アーサー・ウェイリー版『源氏物語』の日本語訳がおもしろい。日本語から日本語へと訳されたものより抽象性が増しているせいでしょうか。友だちに誘われて「ブーリン家の姉妹」を観たあとに読み始めたので、権力の座にある男には自分の欲望だけが重要で、政治をかんがえているのはむしろ女性のほうだという点が際立ってしまうのはしかたのないことです。今読んでいる「末摘花」の巻は「サフランの花」と訳されています。
年末恒例の日本語で歌う「冬の旅」(斉藤晴彦+高橋悠治)、ことしはシアターイワトではなく、埼玉県深谷のエッグファームでおこいないます。12月27日(土)16時30分より。深谷駅から会場までの送迎車もあるようなので、東京からの短い冬の旅そのものを楽しむこともできそうです。くわしくはSPACE WHO Special Concert vol. 161をごらんください。
「水牛のように」を2008年12月号に更新しました。
11月30日の朝にメールをチェックする前の時点で、たったひとつの原稿しか届いていないというはじめての事態でありました。が、それから1日たった今では、心配するまでもなくこのように賑やかに。沖縄もさすがに冬らしく、「Tシャツ一枚では寒いです」と仲宗根さんのメールにありました。暖かいところのうすら寒い日は、ほんとうによるべなく寒くて、寒さにもいろいろあることを教えてくれます。
●今月のコンサートのお知らせ
「江村夏樹ピアノ独奏+3人の演奏家たち」
12月8日(月)門仲天井ホール tel 03(3641)8275
7時開演 予約2500円 当日3000円
松本健一(サックス) 金子泰子(トロンボーン) 柴田暦(うた) 江村夏樹(ピアノ)による江村夏樹、コープランド、ドビュッシー、ストラヴィンスキー。
予約・問い合わせは太鼓堂 tel 048(688)1102 taikodo@taikodo.org
まだ実感がありませんが、次の更新予定は来年の元旦です。
では、みなさま、よい新年を!(八巻美恵)