監督:ジェラール・ウーリー
出演:デビッド・ニーブン、ジャン・ポール・ベルモンド、ブールヴィル、イーライ・ウォラック、シルビア・モンティ、フランク・バロア
原題:Le cerveau
制作:フランス、イタリア、アメリカ/1969
URL:https://belmondoisback.com
場所:新宿武蔵野館

今回の新宿武蔵野館での「ジャン・ポール・ベルモンド傑作選」に町山智浩が次の言葉を寄せている。

ベルモンドがいなかった世界を想像して欲しい。もしかしたら、 ヌーヴェル・ヴァーグもコブラもジャッキー・チェンも、ルパン三世もいなかったかもしれないんだよ!

いつもながら、それは言いすぎだよ、とはおもわなくはないけれど、たしかに今回のジェラール・ウーリー監督の『大頭脳』は「ルパン三世」のアニメ版に大きな影響を与えているような映画だった。シトロエンやプジョーの車が数多く登場するのも、まるで宮崎駿版「ルパン三世」を見ているようだった。

でも、このような軽妙洒脱な映画で115分は長かった。90分くらいに収めるテンポで、ラストの札束が舞うシーンがあったら、もっとウキウキして映画館を後にすることが出来たのに。

→ジェラール・ウーリー→デビッド・ニーブン→フランス/1969→★★★

監督:ジョルジュ・ロートネル
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、マリー・クリスティン・デスコード、エリザベス・マルゴーニ、ロベール・オッセン、ミシェル・ボーヌ
原題:Le professionnel
制作:フランス/1981
URL:https://belmondoisback.com
場所:新宿武蔵野館

考えてみると、ジャン=ポール・ベルモンドの映画をそんなに多く観ていない。映画館で観たのはゴダールの『勝手にしやがれ』と『気狂いピエロ』とトリュフォーの『暗くなるまでこの恋を』くらい。そしてテレビで見た日本語吹替版のアラン・レネ『薔薇のスタビスキー』が印象に残っていて、WOWOWで見たジャン=ピエール・メルヴィルの『いぬ』もちょっと印象に残っているくらい。

そしてなぜか、この時期に、「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」が新宿武蔵野館で始まったので、良い機会だからちょっと観に行った。

ジョルジュ・ロートネル監督の『プロフェッショナル』は全体的にもっさりとしたアクション映画だった。ジャン=ポール・ベルモンドの動きがキビキビとしていない。なのに、あいつは伝説の男だ、みたいな扱いになっているのが笑えて、ところどころ、そんな感じのオフビートな笑いに溢れている映画だった。この手の映画が面白く感じるのって、なんなんだろう? 中原昌也が選びそうな映画。いや、それにしてはちょっとまともな映画かなあ。

→ジョルジュ・ロートネル→ジャン=ポール・ベルモンド→フランス/1981→★★★