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 2004年09月29日
 ディマジオは打ったか?
Posted by ag at 21:21/ カテゴリー: SPORTS

NHK衛星でやっていたディック・リチャーズ監督の映画『さらば愛しき女よ』で、ロバート・ミッチャムのフィリップ・マーロウが絶えずジョー・ディマジオの試合を気にしていた。どこまで連続安打を続けるか、新聞売りの友人と賭けていたからだ。だが、事件に巻き込まれ、囚われの身になっているあいだにディマジオは記録を作ってしまう。その記録とは、ウィー・ウィリー・キーラーの1890年の記録、44試合連続ヒットを破る45試合連続ヒットのこと。

さらに『さらば愛しき女よ』のラスト、フィリップ・マーロウのモノローグが入る。「凡庸な投手二人がディマジオを止めた」。凡庸な投手とは、クリーブランド・インディアンスのジム・バグビーとアル・スミスのこと。ディマジオの57試合連続安打が阻まれたのは1941年7月17日。クリーブランドはミュニシパル・スタジアム。

ヘミングウェイの小説「老人と海」にもディマジオが出て来る。

そうとも。けど、やつ(ディマジオ)は特別だ。ナショナル・リーグじゃ、ブルックリンとフィラデルフィアと、どっちってことになれば、おれはどうしてもブルックリンをとるね。でも、そうなると、やっぱりフィラデルフィアのディック・シスラーを思いだすな。やつ、ホームグラウンドで、始終すごい球をかっとばしたもんだ。(福田恆存訳)

ヘミングウェイが「老人の海」を脱稿した1951年の前の年、ディック・シスラーのフィラデルフィア・フィリーズはワールド・シリーズにまで進出するが、ディマジオのヤンキースに4たてをくらってる。そのディック・シスラーとは、メジャーの年間最多安打257の記録を持つジョージ・シスラーの息子のこと。

ということで無理矢理ディマジオからイチローに繋げている。イチローがジョージ・シスラーの記録を抜く時にはどうしてもテレビの前にいたい。どうか囚われの身になりませんように。

 2004年09月27日
 ビデオ・オン・デマンド
Posted by ag at 22:58/ カテゴリー: AV&COMPUTER

週刊アスキーに、ビデオ・オン・デマンドのサイトが特集されていた。その中で気になったのは以下の二つの映画サイト。

20世紀シネマの殿堂
HOLLYWOODPARTY

「20世紀シネマの殿堂」の方はストリーミングのみ。それで月294円の上に、作品ごとに210円取られるらしい。「HOLLYWOODPARTY」はダウンロード販売もあるみたい。でも1000〜1500円もする。

「HOLLYWOODPARTY」の方はサイレント映画もあって、エルンスト・ルビッチの『結婚哲学』なんて魅力的なタイトルもあるんだけど、やっぱり1050円は高い。お菓子付きのDVDが315円で買える時代なのに。

あんまり見ることができないようなサイレント映画を300円くらいでダウンロード販売してくれればバンバン買うのに。フランク・キャプラの『当りっ子ハリー』とかあればなあ。でもWMVか。パソコンで見るのもなんだし、普通のDVDプレーヤーじゃかからないし。こういうプレーヤーを買えばテレビに出力できるんだろうけど。

インターネット経由で、DVD(+HDD)レコーダーにビデオをダウンロードできるようになるのは何時だ?

 2004年09月24日
 殺人の追憶
Posted by ag at 23:36/ カテゴリー: MOVIE_Database
殺人の追憶,DVDレンタル,ポン・ジュノ,ソン・ガンホ,2003・韓国→殺人が起きるときに必ずラジオから流れる曲とか、そういう小道具をもっと効果的に使ったら良かったのに。→★★★
 2004年09月22日
 インファナル・アフェア 無間序曲
Posted by ag at 23:58/ カテゴリー: MOVIE_Database
インファナル・アフェア 無間序曲,新宿東急,アンドリュー・ラウ,エディソン・チャン,2003・香港→失敗した。『インファナル・アフェア』を見直してから行けば良かった。頭がグルグル、1の方のストーリーを思い返してばかりいた。静かなノクターンみたいなものが流れる中、反抗勢力が次々と殺されるシーンや、車が爆破されるシーンや、パーティで撮られる家族の写真など、『ゴッドファーザー』を彷彿するところ多し。→★★★
 2004年09月21日
 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
Posted by ag at 11:33/ カテゴリー: MOVIE

