監督:石田祐康
声:北香那、蒼井優、釘宮理恵、潘めぐみ、福井美樹、西島秀俊、竹中直人
制作:「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会/2018
URL:http://penguin-highway.com
場所:MOVIXさいたま

「小学4年生のアオヤマ君の住む街で、ある日突然、ペンギンの群れが出現する怪事が起こり始めた」のアニメーションを観始めた時に、やはりその設定に最初から心が踊るのか、それともまったく踊らないのか、簡単に二分されてしまうおもう。今回の『ペンギン・ハイウェイ』について云えば私は後者だった。意識の高い小学4年生にも鼻がつくし、突然現れたペンギンの謎にもなんら好奇心が掻き立てられることはなかった。そう考えると宮崎駿のアニメーションって、ナウシカでもラピュタでも、前提としての世界観の押し出し方が巧いんだろうなあ。ファーストシーンだけで気持ちを高揚させる何かが必ずある。

それに、このストーリーの中に小学4年生が大人の女性のおっぱいに興味を持つシーンを入れることに何の意味があるんだかさっぱりわからなかった。もうちょっと高学年の設定ならば性的な意味合いを持たせることが出来たのだろうけど、どっちかと云えば母性的な意味にしか捉えられず、小さな男の子が母親に男と女の性差を興味本位に聞くくらいのエピソードくらいにしかおもえなかった。それにしては父親に比べて実際の母親の描き方が希薄だったなあ。そんなところも、ぼんやりとした映画だった。

→石田祐康→(声)北香那→「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会/2018→MOVIXさいたま→★★☆