パシフィック・リム

監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:チャーリー・ハナム、菊地凛子、イドリス・エルバ、チャーリー・デイ、バーン・ゴーマン、クリフトン・コリンズ・Jr、マックス・マルティーニ、ロバート・カジンスキー、ロン・パールマン、芦田愛菜
声:杉田智和、林原めぐみ、玄田哲章、古谷徹、三ツ矢雄二、千葉繁、池田秀一、浪川大輔、ケンドーコバヤシ、芦田愛菜
原題:Pacific Rim
制作:アメリカ/2013
URL:http://wwws.warnerbros.co.jp/pacificrim/
場所:ユナイテッド・シネマとしまえん

公開初日からロボットオタクの方々のテンション高めのツイートがバンバン流れて来て、微に入り細に入ったマニアックな視点をいかに指摘できるのか選手権が激化して、もう行かずとも観た気分にさせられてしまった『パシフィック・リム』ですが、でも体験型映画鑑賞スタイルのIMAXにはツイートだけでは味わえない肌で感じる臨場感もあるし、巨大ロボットと怪獣の戦いならばいつもよりも重低音の度合いもことさらアップしているとおもわれるので、ここはしっかりと映画館に足を運んで、ロボットオタクの方々の言われるポイントをしっかりと確認して来ました。

なるほど、確かにギレルモ・デル・トロの日本の怪獣映画やロボットアニメへのリスペクトはひしひしと感じられるし、VFXも細かな部分にまで作り込まれていて、大味なドラマ部分の陳腐さが消し飛んでしまうほどにそれは補って余りあるものだった。このような映画に対してみんなが盛り上がっているところに、映画のクオリティをうんぬん云って水を差すのも野暮な気がして、ここはみんなと同じようにテンションを高めて、まるでアトラクションを楽しむようにIMAX3Dを単純に楽しめば良いような気がして来た。ただひとつだけ、大変申し訳ないのですがひとつだけ気になってしょうがなかった。これは最近のハリウッド系SFアクション映画に対して共通に言えることだけど、画面が暗い! 3D映画なのでさらに暗い! これじゃ動きの速いシーンでは何が起きているかさっぱりわからない。日本のロボットアニメでも怪獣映画でもウルトラマンシリーズでもみんな青空の下で闘っているじゃないか。そこも日本の特撮に習って欲しかった。

→ギレルモ・デル・トロ→チャーリー・ハナム→アメリカ/2013→ユナイテッド・シネマとしまえん→★★★☆