小さな出版社の日々
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 2005年03月22日
 文字を読む端末としてのケータイ
Posted by ag at 17:11 / カテゴリー: 本

電車に乗ると必ず誰かしらケータイのメールを読んでいる。書いている。バス停で待っている年配の人も一生懸命メールを打っていたりする。誰もが日々メールを読み書きする時代となった。つまり、誰もが何かしら必ず文字を読んでいる時代になった。おそらく、一昔前と比べたら、一人当たりの文字を読む量が増えたんじゃないだろうか。

と引き替えに、本が読まれなくなったと言われて久しい。特に若い人に対して顕著だと言われる。こんなにみんなが文字を読んでいるのに、なぜ、若い人たちは本の文字は読まないのだろう?

文体が古くさいから?
直感的にビビッとこないから?
とにかく意味ワカンナイ?

しかし、と同時に、若い作家も雨後のたけのこのように生まれてきている。芥川賞を取った綿矢りさや金原ひとみ。最近話題の山崎ナオコーラや白岩玄。テレビ東京の番組『ガイアの夜明け』では、携帯メールから飛出した小説「Deep Love」を書いたYoshiを紹介していた。

ケータイで、このような作家の作品がすぐに読めるのなら、パケ代を気にせずに読めるんだったら、若い人たちはもっと文学作品を読むんじゃないかと思う。きっかけはそんなライトな小説から入って、もしかすると、その中からバージョンアップする人が生まれて来るかも知れない。

となると、問題はケータイで文字を読む環境だ。

Vodafone 72NK
T-Time5.5のベータ版を使って、青空文庫の横光利一「鳥」をVodafone 72NKのイメージショーで表示。

もうちょっと簡単にならないと、フツーの人たちは使わないだろうなあ。