アンジェリカの微笑み

監督:マノエル・デ・オリベイラ
出演:リカルド・トレパ、ピラール・ロペス・デ・アジャラ、レオノール・シルベイラ、ルイス・ミゲル・シントラ、アナ・マリア・マガリャーエス、イザベル・ルト、サラ・カリーニャス、リカルド・アイベオ、アデライデ・テイシェイラ
原題:O Estranho Caso de Angélica
制作:ポルトガル、スペイン、フランス、ブラジル/2010
URL:http://www.crest-inter.co.jp/angelica/
場所:ルシネマ

ポルトガルのマノエル・デ・オリベイラ監督が昨年の4月に106歳で亡くなった。その前の年の105歳で『レステルの老人』を完成させて、まだまだ最高齢監督として映画が撮れるんじゃないかとおもっていた矢先だった。おそらくその追悼の意味も込めて、2010年に作られた『アンジェリカの微笑み』が公開されることになった。

『アンジェリカの微笑み』を観ているうちに、これは日本の怪談噺だなあ、とおもって、帰ってからネットを検索したら、そのことに言及している人がたくさんいた。でも、「牡丹燈籠」や「雨月物語」よりも、もっとぴったり似ているストーリーがあったような気がするけど、それがいったい何だったかのかまったく思い出せない。

101歳の時に撮った映画であることを考えると、やはりそこにはマノエル・デ・オリベイラ監督自身の死生観が色濃く反映されているような気がする。「死」と云うものは、できることならこの映画のような甘美なものでありたいなあ。「死」を拒絶するのではなくて、「死」に取り込まれたい!

→マノエル・デ・オリベイラ→リカルド・トレパ→ポルトガル、スペイン、フランス、ブラジル/2010→ルシネマ→★★★☆