監督:米林宏昌
声:杉咲花、神木隆之介、天海祐希、小日向文世、佐藤二朗、 大竹しのぶ、渡辺えり、遠藤憲一、満島ひかり
制作:「メアリと魔女の花」製作委員会/2017
URL:http://www.maryflower.jp
場所:109シネマズ木場

『かぐや姫の物語』と『思い出のマーニー』をプロデュースした西村義明が、スタジオジブリの制作部が解体されたあとにスタジオポノックを設立して、その第一回作品として『借りぐらしのアリエッティ』と『思い出のマーニー』を監督した米林宏昌と一緒に『メアリと魔女の花』を撮った。

おそらくスタジオジブリの正統な継承者としてスタジオポノックは存在して行くのだろうけど、それは宮崎駿のスタイルをそのまま継承して行くと云うことではなくて、宮崎駿のテイストを受け継ぎつつも自分たちのスタイルを確立していかなければならない困難が目に見えてそこにあると云う、なんとも茨の道を突き進む決心をしているところがチャレンジャーだ。

第一回作品の『メアリと魔女の花』は、やはりまだジブリの、と云うか宮崎駿の呪縛にがんじがらめのように見えてしまうのがかわいそうだった。

プロデューザーの西村義明が以下の記事で云っているように、

ジブリと宮崎駿の呪い “リストラ”された後継者たちの「その後」

米林宏昌が「宮崎駿が持っていたアニメーションのダイナミズムを一子相伝で受け継いでいる稀有な存在」ならば、そうそう、まずはこの1点にのみ注目して、原作ありきの魔女もののような宮崎駿がやりそうなことは置いておいて、もっとオリジナルなものでダイナミックなアニメーションにトライできたらよかったんじゃないかともおもう。でも、そうすれば、ジブリに付いていた客をすべて拒否することにもなるのでますますチャレンジャーになるんだけど、どうせ茨の道を進む覚悟をしているのならば最初からやっておいた方がよかった。

→米林宏昌→(声)杉咲花→「メアリと魔女の花」製作委員会/2017→109シネマズ木場→★★★