先日、ソニーがワーナーとの争いに勝って、コロムビアに続いてMGMも買収してしまった。MGMとはメトロ・ゴールドウィン・メイヤーの略。そしてメトロとは、マーカス・ロウのメトロ・ピクチャーズのこと。ゴールドウィンとは、サミュエル・ゴールドウィンのこと。メイヤーとは、ルイス・B・メイヤーのこと。

ハリウッドの黎明期には、なんとも我の強い、押しの強い撮影所経営者がゴロゴロしていた。サミュエル・ゴールドウィンやルイス・B・メイヤーの他にも、ワーナー・ブラザースのジャック&ハリー&アルバート&サム・ワーナー、コロムビアのハリー&ジャック・コーン、ユニヴァーサルのカール・レムリ、パラマウントのアドルフ・ズーカー、そして20世紀フォックスのダリル・フランシス・ザナック。

こんな強者どもが築いた映画会社は、当初にはそれぞれにカラーがあった。ギャング映画のワーナー、ミュージカルのMGM、軽妙で洒落た感じのパラマウント、フランク・キャプラのコロムビア、怪奇もののユニバーサルなど。君臨する独裁者がいたからこそ、一様なカラーが決定していたのかもしれない。しかし、強引なワンマンな経営者も時代には逆らえず、独裁者ではいられなくなっていく。時代は一極集中から、分かち合う時代に。最後に残ったタイクーン、ザナックも1971年に退く。

「ザナック ハリウッド最後のタイクーン」の中で、ザナックは腹心のエルモ・ウィリアムズにこう言う。「自分は(アーネスト・)ヘミングウェイと違い、忘れ去られてしまう存在かもしれない。『史上最大の作戦』が私の名を後世に残してくれるだろうか?」

悲しいかな、ジョン・フォードやエリア・カザンは後世に名が残っても、ダリル・フランシス・ザナックの名を知っているのはだいぶマニアックな映画ファンだけになってしまった。

そして今の時代、20世紀フォックスもユニヴァーサルもパラマウントも、その映画会社としての個性はまったくなく、映画の最初にサーチライトが照らされても、地球がくるくる回っても、山の周りに星が並んでも、何の感慨も湧かなくなってしまった。しかも、そのロゴに続いてすぐに映画が始まるのではなく、その後には「いったい幾つあるんだ?」と思うほど独立映画会社のロゴが続く。ミラマックスとかキャッスルロックとかドリームワークスとか。

そしてさらに、そのゴールドウィンやメイヤーのビッグ・ネームを会社名に仰いでいるMGMも舞台から消えていく。ジャックとハリーの兄弟喧嘩が名物だったワーナー・ブラザースの名もいつまで残っていられるんだろう?

 2004年09月21日
 ザナック ハリウッド最後のタイクーン
Posted by ag at 11:28/ カテゴリー: BOOK_Database
ザナック,ハリウッド最後のタイクーン,レナード・モズレー,金丸美南子,早川書房,古書ほうろう→この本が出た頃、とっても興味があって、読もうかどうしようか悩んだんだけど、二段組みであまりにも分厚いのでちょっと敬遠してしまっていた。いま読んでみたら、むちゃくちゃ面白い。
 2004年09月18日
 古田の涙
Posted by ag at 10:10/ カテゴリー: SPORTS

フジテレビの「すぽると!」に生出演した古田は、視聴者から寄せられたストに対する意見FAXに思わず目をうるませた。意見を求められても、俯いたまま声を発することができなかった。

いまのプロ野球のいろんな問題は、選手側にも責任があるのは間違いない。FAを導入させ、それが年俸の高騰を招き、球団の経営を圧迫させたのは選手側だ。たとえば近鉄の中村ノリの年俸が5億なんて適正な価格であるわけがない。もしそれが適正であるというならば、アテネオリンピックに参加した中村ノリに、イアン・ソープとはいかないまでも、外国の人からもキャーキャー歓声が起きてもいいくらいなはずだ。それぐらいの世界的なマーケティングがあってこそ5億という商品価値が付くはずだ。ヤンキースやレアル・マドリッドのような世界戦略がない球団側の経営にも問題があるんだけど、まったく不当な価格を請求する選手側にも問題がある。

