監督:ケネス・ブラナー
出演:ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス、デイジー・リドリー、ウィレム・デフォー、ジョシュ・ギャッド、デレク・ジャコビ、レスリー・オドム・Jr.、マーワン・ケンザリ、マーワン・ケンザリ、ルーシー・ボーイントン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、セルゲイ・ポルーニン、トム・ベイトマン
原題:Murder on the Orient Express
制作:アメリカ/2017
URL:http://www.foxmovies-jp.com/orient-movie/
場所:109シネマズ木場

すでに誰もが犯人を知っている有名な推理小説を映画化する時に、もちろん犯人あてのサスペンスで映画を持たせるのは無理が生じてしまうので、どこか違う部分で勝負をしなければならなくなる。ケネス・ブラナーの『オリエント急行殺人事件』はまさにそこを期待して観に行った。

卵の大きさにこだわるエルキュール・ポワロに焦点を当てたオープニングには、おっ! 新しいことが始まるな! の期待を抱かせるに充分だった。でも徐々に、VFXはすごいんだけど、その期待はしぼんで行ってしまった。もうちょっと奇をてらったことをやっても良かったんじゃないのかなあ。たとえ原作ファンに総スカンを食らっても。

シドニー・ルメット版『オリエント急行殺人事件』はオールスタア・キャストが魅力の一つだった。その点においても、今回もオールスタア・キャストが欲しかったかなあ。

→ケネス・ブラナー→ケネス・ブラナー→アメリカ/2017→109シネマズ木場→★★★