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 2008年04月30日
 マンチェスター・ユナイテッド V.S. バルセロナ
Posted by ag at 18:01/ カテゴリー: SPORTS

ポール・スコールズ

夜中の3時半に起きるのはつらい。でも、必死に起きて見る。はじめはボ〜としているけど、だんだんと頭がはっきりしてくる。そんな時のスコールズのゴール!! 歳を重ねたけど、やっぱり素晴らしい奴だ。パク・チソンも素晴らしい。同じ東アジア人として誇りに思えてしまう。

これで決勝はプレミアリーグ同士が決定。昨年も今年も、ベスト4のうち3チームがプレミアリーグのチームであることを考えると、現在の世界最高峰のリーグがプレミアリーグであることは間違いない。

こうなるとどこが優勝してもうれしいけど、なんとなく、モウリーニョ・ショックでチームの根幹が揺らいでしまったチェルシーに優勝してもらいたい気がする。なんだかんだとモウリーニョと比較されてぼろくそ言われているグラントだけど、普通の監督じゃあ、ここまで来る事はできないとおもう。

先週のリーグ戦のチェルシー V.S. マンチェスター・ユナイテッドのような素晴らしい試合が、モスクワのルジニキ・スタジアムで再現されるといいなあ。1999年の決勝、シェリンガムとスールシャールのゴールに絶叫したように、また午前5時半くらいに絶叫させてほしい!

 2008年04月23日
 大いなる陰謀
Posted by ag at 23:40/ カテゴリー: MOVIE_Database

大いなる陰謀監督:ロバート・レッドフォード
出演:トム・クルーズ、ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ、ピーター・バーグ、マイケル・ペーニャ、アンドリュー・ガーフィールド、ケヴィン・ダン、デレク・ルーク
原題:Lions for Lambs
制作:アメリカ/2007
URL:http://movies.foxjapan.com/ooinaru/
場所:ワーナー・マイカル・シネマズ板橋

ロバート・レッドフォードの映画を見ていると、その真面目さ加減が度を超していて、見ていて辟易してしまう時がある。それが程よいさじ加減の『クイズ・ショウ』あたりは素晴らしい映画だったけど。ということは、数多く出演しているジョージ・ロイ・ヒルの映画のような手合いのものは、本当は彼の好みのタイプの映画ではなかったということになるのかなあ。

今回の映画も、その真面目さ加減がさらに度を超していて、アフガニスタンやイラク戦争を通して、アメリカ合衆国の在り方のみならず人間の本質を描こうとしている。

トム・クルーズには政治を、メリル・ストリープには報道を、そしてロバート・レッドフォード自身には教育を担当させ、その3つの側面から、真実と虚偽、平和と戦争、正義と不義といったふか〜いテーマを浮かび上がらせようとしている。

でも、ちょっと中途半端だったような気が。あれ? もう終わり? と思える92分の映画。娯楽映画ならいざ知らず、こんな深淵なテーマにあるまじき短さ。

 2008年04月21日
 久田見祭り
Posted by ag at 14:44/ カテゴリー: TOWN

昨日は、岐阜県加茂郡八百津町久田見(くたみ)というところまで行って、久田見祭りを見物。

久田見祭り

薄野、小草、中盛、松阪・後口、入野、野黒の6つの地区のだんじりが、笛のお囃子にのって、神明神社までゆったりと進んでいく。
先頭には、紋付羽織袴に中折れ帽子というスタイルの“さいりょう”が歩く。どうやら、各地区の“さいりょう”の申し合わせによって事が運んでいく雰囲気。

久田見祭り

ところどころで、各地区の“さいりょう”が帽子を取ってご挨拶。

久田見祭り

たいこを叩く子供は、赤い着物に帽子というスタイル。男の子のほうは、古くさい学生帽。女の子のほうは、なぜだか、その辺に売っているとおもわれる安っぽい野球帽。なぜ野球帽?