とはいえ、それがあったとしても、オーナー側の頭の固さには頭にくる。もう、どの球団のオーナーがテレビに出てもおぞましく感じる。まあ、もともと、ロッテファンである自分にとって、重光オーナー代行なんて罵声をあびせかける永遠の対象だったんだけど。「テメエ! 早く球団をどこかに身売りしろ!」って。でも、それが球団合併とは! 何考えてんだろう、まったく。本当に最近は頭に血が昇りっぱなしだ。

スト突入はしょうがない。

 2004年09月17日
 24 TWENTY FOUR vol.3
Posted by ag at 00:16/ カテゴリー: MOVIE_Database
24 TWENTY FOUR vol.3,DVDレンタル,スティーブン・ホプキンス他,キーファー・サザーランド,2002・アメリカ→このvol3.になったら、怪しいと思うヤツがボロを出してきた。第一段階のヤマが近づいている?→★★★
 2004年09月17日
 デッドマン・ウォーキング
Posted by ag at 00:04/ カテゴリー: MOVIE

ティム・ロビンスの映画『デッドマン・ウォーキング』は、スーザン・サランドン演じるシスター・ヘレンが、ショーン・ペン演じる死刑囚マシューの精神アドバイザーになり、死刑が執行されるまでの彼を支えていく姿が描かれる。出会った最初の頃は、罪を他人になすりつけ、育った貧しい環境を呪い、被害者の家族への謝罪の言葉もなかったマシューも、あからさまに訓戒を垂れることもなく、穏やかにキリストの教えを説いていくシスター・ヘレンに対して徐々に心を開いていく。彼女の薦めで読んだこともない聖書も読み始める。そして最後に、まさに死刑が執行されるその時に、マシューは被害者の家族に対して謝罪を行う。

この映画は、死刑というものを肯定も否定もしていない。そこには、加害者に対する被害者の家族の憎しみと、人が人を裁いて死に至らしめるという事実が提示され、残忍な加害者は決して悪魔でもモンスターでもなく自分たちと同じ人間なんだ、という部分がシスター・ヘレンによって少しずつ引き出されていく過程が描かれる。その誘導剤としての役割が宗教になる。

この映画を観ていて、果たして自分は「死刑」というものをどう捉えているのだろうと考えさせられる。被害者の家族が加害者に対して早期極刑を望むことも理解できる。人が人を裁いて死に至らしめるのはおかしいということも理解できる。だから、この二つの理解が平行線のまま永遠と続くだけだ。決して交わることはない。もし無理矢理交わらせようとすれば、人間という性をもっと大きな極みから、太極から捉えた考え方が必要になってきてしまう。そうすると自ずと宗教の教えに行き着いたりする。

『廓然無聖(かくねんむしょう)』 からりと開けた悟りの境地においては、もはや捨てるべき凡(ぼん)も、求むべき聖(しよう)もないということ。 (広辞苑第五版より)

しかし宗教と言うと、日本人である我々にとってはどうしてもダークなイメージしかない。特に新興宗教に対しては嫌悪感甚だしい。確かに煩悩に支配された宗教も多いので無理もない。自分も宗教に対しては、争い事を起こす災厄としか長いあいだ捉えることができなかった。そんな中で、禅宗などの教えに少しでも触れる機会があると、その教えの壮大さに愕然としたりする。なぜ誰もそれを教えてくれないんだ?

もうすでにほとんどの日本人にとって、宗教の教えは生活に根ざしていない。堕ちた人間の尊厳を回復するのにも宗教は介在しないし、死刑ということを判断する上でも宗教は助けにならない。

大阪教育大付属池田小学校で児童8人を刺殺した宅間守死刑囚は最後まで遺族に対する謝罪の言葉はなかった。最後まで面会に訪れた臨床心理士も、獄中結婚した彼の妻も謝罪の言葉を彼から引き出すことはできなかった。もしそこに、日本人としての文化に根ざした宗教があればどうだったんだろう?

