処女の泉

監督:イングマール・ベルイマン
出演:マックス・フォン・シドー、ビルギッタ・ヴァルベルイ、グンネル・リンドブロム、ビルギッタ・ペテルソン
原題:Jungfrukällan
制作:スウェーデン/1960
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場所:新文芸坐

もし自分が信仰に篤くて日々の精進も怠らないのに酷い災難に会ってしまったとしたら、神が試練を与えてくださっているんだわ、なんてことを云えるほどの人間に果たしてなれるのかどうか。一回の災難だけならまだしもそれが何度も続いたとしたら、確実に「神の沈黙」を呪うに違いない。『処女の泉』のマックス・フォン・シドーのように、娘がレイプされて殺されたのなら、信仰的には許されない復讐を誓うに違いない。

神よ、それでも黙っているのか。

ベルイマンの初期の映画はそれに尽きるとおもう。信仰心も何も無い自分なのにいつもそれを考えてしまう。

もし自分が何かしらの宗教を信仰するとしたら、奇跡を行ってもらうためではなくて、日々の生活を律するための拠り所にするためだけだろうなあ。

→イングマール・ベルイマン→マックス・フォン・シドー→スウェーデン/1960→新文芸坐→★★★☆