久田見祭り

久田見という集落は、標高約500メートルに位置し、四方を山で囲まれているためか、まだまだ桜があっちこっちにちらほら。その中をだんじりが進む。

久田見祭り

途中、白鬚神社に6台のだんじりを奉納。ここで、それではしばしばご歓談を、という時間がもうけられる。いつになったら神明神社へ向かうんだろう? というゆったりとした時間が流れる。

久田見祭り

真っ青な空の下、赤いだんじりが映える。

久田見祭り

時間ってものが空間によって変化していることを体感できるおまつり。

久田見祭り

神明神社の境内にまで、だんじりを引っ張り上げる。

久田見祭り

引っ張り上げるのが一苦労。
ここでやっと、ほんのちょっぴり、せわしない雰囲気が流れる。

久田見祭り

そして、糸切りからくり。糸を引っ張ってからくり人形を動かすんだけど、糸と人形が直接に結びついていない。だから、おもうように事が運ばない。おもうように動かない。というところも見どころ。超ハイスピード化の現代を真っ向から否定し、テンポやリズムだけでモノを語ろうとすることが如何に誤った考え方であるかを認識できるおまつり。

久田見祭り

神社の周りでは、咲きこぼれる花々のなか、ござを広げてお弁当を食べる人々も。

この“ゆったり”も、渋滞に巻き込まれる心配をしながらそそくさと久田見をあとにし、中央高速にのって談合坂SA付近でやっぱり渋滞に巻き込まれたあたりですっかり解消。またまたせわしない空間に逆戻り。

 2008年04月19日
 王妃の紋章
Posted by ag at 00:21/ カテゴリー: MOVIE_Database

王妃の紋章監督:チャン・イーモウ(張芸謀)
出演:チョウ・ユンファ(周潤發)、コン・リー(鞏俐)、ジェイ・チョウ(周杰倫)、リウ・イエ(劉燁)、リー・マン(李曼)
原題:滿城盡帶黃金甲、Curse of the Golden Flower
制作:中国/2006
URL:http://wwws.warnerbros.co.jp/ouhi/
場所:新宿武蔵野館

チャン・イーモウは、初期の『赤いコーリャン』や『紅夢』を観てもわかるとおり、赤を基調とした様式美にこだわる監督だった。その様式美は、ローバジェットのうちならば鼻につかず、ストーリーとうまく調和していたんだけど、有名になって金をかけられるようになると、その様式美にやたらと力が入るようになってしまって、そこばかりが目立つ映画を作る監督となってしまった。『HERO』や『LOVERS』がそのピークかと思ったんだけど、今回の『王妃の紋章』はさらにその上をいっていた。もう赤だけじゃなくて、総天然色のテクニカラーだ。

チャン・イーモウの本領は『初恋のきた道』や『至福のとき』のようなコンパクトなストーリーを語らせるうまさにあり、色彩を前面に出した様式美の監督じゃないんだけど、黒澤明が晩年、この歳でチャンバラ映画を撮る訳にはいかない、と言っていたことをおもいだしてしまう。大家になっても、くだらないことをやれる監督って、いいなあ。亡くなっちゃったけど、岡本喜八とか。

 2008年04月16日
 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)
Posted by ag at 23:47/ カテゴリー: MOVIE_Database

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)監督:若松孝二
出演:坂井真紀、ARATA、並木愛枝、地曵豪、伴杏里、大西信満、中泉英雄、伊達建士、日下部千太郎、椋田涼、粕谷佳五、川淳平、桃生亜希子、本多章一、笠原紳司、渋川清彦、RIKIYA、坂口拓、玉一敦也、菟田高城、佐生有語、奥田恵梨華、高野八誠、小木戸利光、タモト清嵐、佐野史郎、倉崎青児、奥貫薫
制作:若松プロダクション/2007
URL:http://wakamatsukoji.org/
場所:テアトル新宿

たぶん、マルクスの「資本論」もレーニンやトロツキーの著作も読んだことがないのでいい加減なことしか言えないけど、おそらく共産主義は、人間社会を形成していくための思想として、ひとつの理想なんだとおもう。

ところが、人間というものがあまりにもお粗末な思考回路しか持ち合わせてないから、その理想を実現する段階でとんでもないことになってしまう。

総括して自己反省しろ! だなんて、マルクスがその場に居合わせたとしたら、あまりの幼稚さにびっくりするだろうなあ。

でも、人間って、ああなっちゃうんだよなあ。自分もあの時代、あの場所に生きていたらああなっちゃうかもなあ、と、総括して自己反省。

いいねえ、総括して自己反省。これからはことあるごとに総括して自己反省しよう。

映画としてはパワーがあって、3時間10分、飽きないで最後までどっぷりと浸ることができる。んだけど、坂井真紀だよなあ。有名な女優を使う必要はなかったなあ。演技も軽いし。それにひきかえ、永田洋子と重信房子役の女優は、どこかで観た顔の女優。それぞれ、並木愛枝と伴杏里。プロフィールを調べてみたら、並木愛枝のほうはまったく知らなかったけど、伴杏里は『リリィ・シュシュのすべて』や『GO』に出ていた。