 2004年09月14日
 華氏911
Posted by ag at 23:28/ カテゴリー: MOVIE_Database
華氏911,ユナイテッド・シネマとしまえん,マイケル・ムーア,ジョージ・ブッシュ,2004・アメリカ→田中宇が言っているように、ネオコンのことがまったく触れられていないのはおかしい。でも、そんなのはどうでもいい。これはマイケル・ムーアの映画だ! マイケル・ムーアが好き勝手にフィルムを切り張りして面白いコラージュを創ってしまった。→★★★★
 2004年09月13日
 24 TWENTY FOUR vol.2
Posted by ag at 23:13/ カテゴリー: MOVIE_Database
24 TWENTY FOUR vol.2,DVDレンタル,スティーブン・ホプキンス他,キーファー・サザーランド,2002・アメリカ→リアルタイムに話しが進むのは好きなパターン。『真昼の決闘』とか。ただ、CMを入れなきゃならないので、正味キッチリ1時間ではない。それがキッチリあれば、24話、24時間でもっと良かったのに。→★★★
 2004年09月13日
 ブログが与えたインパクトとは何か?
Posted by ag at 09:31/ カテゴリー: AV&COMPUTER

http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash/330966

こんなブログなんて、本当は恥ずかしくってやりたくない。でも、ネットででしかつき合えない人に、自分がどんな人間であるかを少しでも伝えることができるので、まあ、やるべきなんだろうと思う。そういう仕事をしているわけだから。ただ、ブログでRSSを出すことによって(なのか?)googleの検索に引っかかりやすくなってしまった。せっかくここに来ていただいたのに、大した情報がなくて本当に申し訳ない。

 2004年09月12日
 24 TWENTY FOUR vol.1
Posted by ag at 23:04/ カテゴリー: MOVIE_Database
24 TWENTY FOUR vol.1,DVDレンタル,スティーブン・ホプキンス他,キーファー・サザーランド,2002・アメリカ→なるほど、確かに。話しが展開して行って、いろんなエピソードがクロスしていく段階は面白い。それを集約していくところでボロが出なければいいんだろうけど。ただ、話しの作りとしてはとてもオーソドックス。手の込んだところはまだ見られない。画面を分割する所などは『華麗なる賭け』を思い出してしまった。→★★★
 2004年09月12日
 指輪物語 4 二つの塔(下)
Posted by ag at 23:02/ カテゴリー: BOOK_Database
指輪物語 4 二つの塔(下),,J.R.R.トールキン,瀬田貞二、田中明子,評論社,ジュンク堂池袋店→原作ではサムも指輪をはめている。スメアゴル→(ビルボ)→フロド→サム。ファラミアとの遭遇も穏やかなもんだ。
 2004年09月08日
 鉄西区 第一部 工場
Posted by ag at 23:49/ カテゴリー: MOVIE_Database
鉄西区 第一部 工場,国際交流基金フォーラム,ワン・ビン,,2003・中国→昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で大賞を取った作品。第一部だけで4時間もあるが、飽きずにしっかり見てしまった。上海や北京ばかりがクローズアップされる中国の本当の姿は、政治的な社会主義体制と経済的な資本主義体制との狭間できしみ、いつ崩れ落ちるかわからない微妙なバランスで現状を維持しているように見える。→★★★★
 2004年09月08日
 九条映子
Posted by ag at 01:00/ カテゴリー: MOVIE

そういえば、渋谷実の『悪女の季節』に九条映子がワン・シーンだけ出ていた。東野英治郎の愛人だかなんだか、喫茶店で会うシーンのみ。さらりと。

九条映子といえば、別名九条今日子とも言い、あの寺山修司の夫人だった人だ。そうそう、ボイジャーで寺山修司のCD-ROMを作った時に一度だけお会いしたことがある。まあ、何というか、圧倒されまくってたような。

あのCD-ROMを作るのに、徹夜続きでヘロヘロで、とても大変だったけど、J・A・シーザーや森崎偏陸など不思議な人々と出会えたから、今考えると楽しかったような気もする。「寺山修司 実験映像ワールド」とかはDVDで出ないんだろうか?

