監督:ニテーシュ・アンジャーン
出演:メッテ・ホルム
原題:Dreaming Murakami
制作:デンマーク/2017
URL:https://www.sunny-film.com/dreamingmurakami
場所:新宿武蔵野館

村上春樹作品の翻訳を手がけるデンマーク人翻訳家のメッテ・ホルムを追ったドキュメンタリー。

この映画の予告編を観たときに、日本語を自国語へ翻訳する場合には、すでに英語などに翻訳された本から「重訳」する場合が多いのに、直接日本語と格闘しているメッテ・ホルムの姿に感動を覚えて、デンマーク語への言葉の選び方にどのようなポリシーが存在するんだろうかと、そこにだけ多大なる関心を持ってこの映画が観たくなってしまった。

で、期待して映画を観て、たしかに日本語と格闘するメッテ・ホルムの姿がカメラに収められてはいたんだけど、そこはほんのちょっとで、どちらかと云えば村上春樹の「かえるくん、東京を救う」にインスパイアされたイメージシーンが多用されていて、うーん、そのカエルはいらないなあ、とおもいながら観てしまった。うーん、ちょっと残念だった。

→ニテーシュ・アンジャーン→メッテ・ホルム→デンマーク/2017→新宿武蔵野館→★★★