ)、福永真由美(箏)、田部井剛(指揮)ほか
問い合わせ・予約は佐藤岳晶 point_de_vue2@yahoo.co.jp●スプリング・オブ・パーカッション〜呼びかける鼓動、響き合う魂
3月28日(金)19.00 浜離宮朝日ホール 2500円、学生1500円
マウリシオ・カーゲル/『エクゾティカ』 三善晃/『トルスV』 杉山洋一/『Tree nation』 増本伎共子/『異国の呼び声』 野口桃江/『π』 安倍圭子/『WAVE Impressions』 江原大介/『Flexible style』ほか
演奏は安江佐和子、加藤訓子、中村功、安倍圭子(打楽器)、中村仁美(篳篥)、高橋明邦(小鼓)ほか
問い合わせ・予約は桐朋学園演奏課 Tel.03-3307-4158 e-mail das_konzert@tohomusic.ac.jpそれではまた!(八巻美恵)
◆2月1日◆
笠井叡×高橋悠治「透明迷宮」がシアタートラムで公演中です。ことしに入ってから練習にかなりつきあったので、こうして水牛の更新の作業をしているときでさえ、バッハの「フーガの技法」のフレーズが聞こえ、笠井さんのようについ腕を動かしてしまう。門前の小僧の心境です。
2月といえばバレンタインデー。ことしも「限りなき義理の愛大作戦」に加担しました。作戦が続く限りは加担する覚悟なのです。義理とキッパリ言えない愛には水牛のCD「がやがやのうた」をおすすめします。意中のひと(年齢不問)にプレゼントすれば、かならずや反応があるはずです。そしてその反応のしかたによって「彼」がどのようなひとなのかわかってしまう。ほんとです。
「水牛のように」を2008年2月号に更新しました。
「もろ刃のやばい」という読みまちがいはすごい! 「もろ刃」のうえでは「やいば」と「やばい」は兄と弟だったのですね。笑いました。藤井貞和さんのすすめにしたがって、もしもエッセイ集を出すことになったらタイトルは『もろ刃のヤバイ』にしよう。大阪近辺のかたにお知らせです。
●崔善愛(ピアノ)・三宅進(チェロ)デュオコンサート——自由を取り戻すシンパラムの風のために——(ショパンの曲と手紙の朗読を中心にして)
「シンパラム」(韓国語)とは、抑圧から放たれ、人が人を疑う必要のなくなった社会に住む人間の心の中に吹きみつる不思議な風
2008年3月8日(土)午後3時開演 東梅田教会3階礼拝堂
前売り 2,500円(学生1,500円) 当日 3,000円(学生2,000円)
問い合わせ先 電話=06−6453−7600 Eメール=9jonokai@gmail.com
主催 どこまでも9条の会それではまた!(八巻美恵)
◆1月1日◆
あけましておめでとうございます。
すべてに幸あれ!(映画「遠足」の忘れられないひとこと)です。
大晦日に譜めくりをしながら「冬の旅」をきいていたら、みんな死ぬ運命なのだなあとしみじみ。生まれたら死ぬことは必定だとはいえ、戦争や殺人や事故や自殺や、そんなことで殺される死はなくてもいいと思います。ほうっておいてもみんな死ぬのですからだいじょうぶ。というようなことを実感するのにも「冬の旅」はいい! 聞きにきてくださったみなさん、ありがとう。シアターイワトのみなさん、お世話になりました。「水牛のように」を2008年1月号に更新しました。
浜野サトルさんの連載「13のレクイエム」がスタートです。レクイエムというからには死にかた(=生きかた)のストーリーです。どんなミュージシャンが登場するのかお楽しみに。ヘレン・モーガンの写真を見ると、たしかに「花びらが踏みにじられた」という印象があります。
笹久保伸さんは若いギタリストです。CDをきくと、聴きなれたスペインのギターとはまったくちがいます。ペルーの音なのですね。
大野晋さんの長〜い原稿を受け取って、少しだけ悩みました。もちろんその長さのゆえに。しかしこれを無理に短くしてしまっては意味がないので、そのまま一挙掲載します。これだけコンサート会場に足を運んで聴いていれば、長い一年にちがいありません。それではまた!(八巻美恵)
e-mail info@suigyu.com
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