監督:リカルド・フレーダー
出演:バーバラ・スティール、ロバート・フレミング、シルヴァーノ・トランキッリ、マリア・テレサ・ヴィアネッロ、ハリエット・メーディン
原題:The Horrible Dr. Hichcock
制作:イタリア/1964
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場所:アテネ・フランセ文化センター

前回に続いてアテネ・フランセ文化センターで行われた「中原昌也への白紙委任状」へ。

「中原昌也への白紙委任状」で中原昌也が選ぶ映画はひどい映画ばかりだ。ストーリーに流れがなくて、いや、流れがないばかりか前後のつながりがわからん! と云う映画ばかりをピックアップして紹介してくれる。それでも、じゃあめちゃくちゃつまらないのかと云うと、そう云うわけでもない。そのひどさが楽しめるのだ。ひどい映画が楽しめる場合と、まったく楽しめない場合の境界線ってなんだろう? そこがよくわからない。中原昌也が云っていたように、脚本、監督はひどくても周りのスタッフに優秀な人がいる場合には全体的な格調がアップしてその「ひどさ」を包み込んでくれるのかもしれない。一見するとしっかりとした映画に見える場合には、その中の「ひどさ」とのズレで可笑しさを生んで楽しめるのかもしれない。

映画上映後の恐怖映画研究家、山崎圭司とのトークによると、リカルド・フレーダーは撮影をさっさと切り上げて遊びに行きたいような監督だったらしい。やっつけ仕事なのに、それなりの映画が出来てしまうと云うそのギャップが、結果として楽しめる映画を生み出してるのかなあ。

→リカルド・フレーダー→バーバラ・スティール→イタリア/1964→アテネ・フランセ文化センター→★★☆