それからラスト近く、あさま山荘に立てこもった、当時未成年だった加藤元久の叫びに音楽をかぶせるのも、ちょっと、ねえ。やっぱり、原田芳雄のナレーションでしめくくるのが筋でしょう。

 2008年04月16日
 フィクサー
Posted by ag at 01:07/ カテゴリー: MOVIE_Database

フィクサー監督:トニー・ギルロイ
出演:ジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン、シドニー・ポラック、マイケル・オキーフ、ケン・ハワード、デニス・オヘア、ロバート・プレスコット
原題:Michael Clayton
制作:アメリカ・イギリス/2007
URL:http://www.fixer-movie.com/
場所:ワーナー・マイカル・シネマズ板橋

状況を小出しにして、徐々に全体像をあきらかにしていく手法がある。この手法の欠点は、全体像があきらかになった時点で、今までに提示されて来たさまざまな状況を覚えていられるかどうか、そして、その細かな状況の前後のつながりをうまく結びつけられるかどうか、じゃないかとおもう。

この『フィクサー』のシナリオは、そこがなかなかうまく作られていて、最初は“点”としか思えなかった一つ一つのシーンが徐々に結びつきを持ち始めて“線”となり、ラストのジョージ・クルーニーとティルダ・スウィントンとの対決に結びつけていく語り口がすばらしい。

でも、あの“馬”はなんだったんだろう? 自分の“馬”に会いにいったのか、ただ単純に“馬”好きで思わず見とれて車を降りてしまったのか。

まあ、理由なんて何でもいいんだろうなあ。『ブレードランナー』のラスト、ルトガー・ハウアーの懐から出てくる鳩のようなものなんだろうなあ。もみ消し屋として汚いことを繰り返して来た人間に射した一筋の光明の象徴が“馬”なのかもしれないし。

 2008年04月09日
 スルース
Posted by ag at 23:40/ カテゴリー: MOVIE_Database

スルース監督:ケネス・ブラナー
出演:マイケル・ケイン、ジュード・ロウ
原題:Sleuth
制作:アメリカ/2007
URL:http://www.sleuth.jp/
場所:シネスイッチ銀座

舞台劇の映画化作品が好きだったりする。特に、二人や三人芝居の映画が好きだったりする。限られた俳優、限られた状況の中での、あの手、この手、いろんな手法を使って、観客を飽きさせない映画をかたち作っていく努力を目にするのが大好きだったりする。

この『スルース』も、登場するのは実質、マイケル・ケインとジュード・ロウの二人だけ。舞台は、ミステリー作家であるマイケル・ケインの一戸建ての家の中。この限られたシチュエーションで、丁々発止、二人のゲームが展開される。

ということならば、大好きなジャンルの映画なんだけど、観ている間に、睡魔が、、、、 チャンピオンズリーグのリバプールV.S.アーセナルを観るために朝の3時半に起きた影響が、こんなところに出てくるとは。

でも、1972年のマンキウィッツ版『探偵 スルース』を観た時も、確か、睡魔に襲われたような気が。同じタイプの映画なら、アイラ・レヴィンの舞台劇の映画化で、シドニー・ルメットが撮った『デス・トラップ 死の罠』のほうが断然うまいんじゃないのかなあ。

 2008年04月06日
 ラスト、コーション
Posted by ag at 23:59/ カテゴリー: MOVIE_Database

ラスト、コーション監督:李安(アン・リー)
出演:梁朝偉 (トニー・レオン)、湯唯 (タン・ウェイ)、王力宏 (ワン・リーホン)、陳冲 (ジョアン・チェン)、トゥオ・ツォンファ、チュウ・チーイン、チェン・ガーロウ、クー・ユールン、ガァオ・インシュアン、ジョンソン・イェン
原題:色・戒、Lust, Caution
制作:アメリカ/2007
URL:http://www.wisepolicy.com/lust_caution/
場所:ワーナー・マイカル・シネマズ板橋

アン・リーの映画は嫌いじゃない。しっかりとした絵の作りやカメラのスムーズな動きなんて観ていて気持ち良い。今回も、マージャンのシーンだけを見ても、ポンとチーのリズムとともに、流れるように牌と人物の表情を追いかけるカメラに、うまいなあ、と思うことしきり。