 2004年09月06日
 荒野の決闘 特別編
Posted by ag at 19:56/ カテゴリー: DVD_Database
荒野の決闘 特別編,ジョン・フォード,ヘンリー・フォンダ,1946・アメリカ,amazon→このDVDの凄いところは、ザナックが手を入れる前のバージョンが収められていること。こういう企画はドンドンやって欲しい。ジョン・フォードとダリル・F・ザナックとの確執は「ザナック ハリウッド最後のタイクーン」が詳しい。いま読んでます。
 2004年09月05日
 コーカサスのジグソーパズル
Posted by ag at 23:07/ カテゴリー: SOCIETY

日本人であると、隣人がどの民族なのか、どの宗教を信仰しているのか、なんてことはまったく気にすることはない。だから北オセチアの事件も、ただ単純に悲惨な事件ということで片づけてしまう。そんなんじゃダメだろうということで、ネット検索を駆使していろいろ勉強してみる。もともと勉強なんてものはキライなのに、ネット検索だと宝探しみたいにサクサクはかどる。

このページを基本に、自分なりにコーカサスの国々をまとめてみました。地図付き。

※今回の事件、アルカイダ系のテロリストにばかり目が行ってしまいがちだが、やはり帝政ロシア、ソ連、そして現在はロシア連邦による少数民族への干渉がその礎にあることは間違いない。でも、調べても調べても、なぜロシアがそんなにチェチェンにこだわるのかさっぱりわからない。

●ロシア連邦

【北オセチア共和国】
・人口は63万2千人。52%がオセット人、29%がロシア人、5%がイングーシ人、14%がその他の少数民族。オセット人はロシア正教徒。イングーシ人の多くはスンニ派のイスラム教徒。そのためオセット人とイングーシ人の問題をかかえる。イングーシ人とチェチェン人は民族的に近い。大部分のオセット人がロシア正教徒であるため、ロシアとの繋がりが深い。ロシア軍司令部も北オセチアのモズドクにある。

【チェチェン共和国】
・73万5千人のチェチェン人と20万人のロシア人、10万人のイングーシ人、他ユダヤ人などの少数民族が住む。チェチェン人の大部分はスンニ派のイスラム教徒。ロシアからの分離独立運動がテロ化している。

【イングーシ共和国】
・16万人のイングーシ人と10万人弱のロシア人、その他少数民族が居住。チェチェン・イングーシ共和国から分離独立して自らの共和国を設立。オセット人とイングーシ人の問題をかかえる。

【ダゲスタン共和国】
・人口は180万。アワール人が32%、ダルギン人15%、クムイク人12%、レスギン人11.6%、タバサラン人4%、ノガイ人8%、アゼルバイジャン人4%、ロシア人3.2%、残りを他の少数民族が分け合っている。いまのところ民族間の衝突なし。

【カバルダ・バルカル共和国】
・人口75万3千人。48%がカバルダ人、9%がバルカル人、32%がロシア人、残り11%を他の少数民族が占めている。バルカル人とカバルダ人との問題を抱える。

【カラチャエフ・チェルケス共和国】
・人口は13万人。その31%がカラチャイ人、42%がロシア人、10%がチェルケス人、7%がタバサラン人、3%がノガイ人、7%がウクライナ人を含むその他の少数民族である。カラチャイ人と他民族との関係に問題がある。

【アディゲア孫顱
・人口は3万2千人。アディゲー人が22%、ロシア人が68%、ウクライナ人が3%、残りの7%がその他の少数民族。民族問題はなし。

●グルジア共和国
・主要な宗教はグルジア正教(キリスト教)。人口は4,693,892人(2004)。グルジア人が70.1%、アルメニア人が8.1%、ロシア人が6.3%、アゼルバイジャン人が5.7%(1989年)。

【アブハジア自治共和国】
・アブバジア人10万、グルジア人9万、アルメニア人8万、ロシア人6万、トルコ人1万、その他の少数民族5万人が居住している。イスラム教徒であるアブバジア人は、グルジアからの分離独立を願う。

【南オセチア自治州】
・人口およそ10万人。その66%がオセット人、2万8千人がグルジア人、さらに6千人のその他少数民族が居住。グルジアから分離し、北オセチアとの統合を希望している。

