監督:ハイファ・アル=マンスール
出演:エル・ファニング、ダグラス・ブース、ベル・パウリー、ベン・ハーディ、メイジー・ウィリアムズ、スティーヴン・ディレイン
原題:Mary Shelley
制作:アイルランド、ルクセンブルグ、アメリカ/2017
URL:https://gaga.ne.jp/maryshelley/
場所:シネマカリテ

今年最初の映画は『少女は自転車にのって』を撮ったサウジアラビアの女性監督ハイファ・アル=マンスールの『メアリーの総て』。

メアリー・シェリーの「フランケンシュタイン」は青空文庫に宍戸儀一訳が公開されていて、

https://www.aozora.gr.jp/cards/001176/card44904.html

登録されたときにすぐさま読もうと考えていたのに、まったくの手付かずのままだった。『メアリーの総て』が公開されたことをきっかけとして、今年には絶対に読もうと新年のはじめに決意をあらたに。

『メアリーの総て』でメアリー・シェリーを演じたエル・ファニングは、最近の『20センチュリー・ウーマン』と『パーティで女の子に話しかけるには』で自分にとってのNo.1女優になりつつあって、この『メアリーの総て』もめちゃくちゃ期待はしていたのだけれど、文章を書く女性にしては文系オタク臭が少し足りなかった気がしないでもない。実際のメアリー・シェリーの肖像画を見ても、メリル・ストリープやティルダ・スウィントンに似た神経質で繊細な感じが見て取れて、エル・ファニングの少女的なかわいらしさとはまったくかけ離れているような気がしてしまった。

映画の構成も、メアリー・シェリーが「フランケンシュタイン」を書くきっかけとなるのが夫のパーシー・シェリー やバイロンとの関係にあることはもちろんわかるのだけれど、スイスにあるバイロンの屋敷のシーンがくどくどと長くて、それでいて「フランケンシュタイン」を出版化する部分がハイスピードで短いのはバランス的にも偏っているような気が、、、「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」が出版化される部分にもっと重きを置いている映画かと勝手に思い込んでいたのでちょっとがっかり。

→ハイファ・アル=マンスール→エル・ファニング→アイルランド、ルクセンブルグ、アメリカ/2017→シネマカリテ→★★★