監督:神山健治 声:ブライアン・コックス、ガイア・ワイス、ルーク・パスクァリーノ、マイケル・ワイルドマン、ロレイン・アシュボーン、ローレンス・ウボング・ウィリアムズ、ベンジャミン・ウェインライト、ヤズダン・カフーリ、ショーン・ドゥーリー 原題:The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim 制作:アメリカ/2024 URL:https://wwws.warnerbros.co.jp/lotr-movie/ 場所:MOVIXさいたま
クリストファー・ボルグリ監督の『ドリーム・シナリオ』もプロット構成が良くて、書けもしない自分の研究の本に固執し続ける平凡な大学教授をおもいっきり持ち上げてドスンと落とすなんてあまりにも底意地が悪い。底意地が悪すぎるからこそ映画として面白いし、最後まで飽くことはなかった。この一連の騒動の最中に、なぜ妻に夫の夢を見させないのか? の疑問も、なるほど、そういう「落ち」にしたかったのね、と納得してしまった。エンドクレジットには静かにトーキング・ヘッズの「City of Dreams」が流れる余韻も。
監督:トッド・フィリップス 出演:ホアキン・フェニックス、レディー・ガガ、ブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナー、ザジー・ビーツ 原題:Joker: Folie à Deux 制作:アメリカ/2024 URL:https://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/ 場所:ユナイテッド・シネマ浦和
3つのストーリーはすべて「R.M.F.」でつながっている。「R.M.F.」を演じているのはヨルゴス・ステファナコス。最初「R.M.F.」はヨルゴス・ランティモス自身が演じているのかとおもってしまった。それぐらいに、どことなく似ている。だから「R.M.F.」には監督からのメッセージが込められているんじゃないのか、「R」「M」「F」には意味があって、それぞれが原題の「Kinds of Kindness(優しさの種類)」を表しているのではないか、と見てしまった。