だから、そこにストーリーをうまく盛りつけてさえくれれば、即、自分の好きなタイプの映画ができあがるんだけど、それが実現したのは『いつか晴れた日に』だけだった。

評判の良かった『グリーン・デスティニー』も『ブロークバック・マウンテン』も、ストーリーがありきたりだし、つまらないし、語ってくれないし、で、そのうっとりするような絵作りだけを堪能するだけで終始してしまったのが惜しくて、惜しくて。

この『ラスト、コーション』も、タン・ウェイが演じるチアチーの心情をやけにぼかして描いているので、ワン・リーホン演じる学友で同志のクァンへの想いや、トニー・レオン演じるスパイのイーへの気持ちの変化などがストーリーとして明確に組み込まれてこない。それが唯一現れたのは、クァンの突然のキスに対するチアチーの「なぜ、3年前にそれをしてくれなかったの?」のセリフのみ。それはそれでひとつの方法なんだろうけど、自分としては、そこにもうちょっと手がかりがないと映画として楽しめない気質なもんで、今回も最後まで絵作りを楽しむだけの映画となってしまったのが、惜しくて。

それに、チアチーが映画ファンである設定も、もうちょっとストーリーに絡んでくれれば良かったのに。イングリッド・バーグマンの『別離』を観てボロボロ泣くシーンなんて、『別離』を知らなければただの情景でしかないから。

そうそう、『別離』と言えば原題は“Intermezzo”で、イングリッド・バーグマンのスウェーデン時代の『間奏曲』(原題は同じく“Intermezzo”)のリメイク作品。セルズニックがバーグマンをハリウッドへ呼んで作らせた最初の映画。だから、ブラームスの「間奏曲」がこの映画のサウンド・トラックとなっていたりする。

 2008年04月05日
 夜のピクニック
Posted by ag at 11:26/ カテゴリー: BOOK_Database

夜のピクニック著者:恩田陸
出版社:新潮社
購入場所:BOOK OFF 西新宿小滝橋通り店

むかし、NHK教育テレビでやっていた「六番目の小夜子」というドラマを何の気なしに見ていた。なぜ、教育テレビのドラマなんてものに目がとまったのかさっぱり記憶にないんだけど、すべてのチャンネルをサーチしていたときに栗山千明あたりが目に止まったんだとおもう。おそらく自分が見た「六番目の小夜子」は2003年1月4日~3月22日の再放送で、ちょうど『キル・ビル』の公開がその年の10月に迫っていたことから栗山千明にピンときたんじゃないかとおもう。

で、その「六番目の小夜子」には原作があって、作者が恩田陸であることを知ったのはさらにそのあと。今は亡き「季刊 本とコンピュータ」の2004年夏号だったとおもうんだけど、角田光代と恩田陸の対談があって、そこで「六番目の小夜子」は恩田陸が書いたものだと知ったような気がする。

角田光代のほうは、2005年の3月に「情熱大陸」の放送があったことから、さらに興味が増していくつかの作品を読んだんだけど、恩田陸のほうは、この「情熱大陸」のようなひと押しがなくて、結局読まずじまい。どこかに突き進む時って、まったく関係ない複数の違った方向から、進め! 進め! って言われるんだけど、恩田陸にはそれがなかった。

ここで、自転車が登場。街を自転車で流している時に、BOOK OFFを見かけるとぶらりと入ってしまう癖があるんだけど、小滝橋通りのBOOK OFFに入ったときに、ついに「六番目の小夜子」を見てから5年目にして恩田陸への“ひと押し”が突然とやってきた。105円で売っている「夜のピクニック」が棚にあったのだ。

「夜のピクニック」は、最近、幅を効かせている多部未華子で映画化もされ、本屋大賞や『本の雑誌』が選ぶノンジャンルベスト10では1位にも選ばれていたことから、ちょっと読んでみたいとはおもっていたんだけど、やっぱり“ひと押し”がなかった。

で、105円だから購入して読んでみる。

う〜ん。角田光代の「対岸の彼女」のような感動はまったくなかった。角田光代が書くキャラクターより、恩田陸の書くキャラクターのほうを薄っぺらく感じてしまって、さらにキャラが立ってないような気がしてしまって、、とくに、榊杏奈と、その弟の榊順弥をもうちょっとうまく押し出してくれていると良かったのに。

ag-n
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