キャプテン・マーベル

監督:アンナ・ボーデン&ライアン・フレック
出演:ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ベン・メンデルソーン、ジャイモン・フンスー、リー・ペイス、ラシャーナ・リンチ、ジェンマ・チャン、アネット・ベニング、クラーク・グレッグ、ジュード・ロウ
原題:Captain Marvel
制作:アメリカ/2019
URL:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html
場所:109シネマズ木場

もうすぐ『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開される。前作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、あのハルクでさえ赤子の手をひねるようにやられてしまうサノスの絶大なるパワーを見せつけられては、いったいアベンジャーズはどのような戦いを挑むんだろうと、ちょっと双方のパワーバランスが崩れているところがとても気になってしまう。

と、憂慮していたところに『キャプテン・マーベル』が来た。映画を観て、そのキャプテン・マーベルの強さにびっくり。なるほど、サノスとアベンジャーズとの対戦のバランスをとるために、ここでキャプテン・マーベルを用意してきたわけだ。

それにしてもニック・フューリーが今までのシリーズの中でキャプテン・マーベルのことを言及してこなかったのはおかしい。これじゃ、まるで後出しジャンケンないか。サノスがかわいそう。

ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンの顔を若くする技術がすごかった。メイクアップ技術ではなくてVFXでコントロールする肌の張り、艶の良さにうっとり。

→アンナ・ボーデン&ライアン・フレック→ブリー・ラーソン→アメリカ/2019→109シネマズ木場→★★★☆

青い街(ブルータウン)の狼

監督:古川卓巳
出演:二谷英明、芦川いづみ、二本柳寛、藤村有弘、杉江弘、千代侑子、チコ・ローランド、高品格
制作:日活/1962
URL:
場所:神保町シアター

『祈るひと』に続いて神保町シアター「恋する女優 芦川いづみ デビュー65周年記念スペシャル」で『青い街(ブルータウン)の狼』。

芦川いづみを観るためだとしても、映画としては、いやー、ちょっとひどかった。ストーリーが込み入っているのにそれをキチンと脚本が整理出来ていないし、だから飛行機が爆破されるかもしれないサスペンスが盛り上がらないし。じゃあ、肝心の芦川いづみが良かったかと云えば、唯一の見せ場が横浜のバーで歌うシーンくらい。残念ながら吹き替えの可能性が高いけど。ああ、でも、当時の日活の粗雑濫造、いや違う、玉石混交の映画群は嫌いじゃない。

→古川卓巳→二谷英明→日活/1962→神保町シアター→★★

祈るひと

監督:滝沢英輔
出演:芦川いづみ、下元勉、月丘夢路、金子信雄、小高雄二、木浦佑三、信欣三、東恵美子、内藤武敏、阪口美奈子、高田敏江、細川ちか子、奈良岡朋子、宇野重吉
制作:日活/1959
URL:
場所:神保町シアター

個人的に芦川いづみのベスト3を考えたときに、川島雄三の『風船』(1956)と中平康の『あした晴れるか』(1960)は決まりだけど、あともう一つは何だろう? 市川崑『青春怪談』の“シンデ”かなあ。まあ、まだ見ていない映画も多いので、そのなかにベストが隠れているかもしれない。

と云うことで、神保町シアターに久しぶりに来て、まだ見たことのない芦川いづみ主演の『祈るひと』を観た。

この映画が芦川いづみのベストになる予感がまったくない状態で観たら、やはりその出来もイマイチな映画だった。とにかくやたらと回想シーンが多い映画で、回想のさらにその回想まであるのはおもわず失笑するくらいだった。でも、父親と母親との関係に悩む娘を演じる芦川いづみが良かったので最後までまったく飽きることはなかった。

ただ、映画の途中から後ろの方の席の爺さん(とおもわれる)がずっとぶつぶつ独り言を言っていたのには面食らった。こっちは前のほうの席だったので比較的被害が少なかったけど、ああいう人への対処方法は何が正解なんだろう。近くの人が注意すべきなんだろうけど、とても普通の精神状態の人とはおもえないし。

→滝沢英輔→芦川いづみ→日活/1959→神保町シアター→★★☆