●アゼルバイジャン共和国
・主要な宗教はシーア派のイスラム教。人口は7,868,385人(2004)。アゼルバイジャン人が90.6%、レズギン人が2.2%、ロシア人が1.8%、アルメニア人が1.5%、タリシュ人が1.0%(1999年)。

【ナゴルノ・カラバフ自治州】
・アルメニア人の州。アルメニア共和国への帰属を希望している。1988年にはアゼルバイジャン人によるアルメニア人虐殺(スムガイト事件)が発生している。

●アルメニア共和国
・主要な宗教はアルメニア正教(キリスト教)。人口は2,991,360人(2004)。アルメニア人が93.3%、アゼルバイジャン人が2.6%、クルド人が1.7%、ロシア人が1.6%(1989年)。1894年(オスマン帝国時代)と1915年にトルコによるアルメニア人大量虐殺があったとされ、その犠牲者は150万人とも言われる。トルコ政府はそれを認めていない。

caucase.jpg

 2004年09月03日
 悪女の季節
Posted by ag at 23:57/ カテゴリー: MOVIE_Database
→悪女の季節,三百人劇場,渋谷実,山田五十鈴,1958・松竹大船→おそらく渋谷実の映画を見るのは始めて。もっと見ないと作風はわからないだろうけど、なるほど、こんな感じなんだ。こういうコメディの場合、もうちょっとカット割って、リズムをつけてくれた方が、自分としての好みに合うんだけど。良くも悪くも大船調? でも、山田五十鈴も東野英治郎も伊藤雄之助もキャラが良いから最後まで飽きない。三好栄子が最後まで絡んでくれればもっと良かったのに。→★★★
 2004年09月03日
 コトバの響き
Posted by ag at 23:55/ カテゴリー: SOCIETY

オリンピックが好きなのは、一つにいろんな国に想いを馳せることができるから。一つにいろんな民族が見られるから。一つにいろんなコトバの響きを聞けるから。

残念なことに日本語以外は喋れないんだけど、少なくとも英語であることはわかる。フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語も響きでわかるかなあ。ポルトガル語は、ポルトガルやブラジルのサッカー選手のインタビューを耳にするので、最近少しずつ耳馴染んできている。オランダ語も同じようにサッカー選手のインタビューを耳にしてはいるが、まだはっきり特長を掴めている訳じゃない。スウェーデン語は、スウェーデンに行ったことがあるので何となくわかる。ただ、スウェーデン語とノルウェー語とデンマーク語の違いはわからない。若干、ドイツ語に似ているんだよなあ、と思っていたら、「水牛のように」の中で御喜美江さんが以下のようなことを書いていた。

言葉はもちろんスウェーデン語だが、これが聞き慣れていない耳には本当におかしい。いかにも大柄・色白・金髪の響きだ。ドイツ語がゆっくりと時間をかけてだんだんラージサイズになったとする。その過程において色はだんだん薄く、表現はやわらかく、感情は2種類くらいに縮少かつ冷やされてゆくとスウェーデン語になる……なんて本には書いてないけれど、そう勝手に想像して、なるほど!と納得。

そうそう、そんな感じ。最近公開された映画『キッチン・ストーリー』を見ればわかるんだけど、スウェーデン語(またはノルウェー語)の会話はとてもやわらかく、たおやか。ただ一人、主人公の上司だけがドイツ人のようにキチキチして激昂してはいたが、その響きはドイツ語のように聞こえないこともないがそこまで硬くはない。

実際に行ってみればもっとよくわかる。ストックホルムの地下鉄に乗っていると時も、「色はだんだん薄く、表現はやわらかく、感情は2種類くらい」な感じだった。派手ではなく、騒いでいる人もなく、とてもしなやかな感じ。その時、隣り合わせた小学生くらいの男の子が日本語のテキストを開いていて、そこに絵とともに「さかな」と書いてあったのはビックリしたのを覚えている。彼にとっては、日本語はどんな響きなんだろう?

もっといろんな国に行って、コトバの響きを体験したい気分は十分にある。でも悲しいことに、金銭的余裕がないのと飛行機がダメなのがちょっと。お金なんてどうにでもなるかもしれないが、飛行機がねえ……。ゲール語やアルメニア語など、古い言語を継承している国へ行けたら良いんだけどなあ。

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